TDLの雄となったパドレス
ではトレードデッドライン2020まとめのナ・リーグ編です。
とにかく両リーグを通じてそうですが、パドレスに尽きるという動きでした。当ブログも個別の移籍記事はパドレスの話題を連投することとなりました。
見方などの説明
凡例というほどのものでもありませんが、あまり皆さんが?にならないように予め記載方法を記しておきたいと思います。
- WEB上の読み込みの関係でア・リーグとナ・リーグで分けました。
- 掲載順は現地2020年9月4日時点での順位です。
- クラブごとのIN とOUTでまとめているので、かなり選手名は重複してしまいます。
- PTBNLはPlayer to be named later:後日指名の略
- フューチャー・コンシダレーションは、たとえば中米の選手を獲得するために必要なインターナショナル・ボーナス・スロットの枠がなどが該当します。
NL イースト
ブレーブス
(IN)
- LHP トミー・ミローン(BAL):交換要員はPTBNL
(OUT)
- 3B ヤンガービス・ソラルテ:リリース
- 1B マット・アダムス:DFA
- 1B ヨンダー・アロンソ(SDP):金銭トレード
【感想】
トミー・ミローンで大丈夫か?と思いましたが、BALでは結果を出しているので、先発の補強になるかもしれません。クレビンジャーを狙っていたようではあります。
フィリーズ
(IN)
- RHP デービッド・フェルプス(MIL):交換要員はPTBNL
- RHP デービッド・ヘイル(NYY)
- RHP ブランドン・ワークマン(BOS/Brandon Workman)
- RHP ヒース・ハンブリー(BOS/ Heath Hembree)
(OUT)
- LHP オースティン・デービス(PIT):交換要員はPTBNL
- RHP アディソン・ラス(NYY)
- RHP ニック・ピベッタ(BOS)
- RHP コナー・シーボルト(BOS)
- RHP エドガー・ガルシア(TBR):交換要員はPTBNL
【感想】
補強というよりはハーパーの信念の強さで盛り返した感のあるフィリーズ。善循環でワークマンらが機能すればさらに良しですね。
マーリンズ
(IN)
- CF スターリン・マルテ(ARI)
(OUT)
- SS ジョナサン・ビヤー(TOR):交換要員はPTBNL
- LHP カレブ・スミス(ARI):マルテとのトレード+PTBNL
- RHP フンベルト・メヒア(ARI):同上
- OF トラビス・シュナイダー:リリース
【感想】
スターリン・マルテを獲得とはやはりポストシーズンに意欲ありというところですね。
メッツ
(IN)
- 3B トッド・フレイジャー(TEX)
- C ロビンソン・チリノス(TEX)
- RHP ミゲル・カストロ(BAL)
(OUT)
- LHP ケビン・スミス(BAL):ミゲル・カストロとのトレード+PTBNL
- OF フアン・ラガレス:DFA→FAに
- RHP ウォーカー・ロケット:DFA
【感想】
実務家と言えそうな仕事のできる選手を獲得。ポストシーズンを狙っているようです。
ナショナルズ
(IN)
- INF ブロック・ホルト: MILからFA
(OUT) 大きなディールはなし
【感想】
前年WSチャンプは今季、苦しんでいますが、トレイ・ターナーは絶好調。フアン・ソトは安定感あり。やはり実力はあるクラブなので、ストラスバーグの離脱の穴などはクラブ内で解決という判断に至ったように思います。
NL セントラル
カブス
(IN)
- OF キャメロン・メイビン(DET)
- LHP ジョシュ・オーシッチ(BOS):交換要員はPTBNL
- LHP アンドリュー・チャフィーン(ARI):+CASH。交換要員はPTBNL
- OF ホセ・マルチネス(TBR):交換要員はPTBNL
(OUT)
- SS ザック・ショート(DET)
- C ジョシュ・フェルグリー:DFA
- 2B エルナン・ペレス: DFA
- CF イアン・ミラー:DFA
【感想】
チャフィーンの獲得は大きいと思います。
ブルワーズ
(IN)特になし
(OUT)
- RHP デービッド・フェルプス(PHI):交換要員はPTBNL
- RHP ジャスティン・グリム:リリース
- INF ブロック・ホルト(WSH) : DFA(8/22)→リリース(8/26)→WSHへ
- 1B/DHローガン・モリソン:DFA→FA
【感想】
スリムにしたというところでしょうか。それにしてもプロスペクトを獲得できませんでした。今のメンバーを出してしまうとシーズンの競り合いを落としてしまうというところかもしれません。トレードデッドライン後も整理しています。
カージナルス
大きな動きなし
【感想】
COVID−19のクラスターもあったので、まずは自軍の立て直しをというところでしょうか。TDLはパスしてオフに動きそうですね。
レッズ
(IN)
- OF ブライアン・グッドウィン(LAA)
- RHP アーチー・ブラッドリー(ARI)
- RHP ライリー・オブライエン(TBR)
- RHP ジェイ・ジャクソン:FAとしてマイナー契約
(OUT)
- LHP パッキー・ノートン(LAA):グッドウィンとのトレード+PTNBL
- OF ジョン・バンミーター(ARI):ブラッドリーとのトレード
- OF スチュアート・フェアチャイルド(ARI):同上
- RHP ペドロ・ストロップ:リリース
- OF フィリップ・アービン:DFA
- LHP コディー・リード(TBR):オブライエンとのトレード
【感想】
アーチー・ブラッドリーを獲得とは驚きました。
パイレーツ
(IN)
- LHP オースティン・デービス(PHI):CASH+ PTBNL
(OUT)
- OF ジャロッド・ダイソン(CWS) : 対価はインターナショナル・ボーナス・マネー
【感想】
厳しいですね。資本の注入が可能であれば、やってもらいたいところです。
NL ウェスト
ドジャース
(IN)大きな動きなし
(OUT)
- RHP ロス・ストリップリング(TOR):交換要員はPTNBL
- RHP AJラモス:リリース
パドレス
(IN)
(From SEA)
- オースティン・ノラ(Austin Nola ): UTL(1B/C/2B)、30才/右投げ右打ち
- オースティン・アダムス(Austin Adams ):RHP/29才/右投げ右打ち
- ダン・アルタビラ(Dan Altavilla ):RHP/27才/右投げ右打ち
- C ジェイソン・カストロ(LAA)
(From CLE)
- マイク・クレビンジャー(Mike Clevinger): RHP/29才/右投げ右打ち
- グレッグ・アレン(Greg Allen ):OF/27才/右投げスイッチ
- PTBNL(Player to be named later):後日指名
- RHP:トレバー・ローゼンタール(KCR)
- 1B ミッチ・モアランド(BOS)
(OUT)
(To SEA)
- テイラー・トランメル(Taylor Trammell):OF/22才/左投げ左打ち
- タイ・フランス(Ty France): INF/26才/右投げ右打ち
- ルイス・トレンズ(Luis Torrens): C/24才/右投げ右打ち
- アンドレ・ムニョス( Andres Munoz):RHP/21才/右投げ右打ち
(To CLE)
- ジョシュ・ネイラー(Josh Naylor):OF、1B/23才/左投げ左打ち
- オースティン・ヘッジス(Austin Hedges):C/28才/右投げ右打ち
- カル・クアントリル(Cal Quantrill) : RHP/25才/右投げ左打ち
- ガブリエル・アリアス(Gabriel Arias):SS/20才/右投げ右打ち
- ジョーイ・カンティーヨ(Joey Cantillo):LHP/20才/左投げ左打ち
- オーウェン・ミラー(Owen Miller):INF/23才/右投げ右打ち
- CF ジェイソン・ロザリオ(BOS/ Jeisson Rosario):20才/左投げ左打ち
- INF ハドソン・ポッツ(BOS/ Hudson Potts): 21才/右投げ右打ち
- CF エドワード・オリバレス(KCR):+PTBNL
【感想】
もともと動くときには動くクラブで、「TDLの雄」となりました。
ロッキーズ
(IN)
- OF ケビン・ピラー(BOS):交換要員はPTBNLとフューチャー・コンシダレーション
- RHP マイケル・ギブンズ(BAL)
(OUT)
- 1B タイラー・ネビン(BAL)
- SS テリン・ヴァブラ(BAL)
ジャイアンツ
(IN)
- LHP アンソニー・バンダ(TRB):金銭トレードで獲得
- 3B ダニエル・ロバートソン(TBR):金銭トレードで獲得
(OUT)
- C ロブ・ブラントリー(NYY):金銭トレード
- OF ハンター・ペンス:DFA→リリース
- 2B ヨルマー・サンチェス:リリース→FAでCWSとサイン
Dバックス
(IN)
- LHP トラビス・バーゲン(TOR)
- OF ジョン・バンミーター(CIN):ブラッドリーとのトレード
- OF スチュアート・フェアチャイルド(CIN):同上
(OUT)
- LHP ロビー・レイ(TOR)
- RHP アーチー・ブラッドリー(CIN)
- OF スターリン・マルテ(MIA)
- LHP アンドリュー・チャフィーン(CHC):交換要員はPTBNL
【感想】
ロビー・レイはここで出しましたか?というタイミングでした。とにかくプロスペクトが豊富なので、サラリーを抑えにかかったようです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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