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【MLB2024】勝率5割超え、NLウエスト2位で上昇気流に乗ったDバックスはトレードDLでバイヤーへ

Dバックス、NLウエスト2位に躍進

 7月に入り、ドジャース、パドレス、ブレーブスと続く厳しいシリーズを6勝4敗で乗り切ったDバックスはブレーブスとのシリーズファイナルを終えた2024年7月11日時点で47勝47敗でついに勝率を5割に乗せました。

オールスター前に5割/NLウエスト2位に

 さらにオールスター前最後の3連戦となったブルージェイズとのシリーズにおいてもGm1でサヨナラ勝利を納めてついに貯金は1に。この時点でナ・リーグ西地区の順位は勝率でパドレスを上回り、2位に躍進。結局、ブルージェイズとのシリーズを2勝1敗で勝ち越したDバックスは前半戦を49勝48敗の貯金1で折り返すことに。

 オールスター明けはカブスとの3ゲームシリーズに臨んでおり、現地2024年7月19日のGm1は5-2のスコアで快勝。そして現地2024年7月20日のGm2においても、エースのザック・ギャレンがカブス打線を5回3ヒッター、スコアレスに抑える好投で3-0でシャットアウト勝利。これによりシーズン成績を51勝48敗としたDバックスは上昇気流に乗ったと思って間違いないです。

評価すべき戦績

 このDバックスの勝率5割超え、NLウエスト2位への躍進は非常に評価すべき戦績。

 それは先発ローテーションに複数の怪我人が出ているにもかかわらず、このポジションにたどりついたからです。Dバックスは自分たちの勝利のフォーマットを見つけ出したと言ってよく、これから復帰するローテーション投手はいわばおまけでプラスにしかならない要素。これからDバックスはますます勝率が上がるかもしれません!

IL入り多数だったDバックスのローテーション

 Dバックスは5月31日にエースのザック・ギャレンを右ハムストリングスの張りで欠き、復帰したのは6月29日。1ヶ月もエースが離脱したのです。

 さらに、メリル・ケリーは4月23日に右肩の張りで離脱。7月23日(火)にブルペン・セッションを開始する予定。現時点で2ヶ月半離脱しています。

 このトップ2が揃って離脱していた期間があったのがDバックスがスタートで苦戦した大きな要素でもあります。

 そして3月28日に左肩の炎症を訴えたエドゥアルド・ロドリゲスは4月17日に60 Day ILに移管。今季はまだ登板出来ておりません。そんなE・ロッドですが、7月6日に受けたMRIの診断結果が良好で、すでにスローイング・セッションを開始済み。

J・モンゴメリーはまもなく復帰

 今オフに肝いりで獲得したジョーダン・モンゴメリーは13試合に先発し、65.2イニングを投げ、6勝5敗でERAは6.44とラフ・スタートが続いていました。そして7月2日に右膝の炎症でIL入り。約半月間離脱しています。

 ただ、朗報としてはモンゴメリーは、すでにシミュレーションゲームにも登板しており、22日から始まるロイヤルズとのシリーズで復帰見込みです。

 またE・ロッドもメリル・ケリーも8月のどこかで復帰すると見られており、DバックスGMのマイク・ヘイゼンは非常に楽観的。

M・ヘイゼン、TDLは補強を選択(バイヤーに)

 そしてマイク・ヘイゼンは、現時点のトレード・ラインの戦略として「加える立場になることを望んでいる」、つまりバイヤーとして補強する立場を選択すると語りました。

 上述のようにDバックスは完全にコンテンダーとなりましたから。

ブルペンか野手か

 そして補強のポイントとして「ブルペンかポジションプレーヤーのどこかにフィットするようにニーズを絞り込んでいければいい」とも語りました。 上述のように先発ローテーションは復帰見込みがかなり立っていますから、ローテーションの補強はなし。

 これからDバックスのローテーションにはエースのザック・ギャレンをはじめ、ブランドン・ファート、ライン・ネルソン、そして新人のイェルバー・ディアスにジョーダン・モンゴメリー、メリル・ケリー、E・ロッドとなります。この中で何名かはブルペンに回すことにもなるでしょう。現在マイナーのスレイド・セッコーニもブルペンやローテーションの谷間で上がってくるケースも出てくるでしょう。

Dバックス、ドジャースと同じ490得点

 Dバックスは上述のように投手のやり繰りで非常に苦心しました。その状況でありながら現在のポジションまで上がってきたのはやはり打撃の力があったからです。現地2024年7月20日終了時点で、Dバックスの得点490。これはドジャースと同じで、ナ・リーグTOPタイ。

 コービン・キャロルが前半戦で苦戦して出塁率も下がり、盗塁も激減している中、やはりケーテル・マルテ、クリスチャン・ウォーカー、ルルデス・グリエル・Jr.の3名が打線を牽引し、いずれもOPSで.700以上をマーク。

 ちなみにコービン・キャロルはどうやら復調してきた模様。後半戦大暴れしますよ!

 強いて言うなら補強したユーヘイニオ・スアレスが確実性に欠け、3BのAVG .216はMLB27位でワーストが見えている状態。野手で補強するならここがポイントではないか?とも思います。一時期、SSのヘラルド・ペルドモも怪我で離脱した期間がありましたが、ケビン・ニューマンもいますし、ジョーダン・ローラーもいますし、層は厚いです。

 やはりブルペンがメインになるかもしれませんね。

 トレード・デッドラインまであとわずか!Dバックスの動きが興味深いですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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