ナイスゲーム!
いよいよリーグ・チャンピオンシップ・シリーズが始まりましたね。
現地2020年10月11日、まずはア・リーグのALCS (American League Championship Series)からスタートです。翌日の現地12日から、NLCS (National League Championship Series)も始まります。
そのALCSのGame1は、レベルの高い投手戦が展開され、レイズのブルペンの強さが際立ったゲームとなりました。
ロスター
ロスターは28名。
アストロズのロスターは2019年とはずいぶんと景色が変わりましたね。2019年のROY、ヨルダン・アルバレスは両膝の関節鏡視下手術で、60day ILです。
28 players, 1 city! #ForTheH pic.twitter.com/tVGKxQCfkS
— Houston Astros (@astros) October 11, 2020
レイズ、ホセ・アルバラードが復帰
The squad for the ALCS pic.twitter.com/0Xd5F69nnX
— Tampa Bay Rays (@RaysBaseball) October 11, 2020
レイズのロスターで注目すべきは、強烈な左のツーシーマー、ホセ・アルバラードが復帰してきたことですね。本来のクローザーです。ホセ・アルバラードは左肩を傷めて10Day ILに入っていましたが、なんとか間に合ったようです。万全なら良いなと思います。
そして、そのアルバラードは8月14日にMLBで投げて以来、体重を21ポンド(約9.5kg)も落としてきたとのことです!!公式プロフィールでは体重111kgですが、もったあったはず!実態はわかりませんが、体重を落とした投手は皆、スピードが落ちて苦労しているので、彼ぐらいは止めてもらいたいなとは思いますが。
レイズもけが人だらけ
大いに頑張っているレイズの投手陣ですが、実はこれだけの投手が今不在です。にもかかわらず、この成績。すごいとしか言いようがありません。
- ヨニー・チリノス: 8月にトミージョン手術
- ブレンダン・マッケイ:COVID-19 & 8月に左肩を手術
- コリン・パシェ:7月にトミージョン手術
- チャズ・ロー:8月後半に右肘痛
B・スネル VS F・バルデス
地区シリーズ(ALDS)ではヤンキースとの死闘を制して勝ち上がってきたレイズは最終戦に注ぎ込まれるかと思いきや、ALCS用に温存されたブレイク・スネルが先発。ケビン・キャッシュ監督、懸命な判断だったと思います。
一方、戦うごとにその強さに磨きをかけてきている感のあるアストロズは、左腕のフランバー・バルデスが先発。いいピッチングが続いていますからね。
ともにブルペンがよく、先発に若干の波があり、なおかつ打撃は好調。かなり拮抗した戦いになりそうと思い、試しにラスベガスの複数のサイトを見ましたが、もう好きなようにベットしており、あまり参考にならないのでリンクを貼るのも止めておきます。
上り調子のアルトゥーベが先制HR
初回、ゲームが動きました。ロード設定で先攻のアストロズは、2番のホセ・アルトゥーベがLFへ豪快なHR。アストロズにとって、アルトゥーベの復調は大きいですね。今ポストシーズン、計3本目のHRです。
レイズ先発のブレイク・スネルは、このように1回から失点しました。しかし、あまり良くない中でも、5回を1失点とゲームメイクしたのはさすがですね。守りの援護もありました。
ランディー・アロウザリナが同点HR
アストロズ先発のフランバー・バルデスはブレイク・スネルよりも立ち上がりはよかったです。レイズは、リードオフにALDS Game5でアロルディス・チャップマンから決勝HRを放ったマイク・ブロソーを起用するなど、フランバー・バルデスの対策を講じてきましたが、フランバー・バルデスの調子がそれを上回りました。
しかし、4回裏、1アウトから2巡目の打席に入ったランディー・アロウザリナが、それを崩しました。アロウザリナはファールで粘った6球目のシンカーを豪快に叩き、これがCFへ突き刺さる同点HRに。重い空気を打ち払う一打となりました。
マイク・ズニーノが勝ち越し安打
そして5回裏、先頭のウィリー・アダムスが四球で出塁した後、2アウトを奪われながらもなんとか3塁へ進塁させたレイズは、つづくマイク・ズニーノがCFへクリーンヒット。3塁からアダムスが還り、スコアを2−1とします。
フランバー・バルデスは6回を投げ、2失点。
レイズ打線、追加点を奪えず
中盤5回に勝ち越したレイズでしたが、その後はランナーを出すも得点を奪えず。アストロズのリリーバーもよかったです。
やはりエノリ・パレデスがパーフェクト投球
特に7回裏は、ノーアウトからケビン・キアマイアーが二塁打で出塁。1アウト後、マイク・ブロソーが死球で出塁し、1アウト1、2塁のチャンスだったのですが、ここに出てきたのが、エノリ・パレデス。
パレデスはこのピンチを2者連続三振で仕留め、ピンチを脱出。またしてもパーフェクト登板となりました。しかも三振の一人はランディー・アロウザリナです。
エノリ・パレデスは未だランナーを一人も許していません。彼をどこで使うかがアストロズの後ろの鍵となりそうです。
レイズ、際立つブルペン
アルトゥーベが好調でこの日も2安打、1HR。カルロス・コレアも今ポストシーズン4HRで、打率が.500。ジョージ・スプリンガーもおり、しぶといアストロズ打線を相手に、1点で逃げ切れるのかと思ったのですが、レイズのブルペンはやり遂げました。
ブレイク・スネルの後は、ジョン・カーティス。ALDS Game1でヤンキースに5失点しましたが、ALDSの最終戦では無失点投球を披露。この日もランナーは出すも、無失点で切り抜けました。
7回からはサイド・スローのライアン・トンプソン。決して美しいフォームではありませんが、右打者は彼のツーシームが驚異です。厳しくインコースを責めるので、アウトコースへのスライダーが効果的で、1イニングをパーフェクト。
8回は左腕のアーロン・ループ。昨年はパドレスにいましたね。ただ、アーロン・ループはこの日は力みもあり、四死球が絡んで1アウト満塁のピンチをつくったところで降板。
そのような状況だったにも関わらず、ディエゴ・カスティーヨが登板し、1球でユリ・グリエルをダブルプレーにしとめ、ピンチを脱しました。
ディエゴ・カスティーヨは9回、2アウトランナー2塁でホセ・アルトゥーベを迎えましたが、三振に仕留め、ゲームセット。
イニングまたぎでしたが、標準的な17球のみでゲームを締め、連投の余力を残してゲームを締めました。
4イニングをニック・アンダーソン抜きでしのぎました。
これでレイズが先勝。Game2はランス・マッカラーズ・Jrとチャーリー・モートンです。Game2は筒香選手が出るかもしれませんね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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