スポンサーリンク

【MLB2024】「手応えあり!」アスレチックスが東海岸タフシリーズを4勝3敗で勝ち越し!NYYにはタイ、O’sには勝ち越し!

A’sの東海岸タフシリーズが終了

 現地2024年4月28日、オークランド・アスレチックスはボルチモア・オリオールズとのGm3を7-6のスコアでものにしました。これにより、アスレチックスは今回の東海岸遠征でのヤンキースとの4連戦、オリオールズとの3連戦の7戦を4勝3敗で勝ち越し。

 このタフなシリーズで実に素晴らしい戦いぶりを見せ、昨年とは大きく違うというところを見せつけました。

CLEとのゲームも入れると負け越し

 なお、アスレチックスの今回の遠征は4月19日からガーディアンズ3連戦から始まっており、そのガーディアンズとの3連戦はスウィープされました。よって遠征全体で言えば4勝6敗で負け越しではあるのですが、その戦いぶりは昨年とは大きく異なっており、選手たちは確実な手応えをもってゲームに臨んでおります。

今回の遠征の勝敗表(2024)

DateOppoW/LScore
4/19@CLEL2-10
4/20@CLEL3-6
4/21@CLEL2-6
4/22@NYYW2-0
4/23@NYYL3-4
4/24@NYYL3-7
4/25@NYYW3-1
4/26@BALW3-2
4/27@BALL0-7
4/28@BALW7-6

ガーディアンズは現地2024年4月28日時点でメジャートップタイの19勝を上げているほど好調なクラブであり、ヤンキースは対戦時はALイーストでトップ。オリオールズはそのヤンキースをぴったりとマークしていて2023シーズンの地区チャンプですから、3クラブとも相当力のある状態でこの成績です。

最終戦のBALとのGm4は中盤を凌ぐ!

MLB Gameday: Athletics 7, Orioles 6 Final Score (04/28/2024)
Follow MLB results with FREE box scores, pitch-by-pitch strikezone inf...

 現地2024年4月28日のオリオールズとのGm4はなかなかの戦いぶりでした。序盤はアスレチックス先発のポール・ブラックバーンが4イニングで6失点とかなり厳しい立ち上がりとなりつつも、オリオールズ先発のアルバート・スアレスも4イニングで4失点と双方ともにゲームメイクできない中で中盤に突入。

カイル・ミューラーとオースティン・アダムスが好投

 オリオールズが6−4とリードする中、アスレチックスは5回から左腕のカイル・ミューラーが登板。昨年なら出てくる投手がことごとく失点し、流れを相手に渡したままでしたが、今季はこのゲームのようにリリーバーが中盤でゲームを立て直すケースが多く、この日もカイル・ミューラーが、3番から始まる5回裏をヒット1本のみに抑えて無失点。6回表もコルトン・カウザーから始まるターンを無失点に抑えて見事に立て直しました。

 7回裏1アウトからは右腕のオースティン・アダムスが登板し、強力なO’sの上位打線を無失点。この5-6-7回のリリーバーの好投は光りましたね。

 アスレチックスは7回表に2アウトからタイラー・ネヴィンがソロHRを放って5-6と1点差に。

9番Cのカイル・マッキャンが殊勲打

 そして9回表、オリオールズはクローザーにクレイグ・キンブレルを投入し、げ切りを図りますが、先頭のデイルアル・ハーネイズ(Darell Hernaiz)にストレートの四球。そしてつづく9番捕手のカイル・マッキャン(Kyle McCann)にはボール先行となるも、2ストライクと追い込みます。素晴らしかったのがマッキャンです。追い込まれた後、ボールを1球見送りフルカウントとした後、キンブレルの強い4シームに食らいつき、3球連続でファウルで粘ります。9球目、4シームが真ん中高めに来たところをマッキャンは躊躇なくフルスイング。これが打った瞬間それとわかる右中間への2ランHR!アスレチックスが見事に最終回で逆転を果たしたのでした。

メイソン・ミラー温存!

 そしてアスレチックスの勝ち方に関心したのは、1点差リードの9回裏をもはやMLB トップクラスのクローザーであるメイソン・ミラーに任せるのではなく、ルーカス・エルセグ(Lucas Erceg)で凌いだ点にあります。エルセグは9回裏のオリオールズのホルヘ・マテオ、ガナー・ヘンダーソン、そしてアドレー・ラッチマンと続く3人を三振、LFライナー、三振と三者凡退に抑え込み、見事に僅差のリードを守りきったのでした。

 今回の遠征で最終戦でこのような素晴らしいゲーム展開を制したアスレチックスは、現時点では11勝17敗とまだ負け越しが多いですが、昨年とは全く違う素晴らしい戦いぶりを見せております。

チームスタッツ

 現地2024年4月28日終了時点のアスレチックスのチームスタッツは、以下の通り。

【打撃成績】

  • 打率: .203 (MLB 30位)
  • OBP: .275 (MLB 29位)
  • SLG: .348 (MLB 27位) 
  • 三振:284 (MLB 28位)=多い
  • HR: 32 (MLB 7位タイ)

主要なところだけ拾うととにかく打っていないということがわかります。この中でよくオリオールズとのGm3で逆転勝ち出来たなと思うのです。まさか、最後に勝ち越し2ランHRがあるとは誰が思うでしょうか?しかも9番捕手です。

【投手成績】

  • ERA : 4.13 (MLB 18位)
  • BB: 91 (MLB 13位)←激変!

 投手力ですが、メイソン・ミラーという100mphクローザーが頭角を顕したのが大きいですが、BBの数がもう激変しています。期間の範囲の誤差はあるのですが、2023年は4月だけで141個を計上。3月の4個も入れると4月終了時点で145もあったのです。

 今季はまだ4月が終わりが来ておりませんが、10個前後増えたとしても101です。昨年とは全く違います。

 アスレチックス、面白いですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2025】大谷がジャイアンツ戦で海に32号HRを放つも、ドジャースは追撃及ばず7連敗!
【MLB2025】ブレグマンと吉田が戻ったレッドソックスが逆転で8連勝!セダン・ラファエラがサヨナラ2ランHR!
【MLB2025】PCAが4-3、2本塁打、3RBIと大爆発!ASG前に25-25を達成!
【MLB2025】吉田がシーズン・デビュー戦で3安打!レッドソックスは6連勝!
【MLB2025】ヤンキース、DJ・ルメイヒューをDFAに
【MLB2025】大谷がミズロウスキーから31号リードオフHR!しかし、ドジャースは完全に封じられ、5連敗
【MLB2025】ダルビッシュ投手が手応えのある復帰登板!4回途中5奪三振!
【MLB2025】オールスターのピッチャー、リザーブが発表され、ロスターが決定!
【MLB2025】大谷、バースデー登板で2回3K!しかし、ドジャースはアストロズに連敗
【MLB2025】マリナーズのカル・ロリーが34、35号の2HRs!オールスター前にキャリアハイ!
【MLB2025】オールスターのスターターが発表される!タイガースから3名!PCA、ジェイコブ・ウィルソンなど若いメンバーも!
【MLB2025】クレイトン・カーショウがキャリア通算3,000奪三振を達成!歴代SOランク20位に!
【MLB2025】大谷が7月1日時点で30号HR!ドジャースは山本も好投し、CWSを圧倒!
【MLB2025】フューチャーズ・ゲームのロスターが発表される!タイガースのホスエ・ブリセーニョらが選出される
【MLB2025】タリク・スクーバルが圧巻の7回13K! 8年ぶりに行われたコメリカでのサンデー・ナイト・ゲームを盛り上げる!
【MLB2025】6月終盤で打率.340!A’sのルーキー、ジェイコブ・ウィルソンが天才ぶりを発揮中
【MLB2025】大谷、3度目は2イニングに登板して101.7mphを計測!KCはパスカンティーノらがセス・ルーゴを援護!
【MLB2025】大谷がリードオフ29号と同点トリプルを放つ!KCはボビー・ウィットとマイケル・ガルシアが躍動するも、一歩及ばず
【MLB2025】レッズがパドレスを圧倒!ニック・マルチネスがニア・NO-NO、スペンサー・スティールが3HR!
【MLB2025】ASGのNLDH(Phase1)に選出された大谷が28号HR!カーショウは3000Kまであと3つ!
【MLB2025】今永が復帰戦で5回1ヒッターの好投!チームメイトから大歓迎される!
【MLB2025】ジェイコブ・ミズロウスキーのヒートは続く!ポール・スキーンズとの初対決を制す
【MLB2025】大谷が27号2ランHR!日米通算300号HRに到達!LADはCOLの追い上げを交わす
【MLB2025】デビュー即5者連続K!レッズのチェイス・バーンズがNYY戦で実力を見せる!
【MLB2025】Dバックスのコービン・キャロルはILへ。死球を受けた手首の診断は骨折と判明
【MLB2025】大谷がドジャース移籍後初K!降板後は3ラン・トリプルと26号HR!この日はマンシーが大爆発!
【MLB2025】レイズのクラブ売却が現実味!フロリダの不動産デベロッパーが率いるグループが独占交渉に入る
【MLB2025】ラファエル・デバースが移籍後初HR!逆方向へらしい一発!
【MLB2025】ジェイコブ・ミズロウスキーが先発2戦で11ノーヒット・イニングを達成!近代でメジャー記録!
【MLB2025】ジャイアンツのラファエル・デバースが衝撃トレード後初のレッドソックス戦!セダン・ラファエラが成長を見せる!
タイトルとURLをコピーしました