LAD、1988以来のチャンプへ好スタート
現地2019年10月3日、ナ・リーグ勝利1位クラブとワイルドカードを勝ち上がったクラブの対決が行われました。
ナショナルズ@ドジャースは、ドジャー・スタジアムにて午後5時38分にプレーボール。まだ明るいうちからのスタートとなりました。
ロスター
25人のロスターですが、ドジャースの特筆はルーキーが4人も登録されていること。ピッチャーのダスティン・メイ、野手のマット・ビーティー、ギャビン・ラックス、ウィル・スミスが入りました。
ルーキーOFのアレックス・ベルドゥーゴ(左打ち)は腹斜筋を傷めてILに入っており、予定ではポストシーズンに出て来れるはずでしたが、このNLDSでは無理をさせませんでした。ただでさえ、左打ちのいいバッターが揃っているのでその意味でも厳しかったかもしれません。
一方のナッツは、ベストな25人を入れることが出来たと思います。
スターター
Nationals | Dodgers |
1.ターナー-SS-(R) 2.イートン-RF-(L) 3. レンドン-3B-(R) 4.ソト-LF-(L) 5. ケンドリック-1B-(R) 6. A・カブレラ-2B-(S) 7. ロブレス-CF-(R) 8. ゴームズ-C-(R) 9.コービン-P-(L) | 1.ポロック-LF-(R) 2. フリース-1B-(R) 3. ターナー-3B-(R) 4. ベリンジャー-CF-(L) 5. テイラー-RF-(R) 6.マンシー-2B-(L) 7. シーガー-SS- (L) 8.スミス-C-(R) 9. ビューラー-P-(R) |
ドジャースはナショナルズの先発がレフティーのパトリック・コービンということで上位に右打者を多用。一方のナッツはライティーのビューラーが相手ということでベストなオーダーを作ることが出来ました。
(サマリー)LAD、投手力でナッツに圧倒
初回、順調にゲームインしたビューラー(Walker Buehler)に対し、ナショナルズのパトリック・コービン(Patrick Corbin)は1回裏に4四球を与え、押出で先取点を献上。ビューラーは4回表に3つの四球を出してくずれかけますが、A・カブレラを力で押し切って無失点。
5回裏、ドジャースはランナーを一人置いてクリス・テイラーが1塁へ強いゴロを放ち、これをナショナルズのハウイー・ケンドリック(Howie Kendrick)がトンネル。1塁ランナーが一気に還り2点目。
ナショナルズはドジャースの投手陣にチャンスを作ることができず。
一方のドジャースは7回裏にM・マンシーのタイムリーで2点を追加、さらに8回裏にはルーキーのギャビン・ラックスとマックス・マンシーにソロHRが飛び出し6−0。最後はジョー・ケリーが抑え、ドジャースが6−0で初戦を取りました。
Game Score
初戦を獲ったクラブが勝ち進む確率は72%
もう一つのSTL@ATL戦の記事でも触れましたが、5ゲームシリーズでは初戦を取った方のクラブが72%でCSに勝ち進みます。
データ上、ドジャースは有利になりました。
2つのポイント
1. ナッツ、守備が乱れる!7 Walk、2エラー
ワイルドカードでブルワーズに劇的勝利で勝ち上がり、勢いをキープしたままかと思ったナショナルズでしたが、むしろ固さが見られました。
投手陣はパトリック・コービンの初回の4四球を始め、4人で計7四球。ハンター・ストリックランドは四球は出していないのですが、8回にラックスとマンシーにHRを浴び、2被弾。
そして痛かったのが、ハウイー・ケンドリックのタイムリー・エラーですね。これは本人も悔しがっていました。
この前に2回にビューラーの打球処理にも失敗し、ケンドリックは2エラーとなってしまいました。
2. ドジャース投手陣の球威勝ち
このゲーム、ナショナルズが放ったのは2安打のみ。ドジャースのリレーに完全に封じられました。
アンソニー・レンドン、フアン・ソトは特別にマークされていたとも言えます。
3番手で出てきた前田投手は1.2イニングをパーフェクト。
ビューラー、PS5連続7K以上達成!
ウォーカー・ビューラーですが、ポストシーズンのマイル・ストーンを達成しています。
2018年の登板から続いている記録として以下の2つを達成。
- 5試合連続 7SO以上
- 16イニング連続無失点
ビューラーは非常に勝負強く、2018年もタイブレーカーで圧巻のピッチングを見せました。
Game2はストラスバーグとカーショウの投げあいです。
右投手登板ゆえ、ドジャースの強力なレフティー陣がフルに稼働するガチンコの対決が見ものです!
お読みいただき、ありがとうございました。
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