スポンサーリンク

【MLB2026】レイズ、前オリオールズ監督のブランドン・ハイドをBOのシニアアドバイザーに採用

レイズ、地区ライバルの前監督を要職に起用

 現地2025年12月1日、タンパベイ・レイズはオリオールズの前監督のブランドン・ハイド氏をベースボール・オペレーションのシニアアドバイザーに採用したと発表しました。

 両者は11月26日にベースボール・オペレーション内で役職就任について交渉中だとしていましたが、月が変わってすぐにオフィシャルとなりました。

まさに火中の栗を拾ったB・ハイド

 ブランドン・ハイド氏は1973年10月3日生まれの52歳。2019年から2025年までオリオールズの監督を務めました。オリオールズでの7シーズンの成績は421勝491敗。

 確かに勝率は5割を切ってはおりますが、これはブランドン・ハイド氏の指揮力を測る上で見るべき適切な数字ではありません。

 ブランドン・ハイド氏がバック・ショーウォルターから監督を引き継いだタイミングはクラブの解体とリビルドの真っ只中で、いわば監督就任としては最悪中の最悪のタイミング。

 2018年シーズン終了後、オリオールズはGMのダン・デュケット(Dan Duquette)を解任し、後任に現POBO(President of Baseball Operations)でもあるマイク・エリアス(Mike Elias)を任命。そのタイミングでオリオールズが何をやったかというとロースターの解体、ファーム・システムの再構築、そしてクラブ・インフラの近代化。つまり、監督のブランドン・ハイドは、勝てないロスターを背負いつつ、未熟なプロスペクトを育てるというあまりにもアンフェアな戦いを強いられたのでした。まさに火中の栗を拾う役割。

 当然、この大きな変革はかなりの痛みを伴いました。監督就任初年度にはザルのようなディフェンスで、特に同地区のヤンキースには16連敗、61被弾と完膚なきまでに叩き潰されました。2019年から2021年の3年間は3年連続最下位。バック・ショーウォルターの終盤2年も入れると入れると5年連続最下位と非常に厳しい時代を経験しました。

 しかし、弱い時代にウェーバー制のドラフトの恩恵も加わり、アドレー・ラッチマン、ガナー・ヘンダーソンらが台頭。2022年から2024年までは毎年コンテンダーとなり、2023年には101勝をマークしてALイーストを制覇。2023年のAL MOY(ア・リーグ最優秀監督)に選ばれることに。

 ただ、オリオールズは2023年と2024年と2年連続でポストシーズンに進出するも、いずれもALCSに辿り着く前に敗退しました。2023年はALDSでレンジャーズに敗退、2024年はALWC(ワイルドカード・シリーズ)でロイヤルズに敗退。

BALは2025年は怪我人に泣く

 期待された2025シーズンでしたが、多数の先発投手のIL入り、打線の不振により、開幕から大苦戦。5月中旬までに、15勝28敗となり、ブランドン・ハイドは解任され、三塁コーチのトニー・マンソリーノが暫定的に監督に就任しました。

 ただ、開幕直後の苦戦は誰が指揮を執ったとしてもほぼ同じ結果になっていたはずで、これでブランドン・ハイドを突き放したフロント・オフィスにはがっかりさせられたものです。

ブランドン・ハイドの経歴

 なお、ブランドン・ハイド氏はオリオールズで監督に就任する前まではカブスでベンチコーチと1Bコーチを務めました。また、それ以前は、マーリンズでベンチコーチを2シーズン務めた後、マイアミのマイナーリーグで監督、ヒッティング・コーチ、フィールド・コーディネーターを数年間務めており、現場でのコーチングの経験がかなり長い人です。なお、現役時代は捕手と1Bで、ホワイトソックスのマイナーで4年間プレーし後、独立リーグでも1年プレーし、記録では2001年に27歳で現役を終えています。選手としてはメジャーには上がれませんでした。

レイズ、虎視眈々と

 レイズのマネージャーはケビン・キャッシュですが、ブランドン・ハイドが割と現場に近いところで俯瞰的に見ることでレイズは選手を良いプロスペクトをどんどんメジャーに上げて行きそうです。レイズの編成にはかなりプラスになりそうな気がします。

 トロピカーナ・フィールドの修繕も完了したレイズ。2026年もやはり侮れませんね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2026】ミズとチューリオがリードし、ブルワーズがナ・リーグ中地区4連覇を達成!
【MLB2026】ALセントラルの決戦シリーズはホワイトソックスが先勝!トリスタン・ピーターズが18球も粘ってガーディアンズのプランを崩す!
【MLB2026】ペイトン・トーリがイマキュレート・イニングを達成!ERA3.02でROYレース候補
【MLB2026】好調ラファエル・デバースが急遽、シーズン・エンディングの手術へ
【MLB2026】ガーディアンズ、クワン、アデルらが機能し、ツインズに快勝!首位CWSに0.5ゲーム差!
【MLB2026】ALのプレーオフは東地区から4クラブ?ブルージェイズがWC3枠目のガーディアンズに1.0ゲーム差
【MLB2026】ブレーブス、ウォルト・ワイス監督の代走起用がズバリ!逃げるフィリーズに3度追いつき、サヨナラ勝利へ
【MLB2026】ドジャース、大谷を15Days ILに登録へ(追記あり)
【MLB2026】ブルワーズ、粘るカブスをスウィープ!NLセントラルは10.0ゲーム差に
【MLB2026】ブルワーズが9回2アウトから大逆転!ミズ、チューリオが躍動!鈴木も活躍!
【MLB2026】コービン・バーンズがトミー・ジョン手術から464日ぶりのメジャー復帰!
【MLB2026】大谷がラインナップに復帰し、復調に手応え!ただし、投球は2027年の見込み。ドジャースはシーハンが10Kと好投
【MLB2026】大谷が4試合連続で欠場!しかし、9月7日のレッズ戦から復帰へ
【MLB2026】「前夜を忘れず!」ソニー・グレイが7回シャットアウト!IKFも前夜を揶揄し、BOSが3連勝!
【MLB2026】大谷が2試合連続で欠場!IL入りはまだ様子見段階!ドジャースは大谷不在も連勝
【MLB2026】アドレー・ラッチマン、ボルチモアの凱旋で移籍後初のマルチHR!アンソニーも逆方向へ一発!
【MLB2026】アルテ・モレノ、ついにエンゼルスを売却へ!買い手はラムズのオーナー、スタン・クロエンケ氏
【MLB2026】オリオールズ、カウザーのサヨナラHR阻止で勝率5割へ!ルイス・ロバートも獲得し、PSを狙う
【MLB2026】連夜のマルチHR!PCAが40-40圏内に!今永は3HRを浴びて敗戦
【MLB2026】レッドソックス、アンソニーとストーリーが合流!・・・しかし、今季最後のライバル対決で大敗
【MLB2026】ピート・クロウ=アームストロング(PCA)が34-35-36号HR!CINのサル・スチュワートはルーキーで30HR!
【MLB2026】大谷の投手復帰はまた延期へ!デトロイトでのGm3の登板は取り止めに
【MLB2026】タリク・スクーバルがデトロイトで凱旋登板!チェンジアップがキレキレで7奪三振をマーク!
【MLB2026】フィリーズ、絶望から一転!エドムンド・ソーサが代打逆転グランドスラムで奇跡の勝利
【MLB2026】クリス・セールが11K、MAX 100mph超えの圧巻の投球でドジャースからシャットアウト勝利 ! 山本は1点に泣く!
【MLB2026】佐々木が中指のマメで途中降板!ドジャースはブレーブスにサヨナラ負け
【MLB2026】前日に球種盗みのクレームを入れて敗れたDバックス。今度は0-4の劣勢から頭部死球を機に大逆転(追記あり)
【MLB2026】マリナーズ、カル・ロリーがようやく復調か?フィリーズ戦で3HRを放つ!
【MLB2026】死球を受けたアンディー・パヘスは左手骨折で復帰まで4-5週間
【MLB2026】レッドソックス、0-2から大逆転でサヨナラ勝利(70勝)!ニック・ソガードが大活躍!
タイトルとURLをコピーしました