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【MLB Pre-2021】レッズのプロスペクト、ジョナサン・インディアが猛アピール!スアレスをSSへ動かす勢い

レッズ、内野をシフトさせるプランが浮上

 現地2021年3月15日、開幕まであと2週間と迫ったMLBですが、カクタス・リーグではレッズ@エンゼルス戦が行われ、2番DHで起用されたエンゼルスの大谷翔平選手が逆方向に2本のHRを放ち、打撃の順調な仕上がりぶりを披露。やはり大谷選手のパワーは桁違いですね。対戦投手が同じ二刀流のマイケル・ローレンツェンだったこともなかなか興味深い顔合わせだったと思います。

 エンゼルスに注目が集まったこのカードですが、レッズに面白い動きが出ていますので、ご紹介したいと思います。

(その前に)秋山選手は開幕IL

 なお、その前にハムストリングスを傷めて13日のアスレチックス戦以来、カクタス・リーグを欠場している秋山翔吾選手ですが、現地2021年3月15日、IL(Injured List)で2021シーズンの開幕を迎えることが決まりました。残念ですが、しっかり治してから復帰してもらいたいですね。レッズも秋山選手の復帰を計算に入れてメンバーを考えています。

超ホットなプロスペクト、ジョナサン・インディア

 さて、そのレッズですが、今スプリングトレーニングで猛アピールしている選手がいます。それがレッズのトップ・プロスペクト、ジョナサン・インディア(Jonathan India)。

 現地2021年3月15日のエンゼルス戦においても初回、2アウトランナー1、2塁という先取点が欲しい場面で、CF前にしぶいヒットを放ち、先制点を叩き出しました。

 15日時点でのスプリングトレーニングの成績は12試合に出場し、21打数7安打、打率.333、OBP .481、SLG .571、二塁打2本、HR1本、RBI 3。

ジョナサン・インディアとは

 ジョナサン・インディアは1996年12月15日生まれの24才。ドラフトは2018年のレッズ1巡目指名で全体順位は5位。なお、高卒時の2015年にはブルワーズから26巡目指名を受けています。

2019年プロスペクトランク53位

 そのジョナサン・インディアですが、2019年のトッププロスペクト・ランクでは53位にランクイン。

 しかし、Pre-2020、Pre-2021のトップ100ランクには登場せず。別の評価媒体であるBaseball America、Baseball Prospectusにおいてもランクインしているのは2019年だけ。Americaでは51位、Prospectusでは35位でした。特徴的な名前と早いヘッドスピードのスイングをする右打者ということで、2018-2019年くらいまでは筆者もマークしていたのですが、ここ2年ほどランキングに登場していなかったので、その存在を忘れるところでした。

 そのジョナサン・インディアの今スプリングトレーニングでのホットな活躍がレッズのプランを動かしつつあります。

3Bのエウへニオ・スアレスをSSに

 驚くべきは2019シーズンに49HRを放ったレッズの中心選手であるエウへニオ・スアレスを3BからSSへ動かすプランが浮上していることです。

 これには2つ理由があり、まず大前提としてレッズは今オフ、フレディー・ガルビスに代わる有望なSSの獲得に失敗しました。おそらくコロナ禍による収益減で大枚を使えず、もし使ったとしても、トレバー・バウアーが抜けた先発ローテーションの補強を優先させたと思われます。

 そして2つ目がジョナサン・インディアの期待以上の活躍。

ブランドン・フィリップスとのコンビを組んでいたスアレス

 エウへニオ・スアレスのMLBでのキャリアのスタートはSS。2014年にタイガースでデビューしたエウへニオ・スアレスは2015年からレッズに所属。2015年は97試合の出場でしたが、96試合をSSで過ごしました。そして当時、2Bにいたブランドン・フィリップスと二遊間を組んでいました。

 2016シーズンからは3Bにシフト。実はそれ以降も2018年はSSでの出場機会はあったもののいずれも年間1試合から3試合という状況でした。

 3Bにシフトしたからこそ、2018年以降、HRが増えたとも言えなくもないですが、スアレスのSSが打撃に負担を強いるのかどうかはちょっと注目ポイントかと思います。

 また、スアレスが退いた3Bスポットには、マイク・ムスターカスが就くことになりそうです。そしてムスターカスがいた2Bにジョナサン・インディアというプラン。

 以上はまだ決定事項ではありませんが、レッズの開幕オーダーは以下のプランになりそうな空気になってきました。

  1. ジェシー・ウィンカー(LF)
  2. ニック・カステヤーノス(RF)
  3. ジョーイ・ボット(1B)
  4. エウへニオ・スアレス(SS)
  5. マイク・ムスターカス(3B)
  6. ニック・センゼル(CF)
  7. ジョナサン・インディア(2B)
  8. タッカー・バーンハート(C)
  9. ルイス・カスティーヨ(P)

 スプリングトレーニング前半はディー=ストレンジ・ゴードン、あるいはスーパー・ユーティリティーのカイル・ファーマーがSSを務めていましたが、オフェンス面から行くとこうなるのではないかと思います。

 ジョナサン・インディアに注目ですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

 

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