メッツ、クローザーをトレード
いやー驚きました!
現地2018年7月21日、メッツのクローザー、ジェウリス・ファミリア(J. Familia)のトレードが成立。相手先はなんとアスレチックスとなりました!
背景
21日時点でメッツは40勝56敗でナ・リーグ東地区最下位。さらに主要な選手であるヨエニス・セスペデスを手術で欠くようですし、なかなか上昇の機運がありません。今トレードデッドラインで主力の放出が噂されておりました。
ジェウリス・ファミリアもトレードの可能性を示唆されていて、その動向が注目されておりました。クローザーを欲しがるチームが7、8チームもある中でまさかアスレチックスに決まるとは正直思いませんでした。
アスレチックス、首位追撃中
アスレチックスですが、21日時点でア・リーグ西地区3位。
ア・リーグ西地区順位
1位 アストロズ 66−35
2位 マリナーズ 59−40
3位 アスレチックス 56-43
4位 エンゼルス 49-50
5位 レンジャーズ 51−48 2018年7月21日時点
アストロズという突出したチームがある中で、マリナーズとともにワイルド・カードを狙える位置につけています。ワイルドカードは現状で行けば、ヤンキース、マリナーズ、アスレチックスという争い。
シーズン後半を見込んで、ここでウィーバー公示なしで選手を獲得できるトレード・デッドラインで戦力を補強しようという戦略を打ち出しました。
さすが、ビリー・ビーンGMは強気ですね!
トレードの中身
このトレードで動くのは、ファミリアと2人のマイナー・リーガー。
Athletics Gets | Mets Gets |
ジェウリス・ファミリア Closer | ボビー・ワル(Bobby Wahl )RHP 26才
ウィル・トフィー(Will Toffey )3B 23才 インターナショナル・サイニング・ボーナス 100万ドル分の枠 |
ボビー・ワル
ボビー・ワルはすでにメジャー・デビュー済みの投手。リリーバーです。
ウィル・トフィー
ウィル・トフィーは右投げ左打ちの内野手で現在ダブルAに所属。2017アマチュア・ドラフトでオークランドから4巡目で指名を受けプロ入り。長打よりは安打数や出塁率で勝負するタイプ。
トレードのバランスから言えば、メッツはもう少し上位のプロスペクトを指名してもよかったんではないかとも思います。これは条件にも因りますからね。
ファミリアのスタッツ
何と言っても2015年、2016年のセーブ数(43、51)が素晴らしいです。
ファミリアが入ったことで、オークランドのブルペンはかなり鉄壁となりました。
さらに強化されたA’sのブルペン
クローザーは、今オールスターでもゲームを締めたブレイク・トライネン(Blake Treinen)がおり、ファミリアとダブルでゲームを締めることができます。おそらく、ファミリアがセットアップに回るのではないかと思われます。またルー・トリビーノ(Lou Trivino)もいます。
アスレチックスの後半のブルペン陣
- ブレイク・トライネン・・・41試合/5勝2敗 24S/ERA 1.08
- ジェウリス・ファミリア・・・40試合/4勝4敗 17S/ERA 2.88
- ルー・トリビーノ・・・36試合/7勝1敗 4S/ERA 1.22
(現地2018年7月21日時点の成績)
2014年のロイヤルズ並み
アメリカの報道では2014年から2015年にウェイド・デービス、ケルビン・ヘレーラ、グレッグ・ホランドがいたロイヤルズ並みに盤石なリリーバー陣を形成との見方も出ています。
アスレチックス、面白くなってきました!
そのアスレチックスのスタジアム関連の話題を次の記事で書きたいと思います。
メッツはこんな時期もあったんですけどね・・・↓
お読みいただき、ありがとうございました。
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