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【MLB INJURY】キャリア16年で初!ジャスティン・バーランダーがトミージョン手術を実施へ

豪腕バーランダーもついにTJ手術

 現地2020年9月19日、アストロズのエースで現役NO.1の実績を誇るジャスティン・バーランダーが自身のインスタグラムでトミージョン手術を行うことを発表しました。

 ジャスティン・バーランダーは今季1試合に登板。7月24日のマリナーズとの開幕戦に登板。6イニングを被安打3、失点2、与四球1、奪三振7、被本塁打2でシーズン初勝利を上げていました。

開幕前に右鼠蹊部(そけいぶ)を手術

 ジャスティン・バーランダーはスプリング・トレーニング中に右鼠蹊部痛(みぎそけいぶつう)を発症。鼠蹊部(そけいぶ)とは、太ももの付け根のビキニラインと呼ばれるところとイメージするとわかりやすいです。

 その後、右腕の肩から肘にかけての裏の筋肉にあたる上腕三頭筋(じょうわんさんとうきん)も傷めたものも、これは完治。

 ただ、原因は鼠蹊部にあったようで、最終的に3月末に鼠蹊部(そけいぶ)の手術を行っていました。この時点ではシーズン・エンディングかと思われていましたが、開幕戦に復帰。

開幕後に前腕部痛

 しかし、開幕戦での登板後は右前腕部(ぜんわんぶ)痛を発症。前腕部痛はトミージョン手術の一歩手前であると言われているものの、腕のスイングが肩の大きな筋肉を使って投げていて、肘への負担を極力少なくしているバーランダーにそんなことはないはずと思ってはいたのですが、結局トミージョン手術を行うことに。

複数の意見を聞いて決断

 バーランダーによると、トミージョン手術の決断にあたり、複数の意見を取り入れ、総合的に判断し、今回の決断に至ったことが書かれています。

ジャスティン・バーランダーのキャリア

 ジャスティン・バーランダーは1983年2月20日生まれの37才。これまでのキャリアの概要をまとめますとご覧のすごい実績。改めて記載しますと、仕事の量、質ともにすごいの一言です。

  • 2006 AL ROY
  • オールスター出場:8度(2007, 2009-2013, 2018 & 2019)
  • MVP :2011
  • サイ・ヤング賞受賞:2度 (2011 & 2019)
  • サイ・ヤング賞投票2位:3度(2012,2016, 2018)
  • サイ・ヤング賞投票3位:1度(2009)
  • 2011 AL ピッチャー3冠(Wins :24勝/ ERA: 2.40/ SO: 250)
  • 2017 ALCS MVP
  • AL ERA 1位:2011
  • AL 最多勝 : 3度(2009:19/ 2011:24/ 2019: 21)
  • AL 最高勝率:2度 (2007 & 2011)
  • AL 最多イニング登板:4度 (2009: 240/ 2011: 251.0/ 2012: 238.1/2019: 223.0)
  • AL 奪三振 1位:5度 (2009:269/ 2011: 250/ 2012: 239/ 2016: 254/ 2018: 290)
  • シーズン最多奪三振:300(2019)
  • AL 最多完投勝利 :2012/ 6試合
  • AL 最多完封勝利: 2018/ 1試合
  • シーズン15 勝以上: 11度 (2006, 2007, 2009-2012, 2014 & 2016-2019)
  • シーズン20勝以上: 2度 (2011: 24, 2019:21)
  • 200 イニング投球: 12度 (2007-2014 & 2016-2019)
  • 200 奪三振: 9度 (2009-2013 & 2016-2019)
  • ワールドシリーズタイトル:1度( 2017/Astros)

2022年復帰

 ジャスティン・バーランダーのトミージョン手術の日程は現地2020年9月19日時点では明らかになっていませんが、おそらく9月中に行うということかと思います。

 仮に野手並みのスケジュールの12ヶ月で復帰したとしても2021年9月末。ポストシーズンからになります。通常のスケジュールで行けば、18ヶ月ほどが見込まれますので、ちょうど2022シーズンの4月がその時期に当たります。

 よって、2022年が復帰となることでしょう。

37才のバーランダーの復帰は39才

 バーランダーは2021年2月の誕生日で38才。復帰見込みの2022シーズン4月は39才の誕生日を過ぎているということに。果たして、そのときバーランダーの地位はどうなっているのか?を調べてみました。

現契約は2021年まで

 アストロズには気の毒ですが、バーランダーの現契約は2021年まで有効。よって手術で休んでいる期間も身分は保証されています。

2年$66M(2020-2021)

 現契約は2019シーズンが始まる直前の年3月24日に延長で合意した2年/$66M(2020-2021)という内容でした。なお、サインした時点では年平均$33Mは投手最高契約でしたが、この額を上回ったのは現ヤンキースのゲリット・コールで、年平均$36M。


タイガース時代に7年/$180M

 なお、その前の契約はタイガース時代の2013年3月29日に合意した7 年/$180M (2013-19)でした。

 バーランダーは2017年8月のトレード期限ギリギリでアストロズへ移籍したため、アストロズがこの契約を引き継ぎました。厳密に言えば、タイガースも一部出し続けました。

復帰時に所属できているか?

 リハビリ時はアストロズで身分が保証されているとは言え、2021シーズンが終了した時点でバーランダーはFAとなります。年が明けて誕生日がくれば、39才でFA。

 果たしてどこがサインするか、非常に微妙なタイミングでの手術であることは間違いありません。

 レッドソックスのクリス・セールが31才の今年、トミージョン手術をしたのも勇気が必要だったと思いますが、バーランダーのケースはそれ以上。新しいクラブとのサインは特にサラリーがネックになりそうです。

 バーランダーを評価するクラブは必ずあると思っています。これは所感ですが、リハビリ中にアストロズがトレードに出すのではないか?そんなことを空想したりもします。もちろん、それを実現するには復帰前に獲得の意思を強く持つクラブがあるかどうかにもよります。

 バーランダーのエージェントはISE。ボラスではありません。ISEがどういう立ち回りをするかも見ものです。

 とにかく、バーランダーの手術が無事に終わり、また力強く腕を振ってくれることを期待したいと思います。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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