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【MLB Pre2019】レッズのマイケル・ローレンツェンが投手とセンターを守る二刀流をテスト

1ゲーム内で投手と野手の二刀流の実現へ

現地2019年3月11日、おもしろいテストが行われました!

スプリング・トレーニング開始直後からというよりは、オフの間から準備していたことですが、11日のカクタス・リーグでのレッズ@インディアンス戦でついにその時が来ました。

レッズのリリーバー、マイケル・ローレンツェン(Michael Lorenzen)が、1ゲーム内で投手と野手の二刀流にチャレンジしました。

しかも外野の中心、CFでの守備です。

こちら(↓)はスプリングトレーニング開始直後に”Two-Way”での起用が明らかになったニュース映像です(現地2019年2月22日公開)。

M・ローレンツェンの2018

まだ詳しく存じ上げない方へのマイケル・ローレンツェンの簡単なプロフィールです。

マイケル・ローレンツェンは27才。投手登録なのですが、2018シーズン、リリーバーとして45試合、81.0イニングに登板し、4勝2敗、ERA 3.11を記録。

さらに、打者として31打数9安打、4HRを放っているという存在。

2019シーズンは二刀流で行くぞとクラブ側から命じられて、この日は初めてのテストという流れなのでした。

まず投手として登場

マイケル・ローレンツェンのゲーム出場は5回裏のマウンドから。

レッズが5-2と4点リードしている状況です。

まずはこの日、HRを放っていたライアン・フラハーティーをレフトフライに仕留め、1アウト。つづく、レオニス・マーティンを3球三振で2アウト。さらに、ジェイソン・キプニスも3球三振。

この辺は過去やってきたリリーバーとしての役割ですね。見事にパーフェクトに抑えました。投手としては1イニングで終了。

6回表にそのまま打席へ

そして6回表、レッズの打順が7番、8番、9番とつづくターンとなったことから、デービッド・ベル新監督は、マイケル・ローレンツェンを9番の打順に。

7番のホセ・イグレシアスがサードゴロ、8番のタッカー・バーンハートがファーストゴロに倒れて2アウト。9番のマイケル・ローレンツェンへ。

インディアンスのマウンドにはローテーション投手で長髪がトレードマークのマイク・クレビンジャー。

テストしてはもってこいの対戦相手ですね。

期待されたマイケル・ローレンツェンでしたが、この日は3球三振。3球ともスイングしたのはよかったです。

6回裏、LFではなく、なんとCF!での起用へ

6回裏のインディアンスの攻撃でマイケル・ローレンツェンはそのまま残り、しかもセンターへ。いくらなんでもLFくらいの起用かと思ったのですが、昨シーズンまで名手ビリー・ハミルトンが守っていたCFの位置につきました。

CFの守備機会はいきなり訪れ、先頭のホセ・ラミレスが初球を叩いて打球は右中間フェンスへ。ローレンツェンはボールを追い、カットマンへ送球。

ホセ・ラミレスは二塁打となりました。この回の守備機会はこれだけ。

守備では2イニング!7回裏にもCFで出場

しかし、1イニングで交代かと思ったところ、なんとローレンツェンは7回裏にもCFで出場。

1アウトランナー1塁で、オスカー・メルカドがCFへヒットを放ち、守備機会が出来ました。残念ながら、1塁ランナーの3塁への進塁は許しましたが、これはどうしようもないタイミングでした。

ローレンツェンは7回裏の守備で終了。8回に打席が回っていれば、そのまま打席に立っていたと思いますが、この日はこれで出場。7回裏の守備まででした。

レッズのDHキャンセルの動きについて

レッズはローレンツェンが6回表の打席に入ったところでDHをキャンセル。

投手が打席に入ると、その時点でDHは使えないというルール上のことです。

回も終盤に近かったので、仮にローレンツェンの後に登板した投手が打席に立つようなシチュエーションになれば、代打を送ればいいわけです。

後はいつものナ・リーグやセ・リーグ方式で遠い打順に投手を

投手起用とその打順について見ておきます。ナ・リーグなので、もういつものことなのですが一応。

6回裏に登板した投手は8番に

ローレンツェンの登板後に6回裏からマウンドに上がったアミール・ギャレットは、前の回に9番のローレンツェンが凡退した後だったので、打順の遠い8番に名を連ねました。

7回表のレッズの攻撃は4番で終了

1番から始まる打線でここは8番の投手に影響はありませんでした。この回のレッズの攻撃は4番で終了しています。

7回裏2アウト後にレッズが投手交代

7回裏のインディアンスの攻撃の際にもアミール・ギャレットが登板しましたが、2アウトを取ったところで投手交代。

バディ・ボッシャーズがマウンドに上がりました。打順は前の回に番で終了しているので、4番です。

8回表

レッズの攻撃は、8番バッターで終了。投手まで遠いですね。

8回裏

8回裏のマウンドも引き続きバディ・ボッシャーズがマウンドに。2失点されましたが、この回を投げきりました。

9回表

レッズの攻撃は2番で終了(投手は4番のままです)。

9回裏

マウンドにはヘスス・レイエス。もう延長戦がないので、4番に入っていた投手の打順にそのままレイエスを起用してます。

このような流れで投手を打線に組み込んだレッズでした。

ローレンツェンが打席に入るメリット

ローレンツェンはポパイのような体をしており、運動能力が非常に高い選手です。

彼に疲れが溜まっていない時期なら、登板→打席→登板と、代打を使わずに2イニング目も任せられ、リリーバーも1枚残せます。

また、ローレンツェンが登板中、ワンポイントで左投手を挟みたいときなら、守備に入る機会も出てくるかもしれません。2019シーズンはまだ3バッター・ミニマムは導入されませんから。

以上、おもしろいことを試したレッズでした。

なお、レッズはこのゲームでヤジエル・プイーグとマット・ケンプに一発が出ています。

レッズは、勢いが出てきましたね!

お読みいただき、ありがとうございました。

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