ヤンキース、11安打8得点で圧勝
現地2019年10月5日、ツインズ@ヤンキースのALDS Game2が行われ、またしてもヤンキースがツインズに打線で圧倒。3回裏にディディ・グレゴリアスのグランドスラムなどが飛び出すなど7点のビッグイニングを作り、ゲームを序盤で決めました。
ツインズはレギュラーシーズンで両リーグ合わせて2位の939得点を誇った打線もこの日は元気なく散発の6安打、2得点に抑えられ、2連敗。
8-2でヤンキースが勝利し、2連勝としてALCSへ王手をかけました。
スターティング・ラインナップ
ヤンキースのメンバーは特に変更がなく、ジャッジ、エンカーナシオン、スタントンが中軸に座り、ディディ・グレゴリアスが8番という強烈な打線です。
ツインズはケプラーを1番に据え、1Bにマーウィン・ゴンザレスを入れ、C.J.クロンを下げました。
8月デビューのドブナク、ラッキーボーイになれず
下記はレギュラーシーズンのツインズのローテーションです。
【2019ツインズローテーション】
- J・オドリッジ(Odorizzi, J):15-7/ ERA 3.51→Game3
- J・ベリオス(Berrios, J):14−8/ ERA 3.68 →Game1
- K・ギブソン(Gibson, K):13−7/ ERA 4.88
- M・ピネダ( Pineda, M): 11-5/ ERA 4.01→Pedsで60試合出場停止
- M・ペレス(Perez, M): 10-7/ ERA 5.12→シーズン終盤に不調
このうちピネダとペレスがロスターから外れています。
ドブナク起用でよかったのか
ホセ・ベリオスのGame1起用はエースとしての信頼の証でよいと思うのですが、大事なGame2にジェイク・オドリッジではなく、8月にデビューしたランディー・ドブナクを持ってきました。
Game2はGame1の状況次第で、勝っていれば波に乗る、負けていればGame1の分を回復してタイに持ってくるという意味で非常に大事だと思うのですが、ここをあえてルーキー起用というのはいかがなものか?とも思いました。
デビュー以来2勝1敗、ERA1.59はいい数字ですが、対戦相手がロイヤルズ、タイガースというチーム打率が両リーグ合わせて19位と26位のチーム。
初顔合わせというところも狙っての起用だったかもしれませんが、予告先発がある以上研究し尽くされるのであまりその点ではあまり意味がなかったのではないか?と思いました。
ただ、ルーキーのフレッシュな力はうまく行けば、はずみを付けられるというメリットも確かにあります。
ただ、結果はやはり厳しいものになりました。
ドブナクは3回途中で降板。
2回裏は打者3人で斬って取ったのはよかったのですが、3回裏にノーアウト満塁のピンチをつくったところで降板。被安打6、与四球2、失点は4。2番手のタイラー・ダフィーがドブナクの貯めた3人のランナーを還してしまったので、ドブナクに3失点がつきました。
“UBER”
ヤンキース・ファンがドブナクに対して”UBER”と言っているのは、マイナー時代に”UBER”のドライバーとしてバイトしていたからです。
これはあまり好きではありません。
なお、ツインズはGame3にジェイク・オドリッジを起用して巻き返しを図ります。
田中投手、安定感のある投球で勝利に貢献
一方、ヤンキース先発の田中投手は変化球が捕手のゲイリー・サンチェスの要求通り。非常に安定感のある投球でした。
4回の1失点は四球絡みで、1アウト後に出したネルソン・クルーズへの四球のあと、ロサリオ、ガーバーにシングルで続かれ1点を失いました。そのあとはピシャリと抑えたところはさすがでした。
ツインズ、リリーバーに手応えありか
ヤンキースは3回にゲームを決めたせいか、4回以降はツインズの細かいリレーに無得点。
ツインズは3戦目以降をにらんで、リリーバーを試していたように思いました。一方、ヤンキースも8回にタイラー・リオン、9回にジョナサン・ロアイシガを投入するなど調子を確かめていたように思いました。
ツインズは3番手のデビン・スメルツァーが被安打2、無失点、4番手のC.スタシャク、5番手のトレバー・メイ、6番手のセルジオ・ロモ、7番手のZ・リテルがいずれも無失点投球で光明はありました。
Game3はミネソタに場所を移しての開催です。
ルイス・セベリーノ、ジェイク・オドリッジの投げあいです。
ツインズ、ポストシーズンでヤンキースに12連敗
ツインズは2004年以降、ポストシーズンでヤンキースと対戦し、12連敗となりました。苦手意識が受け継がれているのでしょうか。Game3で止めたいところですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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