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【MLBプロスペクト2020】レッドソックス、タナー・ハウクがメジャー・デビュー!5回無失点で初勝利

待望のプロスペクト右腕の活躍

 レッドソックスにとって、これは嬉しい出来事となりました。

 現地2020年9月15日、トッププロスペクト右腕のタナー・ハウク(Tanner Houck)がメジャー・デビュー。マーリンズを相手に5回、2ヒッター、無失点、7奪三振でメジャー初登板で初勝利を上げました!

 Congratulations!

表記ゆれあり!

 大事なので先に記載しておきます。Tanner Houkの名前の表記ですが、また英語らしい発音を要する名字をお持ちで、表記をどうしようかと迷いました。タナー・フックと書いていらっしゃる方もおります。

 発音は、「は」と「ほ」の間の音を伴った「ぁうく」です。どちらかと言うと次の母音の「あ」に引っ張られると思います。よって、当ブログはMLBを楽しむための実況と大差のない音を採用したいと思っているので、あえて「ハウク」にしました。フックも音としては間違いではないと思うのです。早く発音すると「フック」とも聞こえるからです。表記ゆれが発生するケースであることを承知いただければと思います。

タナー・ハウクとは

 タナー・ハウクは1996年6月29日生まれの24才。2017年アマチュア・ドラフトのレッドソックスの1巡目指名(全体24位)の右腕です。

 イリノイ州の高校出身で高卒時にはブルージェイズから12巡目で指名されるもこの時は拒否しました。

マックス・シャーザーの後輩

 ミズーリ大学の出身で偉大なるマックス・シャーザーの後輩でもあります。今回の初勝利をマックス・シャーザーも喜んでおります。

 カレッジでは3年間で17勝18敗、ERA 3.26。

 ドラフト翌年の2018年は1年間、シングルAで過ごし、23試合で7勝11敗、ERA 4.24 。フル・イヤーで119イニングを投げたことは大きかったですね。

 2019年はダブルAからスタートし、トリプルAも経験。一部、リリーフもこなし、33試合、17スタートで107.2イニングで、8勝6敗、ERA4.01。秋にはアリゾナ・フォールリーグにも参加。

 2020シーズンの前にはタクシー・スクアッドにも選ばれ、デビューはいつか?という状態でした。

球種

 タナー・ハウクの球種ですが、ファストボールが4シームとシンカーで、mid-90、だいたい93-96mphといったところ。この日はさすがに3回以降は90mphほどに落ちましたが、相当神経を使ったのでしょう。

 あとはチェンジアップが87-88mph、スライダーが82-84mphといったところ。スライダーは意図して2種類ぐらい投げているのではないかと思います。大きく割れるカーブのようなスライダーと鋭く深く曲がるスライダー。

ミズーリ大の伝統?腕のスイングが速い

 タナー・ハウクはデビュー戦でその投げっぷりの良さを披露。長い腕を鋭くスイングする姿は大学の先輩であるマックス・シャーザーを彷彿とさせます。

 スリー・クォーターからクロスファイヤー気味に角度のあるファストボール、スライダーが投げ込まれる様は見ていて非常に心地よかったですね。

ゲーム

 ゲームはタナー・ハウクを皮切りに、レッドソックス投手陣がマーリンズ打線を被安打7のシャットアウト。

 スコア2−0でマーリンズを下しました。

• Box score

待望の若手右腕

 レッドソックスは今季は、クリス・セール、エドゥアルド・ロドリゲスとローテーションの中核を担う2人が参加していません。クリス・セールはトミージョン手術のリハビリ中。エドゥアルド・ロドリゲスは武漢肺炎が完治した後に、心筋炎を患い、今季は投げることが出来ませんでした。

 レッドソックス、失点がMLBワースト

 台所事情が非常に厳しいことは、数字にも表れており、現地2020年9月15日を終えたところで、クラブは18勝31敗で、ア・リーグ東地区最下位。

 そして、許した失点は296で、これはMLBワースト。ちなみにワースト2位はロッキーズの270点ですから、ダントツのワーストです。

 得失点差は得点226、失点296ですからマイナス70。厳しいシーズンとなりました。

 このような事情があったので、タナー・ハウクのデビューはクラブにとって朗報中の朗報。

 今季は現地15日を終えた時点であと11試合ですが、あと2回くらい登板が見られるかもしれません。2021年が楽しみな投手です。

0/SOで養子縁組に寄付

 なお、タナー・ハウクは登板前に、”Pitch for Adoption”と称し、三振を奪いごとに養子縁組の団体に$100を寄付するというチャリティーも行いました。

 この日は7奪三振で$700。登板直前までマイナー・リーガーであった彼には、かなり勇気のいる生々しい金額。

 もっとも、契約時にサイニング・ボーナスが$2.6Mほどあったことはあったのですが、それでも成績に比例して寄付金を多くしようという気持ちは非常に尊いなと思います。 

 ハウク家は彼が高校生のときに、養子縁組で妹さんが出来たようです。

 家族の問題を解決するという社会貢献をする姿は良いなと思います。伸びて行ってほしい投手です。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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