スポンサーリンク

【INJURY2020】スティーブン・ストラスバーグ、右手首手術でシーズン・エンディングへ

2019年のヒーローが60 Day ILへ

 現地2020年8月22日、ナショナルズの右腕で2019年ポストシーズン・ヒーローの一人でもあるスティーブン・ストラスバーグ(Stephen Strasburg #37)のシーズン・エンディングが決定しました。

手根管手術へ

 ストラスバーグが傷めたのは、右手の手根管(しゅこんかん)。手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)とも呼ばれます。

手根管症候群とは 

手首の内側で末梢神経が圧迫され、手指のしびれや痛み、親指の脱力が起こる疾患。手のひらの付け根部分にある骨と靭帯に囲まれた空間を手根管といい、この中に指を曲げる腱と正中(せいちゅう)神経が通過している。この手根管内で何らかの原因により正中神経が圧迫されている状態。

(中略)

仕事やスポーツで手を酷使している人などに起こりやすい。

医療法人三慶会 指扇病院
黒畑 順子 先生 ドクターズ・ファイル 手根管症候群

 正中神経が支配している親指から薬指にかけてしびれが出る状態。具体的な場所は下記のVTRをご参照ください。

 手術は8月最終週に実施される予定です。

2020シーズンのストラスバーグ

 今季、ストラスバーグはここまで2度の登板があり、2度ともよくありませんでした。

  • 8/9 vs BAL : 4.1 IP、被安打7、失点5、与四球1、奪三振2
  • 8/14 @BAL: 0.2 IP、被安打1、失点1、与四球0、奪三振0、被本塁打1

 シーズンの成績としては0勝1敗、ERA 10.80。

 なにかおかしいなと思ったところ、やはり怪我だったかというところでしょうか。ナショナルズのデーブ・マルチネス監督も彼のチューンナップを当てにしたところがあり、今回のシーズン・エンディング手術はやはりがっかりしたようです。

7年5M

 ストラスバーグは現地2019年12月9日にナショナルズと7年(2020-26)/$245Mで再契約。今季の受け取りは$11.43Mですが、AAV(均等割)だと$35M/年のバリュー。

 ナショナルズにとってはストラスバーグが稼働しないことはサラリーの点でも痛いところです。今季はプロレーティッッド(日割り)になりますので、フルサラリーの37%です。繰延払いが入っているのですが、おそらく受取額、繰延払い分ともに37%にするはずです。

強すぎる筋力が災いしているのか?

 スティーブン・ストラスバーグはとにかく怪我が多いです。2010年9月にトミージョン手術を受けて以降、首、肘、肩と毎年のようにどこか傷めており、今季は手首を傷めてしまいました。 

 身長196cmのストラスバーグは体格も非常にパワフル。筋力が強いことで腕のスイングも早くなり、剛速球も生まれるわけですが、ただ、投球に関わる箇所を次から次へと傷めているということはその強い筋力がかなり広範囲で過負担になっているのかもしれません。

ナッツは補強に走るか?

 まもなくトレードデッドラインです。ナショナルズは今回のストラスバーグの離脱でどう動くか。インディアンスのトリストン・マッケンジーのようなシンデレラボーイがマイナーにいれば言うことはないのですが、トップ・プロスペクトランク100の中に入っているのは、23位のカーター・キーブームのみ。彼は内野手です。

 チーム内のプロスペクトでは投手では21才のジャクソン・ルトレッジ、同じく21才のコール・ヘンリーなどもおりますが、彼らのデビュー見込みは2022年。

 25才の右腕、ウィル・クロウは2020年デビューでもおかしくはありません。

 どう動くか、注目ですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

 

 

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2025】デビュー待ち!レッドソックスのローマン・アンソニーが497 ft (150m)の超特大GSを放つ!
【MLB2025】鈴木誠也が15号/16号の2本塁打!カブスはPCAにも一発が出てタイガースに勝利
【MLB2025】Dバックスのコービン・バーンズがトミー・ジョン手術へ
【MLB2025】Dバックスが敗戦確率99.9%からの大逆転!9回に6点差をひっくり返しATLに勝利
【MLB2025】パドレス、負けゲームをひっくり返す!9回に同点に追いつき、延長で勝利
【MLB2025】激アツ!パドレスが延長の末、1-0でジャイアンツを下す!最後はホセ・イグレシアスが決める!
【MLB2025】大谷が23号HR!さらに土壇場であわやHRかという大きな犠牲フライを放つも、ドジャースは延長戦で敗れる
【MLB2025】ドジャース、ライアン・ヤーブローの軟投に大苦戦!山本は今季初の早期降板
【MLB2025】DET-KCで壮絶な投手戦!マイケル・ワカとタリク・スクーバルがともに譲らず!(追記あり)
【MLB2025】ドジャース、18-2でヤンキースに大勝!大谷は2安打、ジャッジは2HR(21号)
【MLB2025】ジャッジの狼煙の一発に対し、大谷が2発で応酬!WSリマッチはドジャースが先勝!
【MLB移籍2025】ドジャースがトレードでレッズからアレクシス・ディアスを獲得
【MLB2025】カブス、鈴木誠也とPCAがRBIランクNO.1、2を争う
【MLB2025】大谷がMLB1番乗りの20号!ドジャースはコンフォート、マンシーにもHRが出て連勝
【MLB2025】山本がCLE戦で安定の投球!6勝目をマーク!大谷もリードオフHR(19号)で支援!
【MLB2025】122.9mph!パイレーツのオニール・クルーズがミサイルHRを放つ!
【MLB2025】レッドソックスのマーセロ・マイヤーがメジャーデビュー!Gm1ではデバースがサヨナラ安打!(追記あり)
【MLB2025】アクーニャが復帰戦で躍動!しかし、ブレーブスはチャンスで逆走!?して敗戦
【MLB2025】開幕から50試合!タイガースが33勝でMLBベスト!2006年以来の好成績
【MLB2025】山本が6回までノーヒッター!ドジャース、連敗を4でストップ(2025/5/20)
【MLB2025】千賀、ピート・アロンゾの「出来たぞ」というアピールに和む(NYM@BOS戦)
【MLB2025】大谷に17号が出るも、ドジャースはDバックスに完敗で4連敗!B・ファートは7勝目
【MLB2025】ドジャースがベテラン・ユーティリティーのクリス・テイラーを解雇へ
【MLB2025】強烈!ブルワーズのプロスペクト、ジェイコブ・ミズロウスキーがマイナーで103 mphを記録!
【MLB2025】大谷が16号!しかし、ドジャースはジャック・コハノウィッツに苦戦して敗戦
【MLB2025】大谷、ボブルヘッドデーで14号・15号のマルチHR!D・ラッシングもメジャー・デビュー!
【MLB2025】ドジャース、オースティン・バーンズをDFAに!プロスペクトのD・ラッシングをコールアップ
【MLB INJURY 2025】球速ダウンが目立った佐々木投手がIL入り!ドジャースはカーショウを上げる予定
【MLB2025】エバン・ロンゴリアが引退!レイズはセレモニーのため1日契約へ
【MLB2025】ルーカス・ジオリトが604日ぶりの勝利投手に!W・アブレイユ、R・デバースもHRで援護!
タイトルとURLをコピーしました