大谷が今季2度目の投手ONLYでの出場
現地2026年4月28日、ドジャースはこの日で開幕から30試合目となり、マイアミ・マーリンズを迎えての3ゲームシリーズのGm2です。
この日のドジャースのマウンドは大谷選手で、前回登板は4月22日のジャイアンツ戦だったがゆえ、中5日での登板。大谷選手のドジャースでのレギュラーシーズンの先発は計19度ありますが、そのうち中5日での登板はこれで3度目。今季は初でした。

そしてこの日は投手ONLYでの登板で、投手ONLYでの出場は4月15日のメッツ戦以来2度目。また、DHには4月15日の時と同様、ダルトン・ラッシングが入り、打順はリードオフでした。

6回を失点2、9K
直近2度の登板がかなり良かった大谷選手でしたが、この日は決してベストな状態でなく、まずまずといったところ。それでも質の高い投球を披露しました。立ち上がりは過去2回ほど力が抜けていなかった感じがします。
マイアミが意表をつく盗塁
マーリンズの監督は元ドジャースの1Bコーチのクレイトン・マッカロー。大谷選手とも非情に仲の良かった人ですね。そのマッカローはさすが元1Bコーチというシーンがありました。
2回表、大谷選手は先頭のオーガスティン・ラミレスに投じた2球目のシンカーが抜けてしまい、死球を与えてしまいます。当たった場所が手首ゆえ、骨への影響が心配されましたが、ラミレスはどうやら打撲のみで済んだ模様でそのまま1塁に進塁しました。
意表を突いたのが直後のコナー・ノルビーの初球。オーガスティン・ラミレスは大谷選手がセットに入っている段階から2塁へスタート。あまりに意表を突かれた大谷選手は一旦、プレートから足を外して2塁に送球したものの、これが悪送球になり、ラミレスは一気に3塁へ進塁。
これはラミレス及び監督のマッカローがうまかったです。おそらく大谷選手は1球目に牽制は入れてこないというデータを掴んでいたのだと思います。確信犯的にやりましたね。NPBで揺さぶりに慣れている大谷選手もさすがにこれには面食らった模様。
1アウト3塁となった後、オーウェン・ケイシーがCFへ犠牲フライを放ち、マイアミが1点を先制しました。これは見事な先取点でした。
4回に100mph
3回表を三者凡退に抑え、力も抜けてきたように思えた大谷選手。本調子になりそうな気配がありましたが、4回表にピンチを迎えます。1アウトから2者連続で出塁を許し、1、2塁のピンチ。ただ、ここでこの日最速の100.4mphが2アウト後のオーウェン・ケイシーの初球に出てなんとかピンチは脱出。
5回に2失点目
0-1のままイニングは5回表に。ちょうど握力に影響が出てくる頃ですが、大谷選手は先頭のクリストファー・モレルにストレートの四球。ただ、大谷選手もここが勝負どころと見たからかギアが挙がります。つづくグラハム・ポーリーは強い4シームで2Bフライに打ち取りまず1アウト。
2球目にバント!?
つづくバッターはジェイコブ・マーシー。その初球、マーシーはスウィーパーにスイングをかけファウルにします。このまま打つのだとと思った2球目、マーシーは投球と同時にバントの構えに。これには驚かされました。NPBの場合はもう初球からバントの構えです。それにバントからヒッティングへのサイン変更はカウントが悪くなるとよくありますが、ヒッティングからバントというのはほぼありません。
打者のマーシーが1球目のサインを見落としていたのか、よくわかりませんが、2球目のバントが非情にきれいに決まり、マイアミは2アウトとなるもスコアリング・ポジションにランナーを進めるのに成功します。
ここで打者はカイル・ストワーズで、2球続いたスプリットに対応。これをRF前に持って行き、2Bランナーのクリストファー・モレルが生還してマイアミが2点目をゲットします。
このイニングは2アウト満塁の状況まで行きましたが、大谷選手はギアをさらに上げて対応し、なんとか1失点のみで食い止めました。
大谷選手は6回表にアウト3つを三振で奪い、このイニングで降板。球数は104球で被安打5、失点2、ER 1、BB 3、SO 9でした。なお、この後は打席に復帰することなく、このままゲームから退きました。
LAD打線、ジャンソン・ジャンクに苦戦
この日のマイアミの先発はジャンソン・ジャンク(Janson Junk)。2021年から2022年までエンゼルスにいた右腕で、大谷選手とも旧知です。
ドジャース打線は初回にリードオフのダルトン・ラッシングがマイアミのSS、オットー・ロペスのスローイング・エラーで出塁し2塁へ進塁。つづく2番のフレディー・フリーマンの1Bゴロが進塁打となり、ラッシングは3塁へ。ドジャースはいい形で先制点のチャンス。
つづく3番のウィル・スミスの打球は三遊間に転がり、オットー・ロペスが腕に当てて1塁への送球するも1塁はセーフ。この内野安打の間にラッシングはホームインしたかったところでしたが、オットー・ロペスが弾いたのはほぼ真上でホーム突入を自重せざるを得ませんでした。この辺はちょっとアンラッキーでした。この後、カイル・タッカーも四球となり、1アウト満塁の大チャンスだったのですが、5番のマックス・マンシーが2Bポップフライ。これが痛かったです。そして最後はテオスカー・ヘルナンデスも倒れてドジャースは先制点のチャンスを活かせませでした。
結局、ドジャースはジャンソン・ジャンクから6イニングで3安打しか放てず、6回まで無得点。大谷選手を援護出来ませんでした。
ゲームは8回裏にドジャースがウィル・スミスのタイムリーで1点を返すも、反撃はこの1点のみ。
1-2のスコアでマイアミが勝利。大谷選手に黒星がつきました。

大谷のERAは0.60となりトップに(一時的)
大谷選手はこの日の6.0イニングで再び規定投球回数の30.0イニングをクリアー(ドジャースが30試合目)。ERAランクでトップに躍り出ました。
ただ、次の試合でドジャースは31試合目となりますので、大谷選手のERAリーダーは1日のみでまたランクから消えてしまいます。
大谷選手のシーズン最初の5試合でのERA 0.60ですが、これは1912年にNLで自責点(ER)が公式記録となって以来、ドジャースの選手としては5番目に低い記録となっています。フェルナンド・バレンズエラ(1981年0.20、1985年0.21)、ドン・サットン(1972年 0.42)、ジェシー・ペティ(1926年0.57)に次いで良い数字です。
ちなみに大谷選手はこの日の登板後、「ブルペンから、自分の投球が思い通りになっているとは感じませんでした。体調は万全です。投球フォームに問題があるのだと思います」と語っています。
もしこの日、DHに入っていたなら、2試合連続で3安打を放って調子を取り戻しつつあったので、また違う展開になっていかかもしれませんね。
ただ、中5日でしたし、体調管理が優先ですので、この日の投手ONLYは正解だったと思います。スロースタートだったのもちょっと体調がよくなかったのでは?と思います。
ドジャースはこの敗戦で20勝10敗に。この日はパドレスもカブスに敗れたので10敗目(19勝)。ドジャースがわずかに勝率で上回りトップです。
Gm3はサンディー・アルカンターラとタイラー・グラスノーの投げ合い。これも注目ですね。
お読みいただき、ありがとうございました。

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