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【MLB2024】改めて思う、大谷選手の奇跡の繰り延べ払い設定

まさに奇跡的な設定

 現地2024年5月10日、大谷選手の元通訳、水原一平氏が犯した一連の犯罪について、アメリカではテレビドラマ化されることが話題となっています。

大谷選手の台頭

 NPBで二刀流を成功させ、MLBの舞台でもそれをやり遂げるため海を渡った大谷選手は懐疑的な目で見られながらも、まずはデビュー・イヤーの2018年に二刀流を実践。打っては22HR、61 RBI、.285、.361、.564をマークし、投げては10先発、51.2 IPで4勝2敗、ERA 3.21、63 SOをマーク。まさにベーブ・ルースが成し遂げたことを100年ぶりに再現した訳です。しかも昔と違い、専業が先鋭化している中での二刀流の成功でした。

 残念ながら2018年夏に右肘を傷め、デビュー・イヤーの最後は打者のみの出場となりましたが、オフにはROYを受賞。

 2019年は打者ONLYでの出場で、18 HR、62 RBI、.286/.343/.503をマーク。

 コロナ・パンデミックとなった2020年は投手として復帰したものの、2試合、1.2 IPで0勝1敗の登板に終わり、打者としても.286/.343/.505に終わりました。

 そして2021年。伝説的なシーズンが到来。46 HR、100 RBIをマークし、投げては23試合、130.1 IPで9勝2敗、ERA 3.18をマーク。まさにベーブ・ルース超えの活躍で、1度目のMVPを受賞。オールスターでは大谷ルールが採用されるほど。

 2022年にはピッチングがさらに進化。28先発で166.0 IPを投げ、15勝9敗でERA 2.33で、サイ・ヤング賞投票で4位に。打っては34 HR、95 RBI、AVG .273。

 そして2023年、44 HR、95 RBI 、.304/.412/.654をマークし、23先発で132.0 IPで10勝5敗、ERA 3.14をマーク。シーズン序盤にはサイ・ヤング賞を獲ってしまうのではないか?というほどの投球を披露しました。オフには2度目のMVPを受賞。

その裏での背信

 2021年以降、大谷選手は二刀流継続を実践し、投球翌日にも打者として出場し、ほとんど休みなしで働いてきたのはご承知の通りです。まさに命を削るほどに努力してきたその影で、水原通訳の背信。

 現地2024年5月8日の連邦検察の発表では水原被告は銀行詐欺罪などの罪状に関して司法取引に応じたとのこと。また、それにより起訴内容も明らかになりました。それによると、水原被告は違法スポーツ賭博の借金返済のために約$17M を大谷選手の銀行口座から盗み、さらに、歯の治療費として大谷選手から受け取った$60Kの小切手を現金化して自らの口座に移し替えたうえ、実際の治療費の支払いは大谷選手のデビットカードで行うというとんでもない所業が次々に発覚。

 さらに、2022年には納税申告の虚偽記載も発覚。独身として申告して多くの控除を得ただけでなく、追加収入の$4.1Mも無申告という極めて悪質な所業も明らかに。奥さんまで悪用するこの所業。これにより水原被告は、$115Mが追徴課税さらる見込みです。

 大谷選手への$17Mをどのように返済するのかは明らかにはなっていませんが、今回のドラマ化の権利料でそれを当てるつもりなのでしょうか??仮にドラマ化したとしても、大谷選手側が一切の肖像権の使用を認めなければドラマ化の効果も半減することになるでしょう。大谷選手にとっては迷惑以外の何者でもないので、うまく処理してくれれば良いなと思います。

 アメリカの口座開設には、事情をよく知る人がついてしかるべきですが、そこを悪用してよくここまで出来たなと思う次第であります。

奇跡の繰り延べ払い

 FA前の2023年の大谷選手のサラリーは$30M。カリフォルニア州は税金が高いので、節税なしに支払えば半分の$15Mしか残りません。水原被告が掠め取った$17Mがいかに大きいかがわかると思います。

 今春、大谷選手はドジャースと10年/$700Mの条件でサイン。

 これが今思えば奇跡的で、大谷選手本人は贅沢税算出の影響を加味してAAV $70Mのサラリーのうち、$2Mのみ毎年受取って、残り$68M x 10年は繰り延べ払いという設定にしていました。もしも、満額受け取ることにしていた場合、水原被告の天国になっていた可能性があったということですね。

 現金が$2Mしか入らない設定にすることで、水原被告が使えるフリーキャッシュが極端に減り、大谷選手の資産を守るということにつながりました。水原被告を雇っていたこと自体は事故以外の何ものでもありませんが、不幸中の幸いで今後の資産に着手させずに済んだのは奇跡的と言っていいと思います。

大谷選手に保証は出るか?

 詐欺的な要素を排除する仕組みを施したアメリカの銀行口座ですが、結果的に開設時の設定により、大谷選手は被害にあった訳です。

 これにより、果たして大谷選手がアメリカの銀行から何等かの保証が出るのかどうか、ここも注目したいと思います。いずれにせよ、水原被告の裁判が終了し、その手口が完全に明らかになってからになるとは思いますが、アメリカの銀行が大谷選手に「ごめんなさい」と保証するのか、ちょっと見ものです。可能性はないとは言えないです。

 水原被告のとんでもない話が次々に出てきて、本人にその素養があったのも事実でしょう。泥沼に陥った後は金にとことん汚くなるのでよう。もしドラマ化するのであれば水原容疑者を最初に違法賭博に誘ったのは誰なのか?ここを明確にしてもらいたいですね。ひょっとしたら、それに触れっちゃうとあぶない筋が出てくるのかもしれませんが・・・。

 こんな大騒動な中、大谷選手は現地2024年5月10日時点で11HRです。

 この悪質な騒動がなければどんだけ凄かったのか?と思いますね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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