スポンサーリンク

【ALDS 2022】ガーディアンズ、延長戦を制して1勝1敗!シェーン・ビーバーが好投!

2022 ALDS Game 2

 現地2022年10月14日、ガーディアンズ@ヤンキースによるALDS Game2が行われました。

 通常、DS(Division Series)は2連戦→移動日→2連戦→移動日→1戦という計5戦なのですが、今季のALDSは1戦→OFF→1戦→移動日→2戦&移動日なしの5戦目というそもそもがちょっと変わったスケジュールでした。

 さらに開催地ニューヨークの天候不順が輪をかけ、Game2が延期に。その結果、ガーディアンズ@ヤンキースだけは、Game1→OFF→嵐で中止→Game2からGame5まで移動日なしの連戦というスケジュールとなりました。

ジャンカルロのHRでNYYが先制 

 先発はシェーン・ビーバーとネスター・コルテス・Jr.。

 先制点はヤンキースでした。初回、2アウトからRF前シングルで出塁したグレイバー・トーレスを1塁に置いて、ジャンカルロ・スタントンがあの独特のアウトコース打ちを見せ、RFスタンドにライナーで入るHRを放ち、ヤンキースが2点を先制しました。

ガーディアンズが中盤に追いつく

 ガーディアンズは4回表に2アウトから粘りを見せ、アンドレ・ヒメネスのタイムリーでまず1点。5回にはアーメッド・ロザリオがCFにソロHRを放ち、1点を追加。2-2のタイスコアに持ち込みます。

 ゲームはその後、両クラブの投手陣が好投。

 ガーディアンズはシェーン・ビーバーが6回途中2アウトまで投げ、被安打5、失点2、BB3、奪三振7、HR1という成績。101球を費やしましたので、やはりヤンキース打線に神経を使いましたね。

 ガーディアンズはトレバー・ステファン、ジェームス・カリンチャックとつなぎ、無失点。カリンチャックはBB3でしたので、8回2アウトからエマニュエル・クラセを投入。10回まで計3イニング(2.1イニング)を投げました。ガーディアンズのブルペンは無失点リレーです。

 ヤンキースもネスター・コルテスが5回まで投げ、被安打6、失点2、BB3、SO3、HR1という成績で、こちらはあまり良くなかったです。

 その後はルー・トリビーノ、ジョナサン・ロアイシガ、ワンディー・ペラルタ、クレイ・ホームズが登板。9回まで無失点でつなぎました。

延長10回にガーディアンズが2点を勝ち越し

 延長10回表、ヤンキースはスターターのジェイムスン・タイヨンを投入。ルイス・セベリーノの調子がよくなったので、後ろに回したのだと思われます。なお、ポストシーズンの延長戦はオートマティック・ランナーがつきません。

 タイヨンは、まず先頭のホセ・ラミレスをLFポップフライに打ち取りましたが、ヤンキースLFのオズワルド・カブレラと3Bのジョシュ・ドナルドソンとの連携がうまく行かず、ぽとりと落とし、ヒットにしてしまいます。さらに、落球で慌てた3Bのジョシュ・ドナルドソンが2塁に悪送球。これでホセ・ラミレスは一気に3塁に進塁。

 つづくバッターはオスカー・ゴンザレス。タイヨンはまたしても球威で勝り、1B後方へのフライに打ち取ったものの、今度はアンソニー・リッゾがこれに追いつけず、またしてもポトリ。

 投手が打者との勝負に勝ちながらも1点を奪われるアンラッキーな事態に。

 一気に畳み掛けたいガーディアンズはその後、ジョシュ・ネイラーが右中間にライン・ドライブの当たりを放ち、オスカー・ゴンザレスが還ってガーディアンズはこのイニング2得点目(NYY2-4 CLE)。

 なお、ジョシュ・ネイラーの当たりはクリーンヒットだったものの、ひょっとしたら、太陽の位置でCFのハリソン・ベイダーが打球判断を誤ったのかもしれません。

 10回裏、ガーディアンズのマウンドには引き続き、エマニュエル・クラセが上がり、ヤンキース打線を無失点に抑え、ガーディアンズが4-2のスコアで勝利しました。

ジャッジ、元気なし

 ALイーストを制したヤンキースはポストシーズンはALDSからスタート。

 ここまで2試合、アーロン・ジャッジは9打席に立ち、8打数0安打、7三振と壊滅的な数字となっております。シーズン後半の四球連発でちょっと調子を崩したのかもしれませんし、どこかを傷めているのか?状況はわかりませんが、とにかく沈黙しています。

ガーディアンズのGOOD/BAD

 なお、1勝1敗に持ち込んだガーディアンズは、2得点をホセ・ラミレスを絡めないで奪ったのは朗報と言っていいと思います。ホセ・ラミレスだけケアしておけ!という対策を取られれば終わりですから。さらに良い点はまだトリストン・マッケンジーがGame3で残っていること。ガーディアンズ自慢のローテーション右腕です。

 そして悪い点で行けば、この日エマニュエル・クラセを引っ張ったこと。これでGame3の登板は無くなりましたので、ヤンキースは喜んでいるかもしれません。カリンチャックと、サム・ヘンゲスが頑張るしかありません。

 そして4連戦となった日程も先発投手に腐心する点であまりいいお話ではありません。これはヤンキースもそうであるのでこの点はイーブンかもしれません。

 Game3はヤンキースはルイス・セベリーノが登板します。ガーディアンズはここで勝てば、Game4ははアーロン・シバーリかどうか?というところです。いずれにせよ、両クラブとも最後の2戦になれば、総力戦です。

 お読みいただき、ありがとうございました。 

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2024】レッドソックス、ジョーリー・ロドリゲスをDFAにし、上沢投手をメジャーに
【MLB移籍2024】レッドソックス、カブスで出場機会に恵まれなかったギャレット・クーパーを金銭トレードで獲得!
【MLB2024】プレーヤーズ・ウィークエンドが復活!人気企画も前回とは違う装い
【MLB2024】ピート・クロウ=アームストロング(カブス/NLROY候補)がメジャー初HRを放つ!
【MLB2024】A’sが投手力でヤンキースをねじ伏せる!JP・シアーズ、メイソン・ミラーがシャットアウト・リレー
【MLB2024】大谷選手が日本人メジャー歴代最多HRを達成
【MLB2024】シーズン最初の5先発でERA 0.66! カッター・クロフォード(BOS)がクレメンスに並ぶ!
【MLB2024】カブス・今永投手はついに初自責点を記録するも、またもQスタート達成で3勝目
【MLB2024】レンジャーズ、ジャック・ライターがついにメジャー・デビュー!しかし、翌日にAAAへ
【MLB2024】タナー・ハウクがシャットアウト勝利!試合時間はたったの1時間49 分!
【MLB2024】ムーキー・ベッツが5-5! 過去のキャリアハイの打率.346、安打数 214を超えるシーズンになるか!
【MLB2024】マイケル・ローレンツェンのレンジャーズ・デビューはスコアレス投球!
【MLB2024】カブスの鈴木誠也選手が10 Day ILへ(右腹斜筋)
【MLB2024】カブス・今永投手が2勝目!ERA は未だ0.00 !鈴木誠也選手が勝ち越し援護弾!
【MLB2024】アスレチックス、投手陣が改善!P・ブラックバーンは19.1 IPスコアレス、メイソン・ミラーは104mphを記録
【MLB2024】ホワイトソックスは試練が続く!3Bのヨアン・モンカダが少なくとも3ヶ月の離脱へ(右内転筋)
【MLB2024】レッドソックスのトレバー・ストーリーが左肩手術で今季終了!ニック・ピベッタも肘痛を発症
【MLB2024】レッドソックス、セダン・ラファエラと8年/50Mドルで延長契約
【MLB2024】日食(Solar eclipse)
【MLB2024】スティーブン・ストラスバーグの引退が正式に決まる!
【MLB2024】UCL損傷の投手が続出!シェーン・ビーバー、スペンサー・ストライダー、エウリー・ペレス、J・ロアイシガら(追記あり2)
【MLB2024】山本由伸投手、2度の満塁のピンチを乗り越え、メジャー初勝利!5.0 IP、8 K!
【MLB2024】カブス、ドジャースに打ち勝つ!鈴木選手は3 RBI、大谷選手は今季2号
【MLB2024】「出ました!」大谷選手、爆音とともに今季第1号HR!
【MLB2024】「お待たせ!」と言わんばかりにブライス・ハーパーがグランドスラムを含む3HR
【MLB2024】早くもノーヒット・ノーランが成立!アストロズのロネル・ブランコがキャリア8戦目の先発で偉業を達成
【MLB2024】パイレーツがルーキー・ジャレッド・ジョーンズの好投もあり開幕4連勝
【MLB2024】山本由伸投手がホーム・デビュー!途中からの降雨にもかかわらずスコアレス投球で好投
【MLB2024】ブレーブスが連勝スタート!フィリーズは先発のノラがラフ・スタートで大敗
【MLB開幕2024】”球際に強すぎ”!ブルワーズのジャクソン・チューリオがデビュー戦で輝く
タイトルとURLをコピーしました