ブレーブスのロスターの動き
現地2026年5月21日、アトランタ・ブレーブスはマイアミとの4ゲームシリーズのファイナルに臨み、先発のスペンサー・ストライダーがサンディー・アルカンタラとの投げ合いを制し、6.1イニングで被安打4、失点3、ER 3とゲームメイク。ただ、HRを3本打たれたのでまだ本来のストライダーの姿とは程遠い印象ですが、それでもERAは3.00をマークするなど先発して十分すぎるくらいの投球を見せています。
打ってはマイケル・ハリス2世とマイク・ヤストレムスキーが序盤にHRを放ち、ストライダーを援護。一旦はマイアミに2-3と1点差まで詰め寄られましたが、中盤から終盤にかけてタイムリーを重ねて、終わってみれば9-3で完勝。シリーズを3勝1敗で制しました。

ブレーブスはこの勝利で今季早くも35勝目。MLBトップの勝利数でもはや40勝も見えてきました。強いですね。
そんな強いブレーブスですが、実は緊急事態が発生しております。
ブレーブスは捕手を2人欠く状態
ショーン・マーフィーは左手中指の骨折
ブレーブスの正捕手と言えばショーン・マーフィーですが、5月10日のドジャース戦でキム・ヘソンに打撃妨害を犯してしまい、その際にミットを叩かれて、左手中指を骨折。少なくとも8週間の離脱を余儀なくされました。現在は10 Days IL中。
ドレイク・ボールドウィンは右外腹斜筋の肉離れ
ショーン・マーフィーがいなくてもブレーブスには2025年にROYを受賞したドレイク・ボールドウィンがいるじゃないか!という安心材料もあったのですが、そのボールドウィンも5月18日のマイアミとのシリーズ初戦の3回に腰の違和感からゲームを離脱。翌19日に行われた検査の結果、右腹斜筋のグレード1の捻挫が明らかになり、現在は10 Days IL。彼の場合、症状の回復と相談という形になるので、現時点ではまだ復帰のタイムテーブルが出ておりません。
久々にサンディー・レオンがマスク
マーフィー、ボールドウィンと本来なら出場機会をシェアしていた捕手2人を失ったブレーブスは、サンディー・レオンと5月12日にサイン。レッドソックス・ファンからすれば懐かしい名前ですね。
サンディー・レオンは2024年からブレーブスに在籍。2025シーズン終了後にFAとなり、一旦は2025年10月7日にブレーブスとマイナー契約でサインしていました。しかし、4月22日にリリースされ、FAとなっていたのです。そこにショーン・マーフィーの怪我が発生したため、再契約となったのでした。
サンディー・レオンは37歳となりましたが、頑張ってもらいたいですね。
チャドウィック・トロンプもマイナーから招集
そしてドレイク・ボールドウィンも離脱したということで、ブレーブスは5月21日にウェーバー公示となっていたマーベリック・ハンドリーをクレームオフ。マーベリック・ハンドリーは19日にオリオールズからDFAとなっていました。
そのような補強もしつつも、19日にはトリプルAからチャドウィック・トロンプを招集。メジャー・ロスターに入れました。
現地2026年5月21日時点で、捕手のアクティス・ロスターはサンディー・レオンとチャドウィック・トロンプの2人という状況。マイアミとのシリーズ・ファイナルではチャドウィック・トロンプがマスクをかぶりました。
2人とも守備は堅実なのは確か。しかし、オフェンス面ではガクンと落ち、とてもショーン・マーフィーやドレイク・ボールドウィンの穴を埋めるには至りません。ブレーブスは最低でも6月末まではこの2人の体制で臨まなければなりません。もうおそらく守備特化で肚を括るしかないでしょう。その代わり、他の打者がカバーすると。
痛すぎるドレイク・ボールドウィンの離脱
25歳のドレイク・ボールドウィンは2025年にNL ROY(新人王)を受賞。2026シーズンもさらなる進化を見せていて、打率.303、OBP.389、SLG.543の好成績をマーク。2025年は19 HRでしたが、今季は既に13HRを記録し、現時点でMLB 8位タイ。
これだけでも素晴らしい成績ですが、本来、捕手の打撃成績は平均より約12%低いと言われていることを考えると、ボールドウィンの打撃は驚異的であったと評されるべきでしょう。さらに、彼は守備でも優れたブロッキング能力と平均的なフレーミング能力を持ち、もはや怪我の多いショーン・マーフィーを凌ぐ活躍を見せていたといった状況でした。
ブレーブスの今季の35勝もこのボールドウィンの貢献が大きかっただけに痛い離脱ではあります。
アーロン・バマーをリリース
この一大事にブレーブスは他の面でも動きました。5月19日、32歳のリリーバー左腕のアーロン・バマーをリリースしております。
ホワイトソックスにいたアーロン・バマーは2023年11月にトレードでブレーブスに移籍。この時、ブレーブスが出したのが、マイケル・ソロカ(RHP/SP)、ジャレッド・シャスター(LHP/SP)、ニッキー・ロペス(INF)、ブレーデン・シューメイク(SS)、ライリー・ゴーウェンズ(RHP/SP)の5名。

バマーはブレーブス移籍後の2024年、2025年の2シーズンで98試合に登板し、109.2 IPでERA 3.69をマーク。この2年は大いに活躍しました。ただ、2025年の終盤は左肩を痛めて離脱しておりました。2025年はその影響もあってか、SOレートと球速が低下しておりました。
2026年に入り、その傾向はさらに悪化。15.3IPで、ERA は7.63。19試合の登板のうち5試合で複数失点を喫しており、その大半はここ5週間での記録。4月13日以降、バマーは11.1イニングで被安打17、BB 7、失点15(ER13)。この期間に6本のHRを浴び、SOレートはわずか16.9%でした。
ブレーブス、かなり大変な状況ですが、現時点から7月末までの70日ほどの間にどれだけ今の成績をキープ出来るか、注目ですね。
お読みいただき、ありがとうございました。

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