スポンサーリンク

【MLB2022】レッズ、長距離砲のアリスティデス・アキーノをDFAに(追記あり)

アキーノ、大苦戦のスタート

 ちょっと衝撃的なニュースが入ってきましたね。

 現地2022年4月30日、シンシナティ・レッズは、長距離打者でOF兼DHのアリスティデス・アキーノをDFAにしました。

 クラブの経営方針により、昨オフはファイヤー・セールを行ったレッズ。現地2022年4月30日を終えて、3勝18敗とMLB全30クラブ中ワーストの成績です。同じファイヤー・セールを行ったアスレチックスは、10勝11敗と5割のライン付近をキープしている中、不振のアキーノに手を加えました。

アキーノ、.049

 今季からDH採用となったナ・リーグで、その恩恵を被るはずであったアリスティデス・アキーノ。ただ、チーム事情からずっとOFを守ってはおりました。

 打撃の方ですが、7日のブレーブスとの開幕ゲームで1安打を放ったものの、その後は14日のドジャース戦でHRを1本放ったきり。

 打撃成績は、15試合で41打数2安打、1HR、0ダブル、2RBI、3Run、23三振。打率.049、OBP .093、SLG .122、OPS .215、OPS+は-40となってます。壊滅的です。

アキーノのこれから

 アリスティデス・アキーノは40manロスターから外れるDFAとなりましたので、トレードの可能性を探ります。ウェーバー公示もされ、約7日で結論が出ますが、トレードはもちろん、ウェーバーでクレームオフするクラブが出てくるか?という成績ですので、ウェーバーがクリアーになれば、そのままマイナーに残る可能性もあります。

 また、MLS2.005(現地2022年1月時点)のアキーノですが、マイナー・オプションがもう切れていたことも、今回のDFAの決断の要素の1つとも言われています。

 なお、アキーノの今季のサラリーは、$0.72M。メジャーの最低年俸が$0.7Mになりましたので、それよりは若干多いという金額です。

追記:DFA後の動き

 アリティディス・アキーノのDFA後の動きを記しておきます。

5/7、トリプルAへアウトライト

 現地2022年4月30日にDFAになったアリティディス・アキーノは、その後ウェーバー公示されましたが、クレームオフされませんでした。ウェーバーをクリアーということですね。そして選択は、トリプルAにアウトライト。他のクラブには移籍しませんでした。

5/20、再びレッズでメジャーに

 メジャーに上がった理由ですが、レッズは現地2022年5月20日からトロントでブルージェイズと対戦。トロントで試合をするにはワクチンの接種が義務付けられており、以下の4名がワクチン未接種のため、リストリクティッド・リストに入ることになり、40manの数が足らなくなったため。

 そして現地2022年5月22日にフル出場を果たし、4打数2安打、1ダブル、2RBIと結果を出しました。

 レッズは現地2022年5月23日の朝、アキーノを一旦降格。午後に再び呼び戻し、カブス戦に出場させ、結果2HRを放っています。

センセーショナルなデビュー

 1994年8月19日生まれのアキーノは現時点で28才。ドミニカ共和国出身で2011年(17才の時)にアマチュアFAとしてレッズとサイン。2018年にMLBデビュー。2018年は1打席のみの出場で三振に倒れたのみ。

 

 2019年はトリプルAで開幕を迎え、78試合、294打数88安打、打率.299、OBP .356、SLG .636、HR 28、ダブル 13、RBI 53。

 マイナー通算9年で、ドミニカウィンターリーグも含めたホームラン数は124。2,909打数で打率が.248ながら三振が760。ヒットもそこそこ打ちはするが、三振が非常に多いバッターでした。

魅力的だったオープンスタンス

 大ブレークしたのが2019シーズン。8月1日にメジャーのゲームに出るようになってから、56試合で、19HRを放ちました。8月だけで14HR。終盤2ヶ月で約20HRです。

 この時、アキーノは極端なオープン・スタンスでHRを量産。ファンを魅了したものです。

 ただ、60試合シーズンとなった2020年は23試合で、打率が.170、HRは2本のみ。

 さらに、2021シーズンは、84試合で、打率.190、OBP .299、SLG .408、HR 10とまたしても結果が出ませんでした。

 今季は2019シーズンのあの活躍を!と期待されていましたが、上述のような壊滅的な成績に。

 果たしてアキーノはあのHR量産の選手に戻るのか?厳しい立場に追い込まれました。

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLBアウォード2025】MOY(監督)はCLEのスティーブン・ボートとMILのパット・マーフィーが2年連続で受賞
【MLB2025】エマニュエル・クラセが賭博の不正投球容疑で起訴。MLBキャリアどころか、人生の危機に直面
【MLBアウォード2025】ROY(ルーキー)はA’sのニック・カーツとATLのドレイク・ボールドウィンに決定
【MLB2026】ヤクルト・村上のポスティング手続きの詳細と獲得見込みのクラブについて
【MLBアウォード2025】シルバー・スラッガー賞は大谷、カル・ロリー、ニック・カーツらが受賞
【MLB2026FA】クオリファイング・オファー(QO)を提示されたのはタッカー、シュワーバー、今永など計13名
【MLB2026】パドレス、新監督に元リリーバーのクレイグ・スタメン(41)を任命
【MLB2026】ダルビッシュ投手が右肘UCLの手術を実施。2026シーズンは全休となる見込み
【MLB2025】ドジャース、連覇の華やかなパレードを実施!すでに3ピートも視野に
【MLB Awards 2025】ゴールドグラブ賞が決定!ボビー・ウィット(SS)、PCA(OF)らが受賞
【2025WS_7】山本由伸が世界一の投手に!ミゲル・ロハスが同点HR、ウィル・スミスが勝ち越しHRを放つ!
【2025WS_6】ウォールにボールが!ドジャースが大ピンチを凌いで決戦に持ち込む!ムーキーもタイムリー
【2025WS_5】トレイ・イェサベージ、ドジャースをも封じる!7回、3ヒッター、12K!
【2025WS_4】ついに大谷がワールドシリーズで二刀流を披露!7回途中で6Kと力投するも黒星
【2018 & 2025WS_3】ムーキー、マンシー、カーショウがキャリア2度目のWSでの延長18回を経験!
【2025WS_3】延長18回、大谷が9打席!しかも2HR、2ダブル、5BB !
【2025WS_3】フレディー・フリーマンがまたもWSでサヨナラHR!佐々木、ウィル・クラインらの好投に報いる!
【MLB2026】オリオールズの新監督にクレイグ・アルバナズが就任!CLE躍進の立役者
【2025WS_2】山本由伸が強打のブルージェイズ打線を相手に完投!2試合連続完投&20人連続アウト!
【2025WS_1】大谷が記念すべきワールドシリーズ初HRを放つ!このシリーズはメイソン・フラハーティーとの対決に注目!
【2025WS_1】ブルージェイズ、6回にGSを含む9得点で大勝!ドジャースは継投に失敗
【MLB2026】ブルワーズGMのマット・アーノルドがPresident of Baseball Operationsに昇格
【MLB2026】ジャイアンツが大胆な監督交代!テネシー大のトニー・ヴィテロ氏を起用!
【MLB2026】エンゼルスの新監督はカート・スズキに決定!
【2025ALCS_7】ジョージ・スプリンガーが殊勲の逆転3ランHR!ブルージェイズがワールドシリーズへ進出!
【2025ALCS_6】ブルージェイズ、2HRとイェサベージの好投でGm7へ!マリナーズはDP3つと運なし
【MLB移籍2026】アストロズ、豪腕のネイトピアソンと1年契約で合意へ!先発へ転向
【2025NLCS_4】大谷がまた伝説を作る!投手で6回シャットアウト&10K+打者で3HR!しかもWS進出!
【2025ALCS_5】シアトルが揺れた!マリナーズが8回裏にユーヘイニオのグランドスラムで逆転勝利!
【2025NLCS_3】ドジャース、ミズロウスキーから勝ち越し!佐々木で逃げ切ってWSへ王手!
タイトルとURLをコピーしました