確かに風は強かった
現地2026年5月17日、サッターヘルス・パークで行われたジャイアンツ@アスレチックスのシリーズファイナルは非情に風の強い中でのゲームとなり、公式では風速は11mを記録。しかし、時折、もっと強い風が吹いていたようで、選手たちは非情にやりにくそうでした。
しかも風はRF方向へ抜け、たとえば3回表にルイス・アラエズが放ったHRは風の力も手伝った打球だったと言っていいでしょう。
風の影響を受けたのは双方ともにそうで、ジャイアンツのSSのウィリー・アダムスも手痛いエラーをしており、それは後ほど書かせていただきますが、とにかく、酷かったのがアスレチックスのディフェンスです。
風が強いと確かにゴロも取りにくい面もありますが、ポロリポロリとまあ手痛い守備のミスを連発し、せっかく1-2の均衡したスコアでゲームは進んでいたのですが、最終的には1-10のスコアで大敗。これがほとんどが守備のミスが絡んだものだったのです。

ちなみに、サッターヘルス・パークはそもそもジャイアンツの3A、サクラメント・リバー・キャッツの本拠地。ラスベガスの新球場建設の間、アスレチックスはここを借りているわけですが、ここまでこのシリーズは1勝1敗。さすがに試合では借りている負い目はないようですが、この日は自滅の敗戦でもありました。
エラー2個どころか
この試合でアスレチックスが記録したエラーは2個。いずれも3Bのザック・ゲロフが記録したものですが、それどころではありません。エラーとして記録に残らない守備のミスを連発しておりました。
ザック・ゲロフが最初のエラー
まずエラーとして1つ目に記録されたのが4回表のザック・ゲロフの守備。1アウトからウィリー・アダムスが放った3Bゴロをザック・ゲロフが処理して1塁へスローイング。ところがこれが本塁側にそれてしまい、アウト・タイミングだったものを活かしてしまいました。 この日、アスレチックスの先発はジェフリー・スプリングスで打たせて取るタイプですので、こういうエラーはちょっと投手には災難ですね。
しかも、このエラーをきっかけにマット・チャップマンのタイムリー・ダブルも生まれましたので、痛いエラーとなりました。
すでに上述のように3回表にルイス・アラエスのソロHRが飛び出していたので、ジャイアンツはこの得点で2-0としました。
問題の8回表
スコアは2-1でジャイアンツが1点をリードする展開で終盤へ。
そして問題の8回表。まずイニング先頭のハリソン・ベイダーの3Bゴロをザック・ゲロフが処理を誤り、この日2つ目のエラー。
ピッチャーはルイス・メディーナに代わっておりましたが、そのメディーナも四球とシングルでノーアウト満塁のピンチを作り、ここでラファエル・デバースの打席。
CFのローレンス・バトラーの手痛いミス
デバースはCFへクリーン・ヒットを放って、まずは3塁ランナーのハリソン・ベイダーが生還して3-1。このデバースの強い打球をCFのローレンス・バトラーがお手玉して、2塁ランナーだったルイス・アラエズの生還も許してこのイニング2失点目。打球が強かっただけに1人の生還だけで済むところでした。
さらに、ウィリー・アダムスもLF前へシングルを放ち、再びノーアウト満塁。ただ、この時、LFのタイラー・ソダーストロムもゴロをファンブル。これはエラーとはなりませんでしたが、ランナーがいるのにポロポロと・・・というプレーでした。この後、ピッチャーはホセ・スアレスにスイッチ。
ジェフ・マクニールは2つ
さらにノーアウト満塁でダニエル・スーサックの放った2Bゴロをジェフ・マクニールがお手玉。これでケイシー・シュミットが生還してこのイニング3失点目。
ジェフ・マクニールはこの後、2アウト満塁でジュン・ホー・リーの2Bゴロも弾いてしまい、デバースが生還して4失点目。
この後、ハリソン・ベイダーがトドメとなるグランド・スラムを放ち、ジャイアンツはこのイニング、8得点。
アスレチックスは記録に残らないエラーも含めて守備のミスで崩壊しました。
ウィリー・アダムスも
この日はジャイアンツのSSで名手のウィリー・アダムスもやってしまいました。
4回裏にブレント・ルッカーが放ったSSゴロをポロっとやりましたが、ここはリカバリーに成功してアウト。
5回裏には2アウト1、2塁でカルロス・コルテスが放ったSSフライを太陽との戦いで見失い、野手3人がそのリカバリーで集まるというプレーがありました。これは実質的にタイムリー・エラーですが、記録としては2塁打ということになりました。この守備ミスはこのゲームの中で一番酷かったかもしれませんね。
直近は守備ミスが急増
アスレチックスはここ6試合で9つのエラーを記録しており、これはこの期間のMLB最多。それ以前の最初の40試合ではわずか8つで、メジャーリーグ最少でした。
ここに来て急に守備ががたついている状況は本来のSSのジェイコブ・ウィルソンが左肩を脱臼して欠場しており、その影響もあるかもしれません。ジェイコブ・ウィルソンの復帰時期は6月終わりの見込み。ジェイコブ・ウィルソンもお父さんほど守備がうまいわけではありませんが、彼の離脱も少なからず影響しているかもしれません。
この日の敗戦でアスレチックスは23勝23敗。またしても勝率が5割に戻ってしまいました。
なお、ALウエストはこのアスレチックスが首位ですので、勝率5割が首位に立っているという状況となりました。
アスレチックスが締まった野球をする方が似合っていますから、この状況はなんとか改善してもらいたいですね。
お読みいただき、ありがとうございました。

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