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【MLB2026】”好調”村上が13号HR!気になる速球の対応状況と三振率をHRログで見てみる

ホワイトソックスは村上効果で連勝

 現地2026年5月1日、ホワイトソックスはインターリーグで強敵のサンディエゴ・パドレスとのシリーズが始まりました。

 この日、ホワイトソックスは2回表にパドレス先発のヘルマン・マルケスから3つの四球と犠牲フライなどで3得点。さらに2アウト1、3塁で村上宗隆選手が3ランHRを放って一気に6得点。

 守っては先発となったルーキー左腕のノア・シュルツ(Noah Schultz)が立ち上がりに3つの四球で2アウト満塁のピンチを作るも、このピンチを無失点で乗り切ってからはパドレス打線を6回までスコアレスで抑え込み見事にゲームメイク。

 2025年までのホワイトソックスなら序盤に大量点を奪ってもゲーム終盤までにリードを吐き出すケースが多かったのですが、ノア・シュルツの好投でパドレスの反撃の意欲を挫きました。

 ホワイトソックスはその後、コルソン・モンゴメリーのHRなどで追加点を上げて8得点。8回裏にオズバルド・ビドが2点を奪われたものの、8-2で勝利。

MLB Gameday: White Sox 8, Padres 2 Final Score (05/01/2026)
Follow MLB results with FREE box scores, pitch-by-pitch strikezone inf…

ホワイトソックスは4連勝

 ホワイトソックスはこの西海岸への遠征ですでにエンゼルスをスウィープ。パドレスとの初戦もものにし、4連勝としてシーズン成績を15勝17敗とし、勝率5割まであと2勝と迫りました。

 ALセントラルは現在どのチームも拮抗し、半ば潰し合いの様相を呈しており、ガーディアンズが首位にいるものの、17勝16敗と貯金がたった1での首位です。ホワイトソックスはこの日で3位に入り、この連勝モードを継続すればすぐにでも首位にも立てる状況です。

 ホワイトソックスは2022年以降、苦しんで来ましたが、新戦力の勢いとチームの変革でいい戦いが続いております。

村上の13本はMLB NO.1

 さて、ホワイトソックスを変えている功労者とも言っていい村上選手はこの日もHRを放ち、現時点で計13本。これはMLBのHRランクで単独トップの数字です。

 同じア・リーグでHRを量産しているヨルダン・アルバレス(HOU)、アーロン・ジャッジ(NYY)は12本、ベン・ライス(NYY)は11本、ナ・リーグとなりますが、カイル・シュワーバー(PHI)が11本という状況で錚々たるメンバーとHR争いをしております。

村上のHRログ

 これまでの村上選手のHRログを調べてみました。

#DatevsPitcherPitch
Type
Pitch
Speed

MPH
Exit
Velocity
MPH
Distance
Feet
1Mar 26@MILJake
Woodford
(RHP)
Cutter90.5103384
2Mar 28@MILChad
Patrick
(RHP)
4 seam91.8102.9409
3Mar 29@MILBrandon
Sproat
(RHP)
Cutter93.2102.1375
4Apr 4TORBrendon
Little
(LHP)
Sinker93.9111.1431
5Apr 14TBYoendrys
Gómez
(RHP)
4 Seam94.1110.8398
6Apr 17@ATHElvis
Alvarado
(RHP)
4 Seam98.2114.1431
7Apr 18@ATHHogan
Harris
(LHP)
Curve73.4103.9415
8Apr 19@ATHJeffrey
Springs
(LHP)
Slider83.1114.1425
9Apr
21
@AZMerrill
Kelly
(RHP)
Changeup89.3113426
10Apr
22
@AZRyan
Thompson
(RHP)
4 Seam90.8110.2451
11Apr
24
WSHMiles
Mikolas
(RHP)
Changeup88104415
12Apr
27
LAADrew
Pomeranz
(LHP)
4 Seam92.995.8382
13May
1
@SDPGerman
Marquez
(RHP)
Knuckle
Curve
85.3 111.1 412

契約前の懸念点はどうか?

【MLB2026】ヤクルト・村上のポスティング手続きの詳細と獲得見込みのクラブについて
現地2025年11月7日、ヤクルト・村上のポスティング手続きがスタート。交渉期間は現地11/8から12/22まで。ポスティングのプロセスの説明と獲得の噂の上がっているクラブなどについて記載しています
【MLB2026】ヤクルト・村上はホワイトソックスと2年契約で合意へ(更新あり)
現地2025年12月21日、ヤクルト・村上がホワイトソックスと2年契約で合意となりました。その詳細です。

 さて、村上選手はNPBでルーキーイヤーの2018年を除いて過去7シーズンで屈指の強打者として活躍してきました。とりわけ、2022年の56本塁打は、王さんが保持していたシーズン最多本塁打の日本選手としての記録を更新したのは周知の事実です。この年のRBIは134。

 NPBでの8シーズンの通算成績は、246本塁打、843安打、647打点、.273/.394/.550、OPS .945。

 そんな村上選手でしたが、ポスティング申請当初のMLBでの打撃は2つの懸念点がありました。これがネックで市場では価値が上がりませんでした。

(1)93mph以上への対応

 まず大きな懸念となった一つがNPBで93mph以上の打率が.095 であった点ですこれが市場での人気ダウンの決定打にもなったのですが、上記のHRログだけを見ると、MAXは98.2mphの4シームで、93mphから94mphのファストボールにも対応。

 Fangraphsでの現時点の4シームの打率は.263とかなり良いです。ただし、MIN 87.3mphからMAX 100.2mphのレンジの中での打率ですので、90mph程度も含まれ多数です。しかし、概ね、懸念された速球への対応はクリアーしているのではないでしょうか。

 それに、遅い球をかなりHRにしているので、緩急問わず、甘いボールを逃していない点はさすがにNPBで鍛えられた証であると思います。

(2)SO%は?

 もう一つ、契約前に懸念されていたのが高い三振率。これは2024-2025年の2年で約30%(28%から29%の間)を記録しておりました。

 シーズンが始まり、ここまでの村上選手の三振数は46(現地2026年5月1日)。これはMLBでは多い方から数えて5位タイですが、ア・リーグでは2位タイ。アスレチックスのニック・カーツと同じ数字ではあります。

 ここまでのSO%は33.8%でやはり高いです(MLBアベレージは22.1%)。 

 球種ごとのWhiff%(空振り率)は4シームが33.8%、スライダーが62.9%、チェンジアップが51.7%、シンカーが36.4%、カーブが36.8%、カッターが26.7%、スウィーパーが54.2%、スプリットが50.0%、スラーブが100%。MLBもスラーブを記録として残しているのはちょっと驚きましたが、今はスライダー系に苦戦しているところです。

 左打者なので、左投手が出た時は大きなスライダーを投じられるのでこれはもうどんな優秀な左打者でも率がある程度高くなるのは仕方ありません。

vs 左投手は?

 ちなみに投手の左右の違いでどうか?というと、右投手が.263/.398/.600、OPS .998、左投手が.182/.349/.545、OPS .894とちょっと左右でギャップがあります。

覚悟あり 

 筆者は契約前、ドジャースが動かなかったのが気になりました。これはそういう見方をしているのだと。

 シーズンが始まってみると、もはや50本後半のペースでHRを量産。

 それにかなりチーム内で盛り上げ役も担い、雰囲気づくりにも貢献。その点でこれまでの地位をかなぐり捨てて貪欲に勝利にコミットしているなと思います。

 あとは6月以降ですね。色々と疲れが出てくる時にガクンと落ちると思います。その後にどこまでこのラインを修復出来るか?ドジャースはそこを見ていたのでは?とも勝手に推測しております。

 村上選手、どうなるでしょうね!?

 お読みいただき、ありがとうございました。

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