アルトゥーベがサヨナラHR!アストロズがヤンキースとの死闘を制し、ワールドシリーズへ(ALCS)

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2019 ALCS Game 6(最終戦に)

 現地2019年10月19日、ヤンキース@アストロズのALCS Game6は凄まじいゲームとなりました。移動日なしで舞台をミニッツメイド・パークに移して行われたこのゲームは劇的な展開で好プレー続出の素晴らしい1戦になりました。

スターティング・ラインナップ

打率はゲーム開始前までのGame5までの数字です。

YankeesAstros
1. ルメイヒュー-1B-.381
2. ジャッジ-RF-.238
3. トーレス-2B-.300
4. ヒックス-CF-(S)-.222
5. エンカーナシオン-DH-.067
6.グレゴリアス-SS★-.158
7.サンチェス-C-.158
8. アーシェラ-3B-.111
9. ガードナー-LF-.111
P. グリーンーRHP
1. スプリンガー-CF-.182
2. アルトゥーベ-2B-.316
3. ブラントリー-LF-★-.300
4. ブレグマン-3B-.200
5. グリエル-1B-.050
6.コレア-SS-.211
7. アルバレス-DH-★-.053
8. マルドナード-C-.250
9. レディック-RF-.250
P. ピーコック-RHP

ブルペン・デー

 双方ともにGame7にエースを打ち立てたい思惑がありましたので、Game6はブルペン・デーとなりました。よって打順は次から次へと変わる投手に対するため、右左に関係なく現状でのベストな布陣を敷いてきました。

 ヤンキースは、スタントンがやはり思わしくなく、エンカーナシオンをDHに入れてきました。上り調子のヒックスが4番です。

 一方のアストロズは変わらず。捕手はマルドナードを起用。リードはマルドナードの方が色々やってくれるので見ている方は楽しいです。

(サマリー)HOU 6, NYY 4

 与えられたイニングを死にものぐるいで投げるブルペン・デーゆえか、ゲーム自体は非常に面白く、Game6にして”Do or Die”の様相を呈した素晴らしいゲームでした。

得点ログ

Game Score

 誰が1イニング以上を任されるかにかかってくるのがブルペン・デーですが、投手リレーは後述します。

グリエルが先制3ランHR

 先制点はアストロズで、初回アルトゥーベに二塁打を許し不利なマウンドとなってしまったチャド・グリーンが1アウト後にアレックス・ブレグマンに四球を出し、ランナーを2人出したところで、5 番のユリ・グリエルに初球を叩かれ、これが3ランHRに。アストロズが幸先よく3点を先制。

サンチェスのタイムリーで2点差に

 ヤンキースは直後の2回表、2アウトからディディ・グレゴリアスがRFへラインドライブの2塁打。つづくゲイリー・サンチェスがCFへ火の出るような当たりのクリーンヒットを放ち、ディディ・グレゴリアスが2塁から生還し、ヤンキースが1点を返します。スコアは3-1。先発のピーコックは次打者のアーシェラに四球を与えたところで、ジョシュ・ジェームスにスイッチ。

 ヤンキースは3回表に2アウトながら満塁のチャンスを作るも、1打席目に2塁打を放ったディディ・グレゴリアスがライアン・プレスリーに抑えられ無得点。

アーシェラがソロHRで1点差 

 4回表、ヤンキースは1アウトからジオ・アーシェラが右中間にHRを放ち、点差は1点差に(スコアは3−2)。投手はホセ・ウルキディでした。

アストロズが追加点 

 6回裏、ヤンキースはトミー・ケインリーをマウンドに送りますが、先頭のアルトゥーベに四球。当たっていますから慎重になりました。つづくマイケル・ブラントリーにはRF前シングルを放たれ、1塁ランナーのアルトゥーベが3塁へ進塁し、ノーアウトでランナーが1・3塁のピンチに。

 つづくアレックス・ブレグマンはSSゴロに打ち取り、ヤンキースは6-4-3のダブルプレーを狙いますが、1塁はセーフ。このダブルプレー崩れの間に3塁ランナーのアルトゥーベが生還し、アストロズが待望の追加を点を入れ、4−2に。

 8回裏、ヤンキースはザック・ブリットンから2つの四球と1本のシングルで2アウトながら満塁のチャンスを作るも、代打のアレドミス・ディアスがSSゴロに倒れ、追加点ならず。

 ゲームは4−2とアストロズがリードしたまま、いよいよ9回の攻防に。 

9回表、土壇場でルメイヒューが同点2ランHR!

 アストロズは9回表のマウンドにクローザーのロベルト・オスーナを送り、逃げ切り体勢。守備も固めました。

 ヤンキースは強気一本。先頭のジオ・アーシェラは3球続いたオスーナの4シームを叩き、LFシングルを放ちノーアウトでランナーを出しました。アーシェラはこのゲーム、振れていました。

 つづくバッターはガードナーで4回表にポールぎりぎりを外れるHR性のファウルを打っていたので、期待するところだったのですが、1ストライク後に投じられたデッドボールギリギリのインコースの4シームが効いてしまい、最後はアウトコースのチェンジアップに空振りで1アウト。ランナーを進めることが出来ず、まずい雰囲気となりました。

 しかし、つづく1番のD.J.ルメイヒューは2ボール、2ストライクから食らいつき、ファウルで4球も粘ります。この間、チェンジアップも投じられたのですがしっかり対応。そして10球目。アウトコースへのカットボールがいい高さといいコースに決まっていたのですが、ルメイヒューはこれを強振。ライトへフラフラっと上がり、フェンスを超えるHRに。ジョージ・スプリンガーがリーピングキャッチを試みましたが、わずかに届かず。これが同点の2ランHRとなり、ヤンキースが最終回に4−4に追いつきました。

 勝ち越したいところでしが、ジャッジ、トーレスがオスーナに抑え込まれ4−4で9回裏に。

アルトゥーベがサヨナラ2ランHR

 最終回、ヤンキースのマウンドはアロルディス・チャップマン。ほぼ完璧に抑えるだろうと見られていましたが、2アウトからジョージ・スプリンガーに四球。

 そして、ホセ・アルトゥーベにまわしてしまいます。アルトゥーベには4シーム、4シームと続けましたが、2球ともボール。3球目にスライダーで1ストライク。4シームで押してもらいたかったのですが、4球目のサインはスライダー。やはりアウトコースで長打を避けたかったのだと思います。

 アウトハイのボール気味の高さでしたが、アルトゥーベはこれに対応。左中間スタンドに入る劇的なサヨナラ2ランHRに。チャップマンは呆然。

 アストロズが6−4でサヨナラ勝ちし、ワールドシリーズへコマを進めたのでした。

ゲームのポイント

双方の投手リレーが好ゲームを作る

 ほぼ総力戦の様相を呈したゲームでしたが、1人でも調子が悪いと機能しないブルペンリレーですが、双方のリレーをまとめてみます・

ヤンキース

 ハップがよかっただけに先発でもというのは結果論ですね。トミー・ケインリーも悪いなりによく持ちこたえたと思います。

Enter/ExitIPHitRunBBSOHR
グリーンGS/1回1.023111
ハップ2回/3回2.000100
セッサ4回/5回2.010010
ケンリー6回1.011120
オッタビーノ7回1.000010
ブリットン8回1.000100
チャップマン9回/GF0.212111
アストロズ

 一方のアストロズですが、ルーキーのウルキディに長めのイニングを任せるという割と大胆な采配。ただ、その実力どおり、5三振を奪いました。HR1本だけでよくしのいだと思います。

Enter/ExitIPHitRunBBSOHR
ピーコックGS/2回●●-1.221120
ジェームズ-/3回●●-1.010210
プレスリー-/3回●●●0.110000
ウルキディ4回/6回●●-2.231151
ハリス-/7回1.110000
スミス8回1.010010
オスーナ9回1.022021

 双方ともに言えることですが、打たれた後にしっかりと切り替えて仕事をしたところが見ていてプロだなと感じた次第です。崩れて行く投手がいてもおかしくないのにそうならなかったところがすごいですね。

好プレーが続出

 そしてこの投手戦を支えたのが両チームの好プレーの数々でした。

ライアン・プレスリーの大きなアウト

 3回表に満塁の場面でマウンドに上がったプレスリーですが、ここで失点していたら間違いなくヤンキースに流れが傾くところでした。1アウトだけの投球になりましたが、このアウトの意味は大きかったと思います。

6回表のレディックのダイブ

 スコア3−2で1アウト1・2塁のヤンキースのチャンスの場面でヒット性の当たりをダイブして2アウトにしたレディックのプレーも大きかったと思います。

7回表のブラントリーのダイブ&送球

 スコアが4−2となった7回表。1アウトランナ−1塁の場面でLF前の難しい当たりをマイケル・ブラントリーがダイブ。そしてハーフウェイにいたジャッジの1塁への帰塁を許さず、ダブルプレーでチェンジにしたプレーも素晴らしかったですね。

8回表のアルトゥーベ、コレアのダブルプレー

 8回表、1アウトランナー1塁の場面のセカンドゴロを4−6−3のダブルプレーに仕留めたアストロズの二遊間のボディー・バランスが素晴らしかったです。カルロス・コレアの球速は94.5mph(152.08kmh)でした。もっと速いような気がしますね。

MVPはアルトゥーベに

ALCS MVPにはこの試合を決めたホセ・アルトゥーベが選ばれました。23打数8安打、HR2本、3RBI。

WSはアストロズVSナショナルズに

 これでワールドシリーズはアストロズVSナショナルズの対戦です。レギュラーシーズンの勝率がアストロズの方が高いので、アストロズにホームフィールドアドバンテージが与えられ、ヒューストン・スタートです。

 Game7用に温存していたゲリット・コールがGame 1で使えますね!

 ついつい90年代のブレーブスのローテーションと例えてしまった両クラブの対戦。当たっているアルトゥーベ、レンドンへの対応、ナッツのブルペンなど見どころ満載ですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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コメント

  1. inter より:

    終戦。
    以前少しだけコメントしたヤンカスです。
    勝手ながらこのブログのコメントにて1年の総括をさせていただきます。
    今年1年本当にこのブログにはお世話になりました。
    本当にありがとうございました。
    この1年本当にヤンキースはよく闘ったなと思います。悔いなし。
    アストロズとのALCSは点差以上に実力の差をひしひしと感じ、諦めのつく内容でした。
    多分何回やっても結果は同じと言い切れるぐらい大きな差があったと思います。
    この経験をまた来年以降に繋げていければという前向きになれるチームになって2019年は終われたと思います。
    擁護しきれないほどマナーの悪いファンや行いが残念ながらあるのがヤンキースですが、
    僕たちだって地区優勝すら7年ぶりで、長いリビルドだったわけで、
    こういうファンがいる故のヘイトや、伝統球団の重圧と闘ってきたヤンキースの選手やスタッフ、そしてファンを心から誇りに思います。
    僕たちを好きで嫌われているわけじゃなくて、でも毅然と闘ってきたことを何よりも誇りに思います。
    またオフシーズンもこのブログを楽しみに拝見させていただきます。
    (むしろオフシーズンのほうが楽しみ)
    それでは長くなりましたが失礼致します。

    • hirotee より:

      inter様
      こんにちは。
      残念でしたね。
      >この1年本当にヤンキースはよく闘ったなと思います。
      これは本当に言えます。主力がILだらけでしたので、正直今年もBOSがもらったと思っていました。
      ところが、勝ち方を知っているクラブだなと感心したこと多数。
      5月19日に初めて首位に立ってからは2位に落ちたのはたったの2日だけで単に数字上の問題でした。
      結局6月15日からずっと首位を継続しました。
      >アストロズとのALCSは点差以上に実力の差をひしひしと感じ、諦めのつく内容でした。
      今年のILの状況から言えば、そうも言えるかもしれませんが、エンカーナシオンがブレーキでしたね。
      デッドボールから復帰して、腹斜筋も傷めましたのでこのポストシーズンは満身創痍だったのではないか?と思います。
      ゲリット・コールという今年の旬の投手が相手だと余計にモメンタムを崩すのは難しかったかもしれません。
      それにしてもD.J.ルメイヒューはよくやりましたよね。ロッキーズ時代から大好きだったので、彼の年間を通しての活躍と
      あとはブルペンですね。本当に素晴らしかったと思います。
      オッタビーノは調子を落としていましたね。
      またポストシーズンではG・サンチェスも調子が今ひとつだったので無理やり出ていたかもしれませんね。
      >またオフシーズンもこのブログを楽しみに拝見させていただきます。
      ありがとうございます。ぜひご訪問なさってください。

      エンカーナシオンを獲得したときは、そりゃないよ!とは思いました(笑)。
      オフの動きも楽しみですね。

      五月雨式にすみません。
      G7のチャップマンですが、ファストボールでストライクを取れなかったんですね。
      サンチェスもなんでスライダーばかり要求するのかと不思議でなりませんでした。
      スライダー多投で余計にファストボールが投げにくくなったのではないかと思いました。

      またよろしくお願いします。

      • inter より:

        返信いつもご丁寧にありがとうございます。
        G6のChapmanに関しては僕の見解ですが、やはり2連投目で球数を重ねるとフォーシームがアウトハイに抜けてしまう傾向がここ1年でも何度かありました。
        実際今年の夏の@TBでもG6と同じ現象が起きた記憶があります。
        そうなると見せ球にもならず全く使い物にならなくなるということがSanchezには分かっていたのではないのかなと思います。
        もちろんAltuveで勝負せず次のMarisnickで勝負しても良かったとはもちろんおもいますが、結果論かなあとも思います。

        本当にLeMaiheuは今年でより一層好きになりました笑
        1Bの守備ももっとゲームを増えればGG級にこなせると思います。
        来年も活躍楽しみです。

        Ottavinoは前半のMVPとも言えるので誰も彼を責めれないはす。
        去年のMILのJeffressにも言えることだと思います。

        EncarnacionやStantonには確かに不満は残りますが、これがPOかなって感じ。

        今offはやはりSSがどうなるかですね、、
        Didiがどうなるかですよね、、
        QO呑むのでしょうか、、
        Torresの守備は擁護しきれないぐらい粗い部分があるので彼をSSで固定するのか疑問ではあります。(もちろん伸び代も感じます。)
        CLEのLindorとかトレードで獲得できたらいいですが笑
        MILのMoustakasとかARIのEscobarほうがまだ現実的かなぁとは思います。
        あとはSPですがColeは多分無理だと思ってるのでどうなることやらってかんじですね。

        また長くなってしまいすみませんでした。

        • hirotee より:

          inter様
          いつもありがとうございます!
          ALCSの最終戦はGame6でしたね。すみません。間違えていました。
          >やはり2連投目で球数を重ねるとフォーシームがアウトハイに抜けてしまう傾向がここ1年でも何度かありました。
          なんかおかしな抜け方をしていたのはそういうところも関係していたのですね!
          >そうなると見せ球にもならず全く使い物にならなくなるということがSanchezには分かっていたのではないのかなと思います。
          なるほど。サンチェスも苦心の末だったのですね。
          >次のMarisnickで勝負しても良かった
          そうですね。野村監督くらいの勝負師なら敬遠していたでしょうね。
          あの選択は強気で行かないとという意味もあったと思うので、むしろ評価したいですね。
          >本当にLeMaiheuは今年でより一層好きになりました笑
          いい選手です!
          >Ottavinoは前半のMVPとも言える
          PSは疲れが出たのかもしれませんね。
          >QO呑むのでしょうか
          ディディ・クラス今までの傾向からすれば飲まないとは思います。
          SSとして囲い込むとは思います。
          >Torresの守備
          SSはいいんですけど、2Bの時はたまに粗い時がありますね。
          >CLEのLindorとかトレードで獲得できたらいいですが笑
          ご遠慮ください 笑 
          >SPですがCole
          こちらもご遠慮ください 笑 
          ボラスですから、十分にあり得ますね。

          またどうぞ、よろしくおねがいします。コメントありがとうございました。