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【MLB移籍/FA】2023年に向けたクオリファイング・オファーを受けたのはジャッジ、ボガーツなど計14名(追記:2名が受諾)

2022-23クオリファイング・オファー

 現地2022年11月10日をもって、他クラブとの交渉が可能になるフリー・エージェントが解禁されました。それに向けて各クラブはワールドシリーズ終了から所属する選手のクラブ・オプション、ミューチュアル・オプション、プレーヤー・オプション、そしてオプトアウトについて決めていたのですが、どの選手がFAになるかという結論が出ました。

 その上で、初FAになる選手にクオリファイング・オファーを行うかどうかを決めていたのですが、それも決まりました。

 2022-23年のクオリファイング・オファーは計14名。これは2021-22年にかけてのクオリファイング・オファーをした人数といみじくも一致。では誰がオファーとなるかを見てみます。

クオリファイング・オファーを受けた選手のリスト

追記:結果

 現地2022年11月15日、QOのデッドラインが到来し、受諾かどうかの結果が出ました。アクセプトしたのはマーティン・ペレスとジョク・ピダーソン。あとの12名は拒否ということになりました。

  • アーロン・ジャッジ(Aaron Judge / ヤンキース/OF
    • 拒否→FAへ→再契約
  • アンソニー・リッゾ(Anthony Rizzo )/ヤンキース/1B
    • 拒否。11/15、NYYとマルチイヤー・ディールで再契約
  • トレイ・ターナー(Trea Turner)/ ドジャース/SS
    • 拒否→FAへ→PHIへ
  • タイラー・アンダーソン(Tyler Anderson )/ドジャース/LHP
    • 11/15、エンゼルスと3年契約が成立(結果的に拒否したことに)
  • ザンダー・ボガーツ(Xander Bogaerts)/ レッドソックス/SS
    • 拒否→FAへ→SDPへ
  • ネイサン・イオバルディ(Nathan Eovaldi)/レッドソックス/ RHP
    • 拒否→FAへ
  • ジェイコブ・デグロム(Jacob deGrom)/メッツ/RHP
    • 拒否→FAへ→TEXへ
  • クリス・バシット(Chris Bassitt )/メッツ/RHP
    • 拒否→FAへ→TORへ
  • ブランドン・ニモ(Brandon Nimmo )/ メッツ/OF
    • 拒否→FAへ→再契約
  • ダンスビー・スワンソン(Dansby Swanson )/ブレーブス/SS
    • 拒否→FAへ
  • ウィルソン・コントレラス(Willson Contreras )/カブス/C
    • 拒否→FAへ→STLへ
  • マーティン・ペレス(Martín Pérez)/レンジャーズ/LHP
    • 受諾!
  • ジョク・ピダーソン(Joc Pederson)/ジャイアンツ/OF
    • 受諾! 追記
  • カルロス・ロドン(Carlos Rodón )/ ジャイアンツ/LHP
    • 拒否→FAへ→NYYへ

ピダーソンの受諾

 FAマーケットにおいても良い結果を得られるであろうジョク・ピダーソンがQOを受諾しました。ジャイアンツはこれでオフェンス面の編成としてはパワフルなパズルを1つゲットしたことになります。ジャッジが再契約濃厚なため、その意味でもピダーソンの確保は朗報です。

 そのピダーソンですが、QOを受諾したのは、今季はジャイアンツでやり残した思いがあるからのようです。ドジャース、カブス、ブレーブス、ジャイアンツと渡り歩いてきたピダーソンはこれまで毎年のようにポストシーズンでプレー。

 ところが、2022年は初めて寂しいオフを迎えました。それが相当悔しかったらしく、しかもピダーソンは来季はジャイアンツは勝てるというふうに思っているようで、なんとか今年のRevengeを果たしてポストシーズン進出を!という思いでQOを受諾したとのこと。

 ジャイアンツはカルロス・ロドンがFAとなったため、この大きなピッチングのパズルを埋めなければなりません。果たしてザイディ社長がどう動くのか?楽しみです。

クオリファイング・オファーとは

 クオリファイングオファー(以下QO)は、クラブ側がフリーエージェントに出すことができる1年分のオファーのことです。過去にQOを受けたことがある選手、2022シーズンにトレードなので1つのクラブで過ごさなかった選手は受けることができません。オファーの金額は、MLBのサラリーのトップ125選手の平均で算出され、2022-23年オフの場合、$19.65Mがそれに該当します。

 選手がQOを受諾した場合、来季はその$19.65Mで現クラブに復帰。辞退した場合、他クラブと契約すればクラブはその補償を受けることになります。

 具体的な補償は、クラブが贅沢税のしきい値を超えているか、あるいはレベニュー・シェアリングを受けているかどうかによって決まります。

 QOを拒否した選手と契約した場合、サインした新クラブはドラフト・ピック、インターナショナル・ボーナス・プールのスペースのどちらか(あるいは双方)の権利を失います。

 クオリファイングオファーを受けた選手の大半は拒否するケースがほとんど。今回もジャッジ、ターナー、ボガーツ、デグロム、スワンソン、ロドン、ニモ、コントレラス、バシットらは他クラブとの新しい契約にサインすると見込まれています。

QO資格がありながらオファーされなかった選手

 クオリファイングオファーを受ける資格がありながら受けなかった注目選手は、ジェイムソン・タイヨン、ミッチ・ハニガー、タイワン・ウォーカー、アンドリュー・ヒーニー、マイケル・ワカなど。

 選手たちは、現地11月15日の夕方までに、QOを受け入れるかどうかを決めなければなりません。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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