スポンサーリンク

【MLB 2022】ブレーブス、SEAにサヨナラ勝利を許すも、9回表2アウトから4点差を跳ね返し逆転する粘りを見せる

今季ベストゲームの1つ

 現地2022年9月11日、ブレーブス@マリナーズは素晴らしい好ゲームでしたね。

 最後はマリナーズのヒーロー的存在となっているフリオ・ロドリゲスの同点HRと、エウヘニオ・スアレスの二発でサヨナラ勝利を納めましたが、それにしても驚くべきは9回表のブレーブスの粘りです。

 完全に負け試合を土壇場の2アウトから一旦はひっくり返したのですから、これはなかなか見られるものではありません。

完全にマリナーズ・ペースで進む

 ゲームは完全にマリナーズ・ペースで進みました。9回までの流れは下記のように進みました。

  • 1回裏:J・ロドリゲスのソロHRでSEAが先制(ATL 0-1 SEA)
  • 4回表:A・ライリーのソロHRでATLが同点に(ATL 1-1 SEA)
  • 4回裏:J・オドリッジが2者連続四球→A・フレイジャーが2ラントリプル(ATL 1-3 SEA)
    S・ハガーティーのタイムリーで追加点 (ATL 1- 4 SEA)
  • 5回裏:E・スアレスのこの日1本目のHRでSEAが追加点(ATL 1- 5 SEA)
  • 6回裏:マウンドはT・マツェック。四球で出たA・フレイジャーをJP・クロフォードが二塁打で返す (ATL 1- 6 SEA)
  • 8回表:M・ハリス2世がE・スワンソンから3階席へ飛び込む特大のソロHR!ATLが1点を返す(ATL 2- 6 SEA)

マルコ・ゴンザレス、6回2ヒッター

 この好ゲームの大きな要因を作ったのは、マリナーズ先発のマルコ・ゴンザレス。ブレーブス打線がまったくタイミングが合いませんでした。6回を投げ、2ヒッター、1失点、0BB、5SOの好投。

 もう最終的には速いボールに見えてしまうという、マルコの術中にハマってしまいました。

9回表のブレーブスの粘り

 ブレーブスはまずは上述のマイケル・ハリス2世のHRが8回裏に出て、2-6とビハインドを1点でも縮めたのはよかったと思います。この1点の有無で状況は全く違ってきましたから。

D・カスティーヨの乱調

 ブレーブスをやる気にさせたのはディエゴ・カスティーヨの乱調。ディエゴ・カスティーヨは変わりなばにライリー、オルソンに連続四球を与えます。いずれも強打者とはいえ、フリーパスでランナーを二人も貯めることが出来たのは大きかったです。

 ウィリアム・コントレラスが1Bへゴロを放ち、これが進塁打になり、それぞれランナーが進塁。1アウトで2、3塁という状況。

 つづくバッターはマイケル・ハリス。前の打席で1本を許しているので、要注意なのは明白だったのですが、ディエゴ・カスティーヨがフルカウントから投じたのはスライダーで、これがベルト付近に。コースは難しかったものの、マイケル・ハリスはこれをうまくさばき、なんとRFへ3ランHR。

 ブレーブスは5-6と1点差に縮めてきました。

 ここで投手はベテランのポール・セワルドにスイッチするも、セワルドはエディー・ロザリオにシングルを許し、ランナーを背負ったところで、ロビー・グロスマンと対峙。

 グロスマンは2球目の甘めのスライダーに対処。これがRFスタンドに入る逆転2ランHRに。ブレーブスが一気呵成に7-6と逆転に成功。その後はアクーニャが死球で出塁するなど追加点の気配もあったのですが、アクーニャの盗塁死とスワンソンのSSゴロでこのイニングは終了(ATL 7- 6 SEA)。

フリオ&スアレスでSEAがサヨナラ

 1点ビハインドとなったマリナーズ。こういう逆転を許すとこのままズルズル行きそうなものですが、今季はやはり気持ちが乗っていますね。

 マウンドは抑えのケンリー・ジャンセン。この日はまったくボールが走っていなかったですね。

 そんな状態だったのにサム・ハガーティーはセイフティー・バントを試みてアウトに。そんなことをしなくてもジャンセンの調子を見ればわかるのに、勿体ないことです。

 そしてフリオ・ロドリゲス。フリオは3球目のスライダーに対処。これが弾丸ライナーでLFスタンドに飛び込む一発となり、マリナーズが6−6の同点に追いつきます。

 次打者のタイ・フランスは気負いすぎたのか、ファウルフライに倒れ、これで2アウト。

 ここでエウヘニオ・スアレスが登場。

 ブレーブス・ベンチはここで特に動かず。ジャンセンは明らかに不調でしたが、それでもマウンドに。

 そして、スアレスは3球目のシンカーをフルスイング。これが左中間スタンドに入るHRとなり、マリナーズがサヨナラ勝利を納めたのでした。

Atlanta Braves vs Seattle Mariners Box Score: September 11, 2022 | Baseball-Reference.com
Seattle Mariners beat Atlanta Braves (8-7). Sep 11, 2022, Attendance: ...

【YOUTUBE】Braves vs. Mariners Game Highlights (9/11/22) |

 マリナーズもなかなかあり得ない流れで得点したのですが、ブレーブスの9回表の逆転はやはり強いなという印象を持ちました。

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2025】大谷が5回ノーヒッター&50号HR!しかし、ドジャースは勝ちゲームを落とす
【MLB2025】フィリーズ、ドジャースとの死闘を制し、NLイースト2連覇を達成!
【MLB2025】カル・ロリーがミッキー・マントルに並ぶ54号HR!マリナーズはAL西地区単独首位へ
【MLB2025】大谷が49号!ドジャースはカーショウの初回の4失点を跳ね返して勝利
【MLB2025】タイガースのタリク・スクーバルとハビアー・バイエスの怪我の状態
【MLB2025】ウォーカー・ビューラーがフィリーズ移籍後初登板!失点傾向をケアして勝利投手に
【MLB2025】アロルディス・チャップマンの無安打記録に終止符を打ったのはシェー・ランゲリアス!
【MLB2025】レッドソックスのコナリー・アーリーが5回、11奪三振の衝撃デビュー!
【MLB2025】ドジャース、今度はコンバインド・ノーヒッターを逃すも、大きな勝利を上げる
【MLB2025】スレイド・セコーニが7回までノーヒッター!ロッキオの守備も光り、ガーディアンズがWCレースでKCを抜く!
【MLB2025】大谷が今季12本目のリードオフを含む47、48号のマルチHR!ドジャースは連敗ストップ
【MLB2025】山本が9回2アウトまでノーヒットノーラン!しかし、ドジャースは大惨事に!
【MLB2025】大谷が緊急で先発!100mph超えを連発するも、ドジャースはまたけが人が出てサヨナラ負け
【MLB2025】NLサイ・ヤングへ! ポール・スキーンズがドジャースを圧倒!ERAは1.98に!
【MLB2025】レッドソックス、試練の終盤戦へ!ローマン・アンソニーが腹斜筋を傷めてIL入り
【MLB2025】ジャイアンツ vs ロッキーズ戦でデバースの一発を巡り、ベンチクリアー!
【MLB2025】大谷、プロスペクトのババ・チャンドラーから強烈な一発(46号)!しかし、ドジャースは敗戦!
【MLB2025】パドレスのスーパー・ブルペン、ジェイソン・アダムが左足大腿四頭筋を傷めて離脱へ
【MLB移籍2025】フィリーズ、ウォーカー・ビューラーをマイナー契約で獲得!
【MLB2025】センセーショナルな活躍を見せるA’sのニック・カーツが右腹斜筋を傷める
【MLB2025】レッドソックス、アロルディス・チャップマンとの延長契約(2026)に合意
【MLB2025】レッドソックスのペイトン・トールが鮮烈デビュー!P・スキーンズとの投げ合いで好投!
【MLB2025】レッドソックス、ウォーカー・ビューラーをリリースへ
【MLB2025】カイル・シュワーバーが1試合4HR!HR数は49となり、NL単独トップに
【MLB2025】ブルワーズのクローザー、トレバー・メギルが屈筋腱を傷めてILへ
【MLB2025】大谷が移籍後初勝利!ドジャースは計19奪三振の大記録を打ち立てる!
【MLB2025】ネイサン・イオバルディがローテーター・カフを傷めてシーズン・エンドの見通し!
【MLB2025】エンゼルス、ジェイコブ・デグロム先発のレンジャーズに4-0でシャットアウト勝利
【MLB2025】ザック・ウィーラー、胸郭出口症候群(TOS)と診断される!手術必至で2025年のシーズン・エンドが濃厚
【MLB2025】ドジャース、フリーマンの2発と大谷の45号でパドレスに快勝!山本が11勝目をマーク
タイトルとURLをコピーしました