スポンサーリンク

【MLB移籍For2019】メッツがリアルミュート・ダービーから撤退!ウィルソン・ラモスと合意!その影響は?

キャッチャー市場に動き!

現地2018年12月16日、メッツが重要な決断を下しました。

あれだけ欲しがっていたJ.T.リアルミュート(J.T. Realmuto)の争奪戦(ダービー)からの撤退を決定。今回、ウィルソン・ラモス獲得にプラン変更しました!

メッツ、ウィルソン・ラモスと2年で合意

契約内容は詳細はまだ出ておりませんが、メッツとウィルソン・ラモス(Wilson Ramos)は2年総額で2,750万ドルでの合意した模様です。2021年はクラブオプション。総額なので、「〜を達成すれば、いくら」というベスティング・オプション(Vesting Option)を含めた金額です。

現地2018年12月16日の時点ではまだ公式情報ではありませんが、フィジカルチェック待ちですので、ディールは成立しております。

併用

今回、ウィルソン・ラモスを獲得したことで、メッツはどうやら正捕手をトラビス・ダーノー(Travis d’Arnaud)との併用で起用する見込みです。どちらかと言えば、ウィルソン・ラモスをバックアップとして位置づけている感じです。

とは言え、ラモスの起用は増えると思います。トラビス・ダーノーもトミー・ジョン手術空けで、開幕には間に合う見込みですが、無理をさせない程度に併用し、打撃力でウィルソン・ラモス起用が増えるのではないかと筆者は思っています。

ウィルソン・ラモスとは

ウィルソン・ラモスを一言で言えば、攻撃的な(=打撃のいい)キャッチャー。1987年8月10日生まれで、2019年シーズン途中で32才になるベテランです。

ベネズエラ出身のラモスは2004年7月にアマチュア・フリーエージェントでツインズと契約。2010年トレードデッドランでナショナルズへ移籍。2016年にFAとなり、12月にレイズと契約。2018年のトレードデッドランでフィリーズへ移籍して、今オフはFAでした。

デビューはツインズ時代の2010年。

オールスター2度(2016/2018)、シルバー・スラッガー賞を1度(2016)受賞。

キャリア通算で760試合出場、AVG.273、OBP .317、SLG .439、HR 109、RBI 426。2018年はレイズとフィリーズを合わせて、111試合に出場、AVG.306、OBP .358、 OPS .487、HR15、RBI70。

2016年には131試合で、AVG.307(キャリアハイ)を記録しています。捕手で131試合出場し、この打率はすごいですね。

ヒザの怪我

ただ、懸念点もあります。それはヒザの怪我。2015年に右膝のACL(十字靭帯)を断裂。この年は25試合出場にとどまっています。さらに、2016年には追加の手術も行いました。

2018年は非常にヘルシーなシーズンを過ごすことが出来たので、もう大丈夫だとは思いますが、併用したいというのはこういうところですね。

名シーン「ハーパー、後ろ!」

旧ブログでも書いたのですが、ウィルソン・ラモスといえば、どうしてもこのシーンが頭から離れません。

2015年7月4日、SFG@WSH戦で、ジャイアンツがアニメばりのCFカバーの2塁ピックオフをやったシーンです。

ラモスが「ハーパー!」と叫んでいるのがよくわかり、これがとても好きなんです。

それにしても、2014年WSチャンプのジャイアンツともあろうチームがよくこんな子供っぽいことをやろうと思ったもんです。

【動画タイトル】Blanco attempts pickoff from CF July/4th/2015

メッツ、リアルミュート・ダービーから撤退

これで、ブレーブスとともにメッツもリアルミュート・ダービーから(離脱ではなく、)撤退しました。仕方なく降りたのではなく、積極的に「もうええ」と決断を下しました。

メッツは若手をプロテクトしたかった

移籍市場に金銭はつきものですが、リアルミュートを獲得した場合、それに見合った選手が求められますので、マーリンズがまた結構な要求を突きつけたのではないかと推測します。推測でマーリンズを揶揄してはいけませんが、十分にあり得たと思います。

メッツは、若手のアメッド・ロサリオ、マイケル・コンフォート、ブランドン・ニモ、そしてノア・シンダーガードもプロテクトしたかったのではないかと思います。

もっとも、シンダーガードの場合、まだわかりません。

キャッチャー市場への影響

FA市場の未契約の捕手として、注目なのがドジャースからFAのヤズマニ・グランダル(Yasmani Grandal)、アストロズからFAのマーティン・マルドナード。そして上述した調停ステータスのJ.T.リアルミュートです。

その他、ツインズからFAのクリス・ジメネス、タイガースからFAのジャロッド・サルタラマッキア、アスレチックスからFAのジョナサン・ルクロイ、ナッツからFAのマット・ウィータースなども残っております。

ナッツ、ドジャース、ヤンキース、フィリーズがリアルミュートを獲りに行くのか、それともマルドナード、グランダルへ行くのか、注目です。

マチャードが遠征

マチャードは17日から始まる週にニューヨークとフィラデルフィアでミーティング。ここで決着がつきそうな予感。

ディディの空席を埋めたいNYYが勝つのか?大砲が欲しいPHIが勝つのか、注目です。

NYに行きそうな気がするのですが・・・どうでしょうか。これによってハーパーへの影響も出そうですね。


なお、追加情報ですが、現地2018年12月17日、ホワイトソックスともミーティングを持つようです。

お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2025】デビュー待ち!レッドソックスのローマン・アンソニーが497 ft (150m)の超特大GSを放つ!
【MLB2025】鈴木誠也が15号/16号の2本塁打!カブスはPCAにも一発が出てタイガースに勝利
【MLB2025】Dバックスのコービン・バーンズがトミー・ジョン手術へ
【MLB2025】Dバックスが敗戦確率99.9%からの大逆転!9回に6点差をひっくり返しATLに勝利
【MLB2025】パドレス、負けゲームをひっくり返す!9回に同点に追いつき、延長で勝利
【MLB2025】激アツ!パドレスが延長の末、1-0でジャイアンツを下す!最後はホセ・イグレシアスが決める!
【MLB2025】大谷が23号HR!さらに土壇場であわやHRかという大きな犠牲フライを放つも、ドジャースは延長戦で敗れる
【MLB2025】ドジャース、ライアン・ヤーブローの軟投に大苦戦!山本は今季初の早期降板
【MLB2025】DET-KCで壮絶な投手戦!マイケル・ワカとタリク・スクーバルがともに譲らず!(追記あり)
【MLB2025】ドジャース、18-2でヤンキースに大勝!大谷は2安打、ジャッジは2HR(21号)
【MLB2025】ジャッジの狼煙の一発に対し、大谷が2発で応酬!WSリマッチはドジャースが先勝!
【MLB移籍2025】ドジャースがトレードでレッズからアレクシス・ディアスを獲得
【MLB2025】カブス、鈴木誠也とPCAがRBIランクNO.1、2を争う
【MLB2025】大谷がMLB1番乗りの20号!ドジャースはコンフォート、マンシーにもHRが出て連勝
【MLB2025】山本がCLE戦で安定の投球!6勝目をマーク!大谷もリードオフHR(19号)で支援!
【MLB2025】122.9mph!パイレーツのオニール・クルーズがミサイルHRを放つ!
【MLB2025】レッドソックスのマーセロ・マイヤーがメジャーデビュー!Gm1ではデバースがサヨナラ安打!(追記あり)
【MLB2025】アクーニャが復帰戦で躍動!しかし、ブレーブスはチャンスで逆走!?して敗戦
【MLB2025】開幕から50試合!タイガースが33勝でMLBベスト!2006年以来の好成績
【MLB2025】山本が6回までノーヒッター!ドジャース、連敗を4でストップ(2025/5/20)
【MLB2025】千賀、ピート・アロンゾの「出来たぞ」というアピールに和む(NYM@BOS戦)
【MLB2025】大谷に17号が出るも、ドジャースはDバックスに完敗で4連敗!B・ファートは7勝目
【MLB2025】ドジャースがベテラン・ユーティリティーのクリス・テイラーを解雇へ
【MLB2025】強烈!ブルワーズのプロスペクト、ジェイコブ・ミズロウスキーがマイナーで103 mphを記録!
【MLB2025】大谷が16号!しかし、ドジャースはジャック・コハノウィッツに苦戦して敗戦
【MLB2025】大谷、ボブルヘッドデーで14号・15号のマルチHR!D・ラッシングもメジャー・デビュー!
【MLB2025】ドジャース、オースティン・バーンズをDFAに!プロスペクトのD・ラッシングをコールアップ
【MLB INJURY 2025】球速ダウンが目立った佐々木投手がIL入り!ドジャースはカーショウを上げる予定
【MLB2025】エバン・ロンゴリアが引退!レイズはセレモニーのため1日契約へ
【MLB2025】ルーカス・ジオリトが604日ぶりの勝利投手に!W・アブレイユ、R・デバースもHRで援護!
タイトルとURLをコピーしました