スポンサーリンク

【2025ALWC_3】レッドソックスが12三振と大苦戦したキャム・シュリットラーの球質

レッドソックス、終戦

 現地2025年10月2日、ALワイルドカードGm3が行われ、ヤンキースが4-0でレッドソックスを下し、ALDS進出を決めました。

MLB Gameday: Red Sox 0, Yankees 4 Final Score (10/02/2025)
Follow MLB results with FREE box scores, pitch-by-pitch strikezone inf...

 なお、試合開始時間はローカルタイムで8:11 PM。2時間30分の試合時間で終了したのは10:41PM 。よくあることではありますが、なかなかの遅さですね。

WC Gm1勝者が敗退 

 ワイルドカードが3ゲームシリーズになったのは、2022シーズンから。2020シーズンはコロナパンデミックもあり、特殊なポストシーズンとなったので(拡大フォーマット)、2020年も3戦制でしたが、これはあくまでも特殊なケースで本格的な3戦制はあくまで2022年から。

 レッドソックスはワイルドカードGm1でギャレット・クロシェの好投、吉田の逆転タイムリーなどで先勝しましたが、Gm2で3-4で惜敗。Gm3はカム・シュリットラー(Cam Schlittler)の前に散発の5安打。ノーチャンスで敗退となりました。

 2022年以降、ワイルドカードのGm1の勝者が敗退したのは残念ながら、今回が初のケースとなりました。

 なお、上述の2020年のポストシーズン(拡大フォーマット)でも、アスレチックスとパドレスの2クラブが、それぞれのワイルドカードシリーズで第1戦を落としたにもかかわらず勝ち上がったケースはありました。

Gm3で吉田が2安打を放ち、対応 

 この日、4番DHで入った吉田選手は2回表の初打席で、キャム・シュリットラーのカットボールをラインドライブでLF前にシングルを放ち、これがチーム初ヒット。ただこの後、セダン・ラファエラ、ナサニエル・ロウが連続三振。カルロス・ナルバエスもSSゴロで凡退。

 吉田選手は4回表2アウトで回ってきた第2打席でも2ストライクを奪われながらも、4球目のアウトハイの99.7mphの4シームに対応。これをCFへ見事に弾き返し、2打席連続安打。見事に対応しました。

 ただ、吉田選手も6回の第3打席では1アウト1塁で打席が回ってきましたが、キャム・シュリットラーの97mphのゾーン外の高めの4シームに手が出て三球三振。

 対シュリットラーは3打数2安打でした。

 なお、4打席目は9回表にノーアウト1塁でデービッド・べドナーに詰まらされ、あわやダブルプレーという内野ゴロでした。

キャム・シュリットラーのVAA 

 そもそもレッドソックス打線は97mphを超えるファストボールがあると割と苦戦するのですが、今回のキャム・シュリットラーはほぼその速度帯。96-99mphというところでしょうか。

高めに手が出た 

 そして上記の吉田選手も含め、12三振のうち10三振がベルトより上の4シームで三振を奪われました。

 初回にシンカーを見せられたのもあり、以降それに釣られたというのもあるでしょう。

 シーズン中も今回のキャム・シュリットラーの速度ならいくらでも対戦したことがあるのにここまで苦戦させられたのはキャム・シュリットラーの球質にあると思われます。プロのバッターがこうも高めに手が出たのですから。

 一言で言えば「伸び」があったということ。事実、シーズン中のデータになりますが、キャム・シュリットラーの4シームのVAA(Vertical Approach Angle)はなんと「0」。VAAはホームプレートを通るときに、ボールがどれだけ急な上向きまたは下向きでゾーンに入るかを度単位の角度で表すものです。下向きならマイナス、上向きならプラス。カーブなどは当然マイナスで、オーバースローの角度のある4シームも下向きになるのでマイナス。アンダースローの4シームなどはプラスです。

 彼の4シームは「0」。これはほぼ浮き上がって見えるレベルです。下記はちょっとわかりにくいですが、左軸の0を右に真ん中の方に移動してもらうと、赤色の点がちょんとあります。

 ちなみに大谷選手の2023年の4シームは-1.5、2025年のメイソン・ミラーは0.7。メイソン・ミラーはほぼ化け物なので、なんと+が出ています。ちなみに下記がメイソン・ミラーのグラフです。推移グラフなので本来ならこのような線が出て居るのですが、キャム・シュリットラーはルーキーですので、グラフは点になっていたということも付記しておきます。

 完全にやられましたね。

 キャム・シュリットラーは24歳。2025年にデビューし、14先発で73.0イニングを投げ、4勝3敗、ERA 2.96でした。

2026年は明るい

 今回、レッドソックスはラファエル・デバースの役割を担うローマン・アンソニーが腹斜筋を傷めてポストシーズンでは出場出来ず。

 その代わりに吉田選手がなんとかという戦略があったのですが、吉田選手はかなり機能してくれたと思います。ウィリャー・アブレイユもふくらはぎが悪い中、強行出場。

 ニック・ソガード、ネイト・イートンという小技の効くスピードのある選手の起用も面白かったのですが、やはり全体として打撃の迫力不足は隠せませんでした。 

 今季は経験を積んだプロスペクトが多いので、来季に期待ですね。

 ギャレット・クロシェは肩肘のケアをしっかりやってもらいたいと思います。

 さて、ALDSですが、ヤンキースはブルージェイズと対戦します。シーズン中はブルージェイズが勝ち越しましたが、どうなるでしょうね!?

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【2026ALDS_G4】ガーディアンズがフィールドを駆け巡って9得点!ホセ・ラミレスがコアとなりGm5へ
【2026NLDS_G4】ドジャースがグラスノーの粘りの投球でブレーブスを下し、NLCSへ!ロスターの厚みを見せる
【2026NLDS_G3】パドレスが好守備連発で勝利!マイケル・キングがリリーフで登場
【2026NLDS_G3】山本が7回/10Kの好投でクリス・セールとの投げ合いを制す!
【2026NLDS_G2】ブレーブス、レイ・カー、ディディエ・フエンテスが好投し、シリーズ・タイに
【2026NLDS_G2】ブルワーズが連勝!ジャクソン・チューリオがメイソン・ミラーの101.3 mphを弾き返し、逆転サヨナラ!
【2026NLDS_G1】ミズが105mph!ブルワーズが3度のピンチを凌ぎ、ウィリアム・コントレラスのHRで勝利
【2026ALDS_G1】ドリュー・ラスムッセンがヤンキース打線を圧倒!1安打シャットアウト勝利!
【2026NLDS_G1】タリク・スクーバルが6回7K!大谷も強い当たりを放ち、ドジャースが先勝!
【2026ALDS_G1】ホワイトソックスがグラント・テイラーの好リリーフで先勝!村上も初HR!
【NLWC1_G3】好投したレイ・カーはユニークなキャリアとクリス・セール登板の訳とは?
【MLBポストシーズン2026】パドレスに大きな強み!試合中盤に登場するブラッグレー・ロドリゲスが強すぎる!
【MLBポストシーズン2026】パドレスが快勝!マイケル・キングが7回1ヒッター投球でPCAを抑える!(NLWC_Gm1)
【MLBポストシーズン2026】ブレーブスが先勝!A・ライリーが逆転3ランHR(NLWC_Gm1)
【MLB2026】ポストシーズン・スケジュールとロスターの状況
【MLB2026】レッドソックス、タナー・ハウクが復帰するも、最終戦を落とす!ブレグマンが大暴れ!
【MLB2026】フィリーズ、Dバックスの猛烈な追い上げを交わし、最後にプレーオフ進出を決める!
【MLB2026】ガーディアンズがALセントラルを制覇!層の厚さで3連覇を達成!
【MLB2026】ベテラン右腕、カービー・イェーツが引退!キャリア最終登板で先発を経験!
【MLB2026】偉大なるジャスティン・バーランダーが現役最後の登板を華やかに飾る!6回途中、6Kをマーク
【MLB2026】レッドソックス、ノーイースター(Nor’easter)回避でカブスとの最終戦はトロピカーナ開催に!(追記あり)
【MLB2026】大谷がILから復帰!パヘスも復帰したドジャースは最強の形でポストシーズンに臨む!
【MLB2026】レッドソックス、クレイグ・ブレスローとチャド・トレーシーの契約を延長!
【MLB2026】レイズがア・リーグ東地区を制覇!投打の柱が大いに機能し、まさに強者の戦いぶり!
【MLB2026】ファウルボールが顔面を直撃したアレックス・ブレグマンは複数箇所の骨折が判明!
【MLB2026】78試合で46敗からの大逆転!レッドソックスがプレーオフ進出を決める!
【MLB2026】ブレーブスが3年ぶりにNLイーストを制覇!M・ペレスが好投し、M・ヤストレムスキーの3ランHRで決める!
【MLB2026】大谷、パドレス戦(158試合目)での復帰に自信!トラジェクト(Trajekt)でも好感触!
【MLB2026】ローマン・アンソニーが豪快なHRを放ち、レッドソックスに勢いをもたらす(154試合目)!
【MLB2026】カイル・タッカーが4安打で大爆発!ドジャースが5年連続の地区優勝を決める!
タイトルとURLをコピーしました