スポンサーリンク

【MLB FA2018-19】ブレーブスがJ・ドナルドソンとB・マッキャンを獲得!(ドナルドソンの詳細なキャリア付き)

現地2018年11月26日、アトランタ・ブレーブスが動きました。

今オフの注目選手の一人として上がっていたインディアンスからFAのジョシュ・ドナルドソンと、アストロズからFAとなっていた捕手のブライアン・マッキャンの2人の獲得を発表しました。いずれもショート・タームでの契約となっております。

  • ジョシュ・ドナルドソン( Josh Donaldson):1年2,300万ドル
  • ブライアン・マッキャン(Brian McCann ):1年200万ドル

ここまでのFA・移籍の動き

この日までの契約状況としては、レッドソックスのプライス、セール、ピアースの3人の再契約が決まり、FAではなかったマリナーズのパクストンがNYYに移籍、レッズのクローザーのイグレシアスが3年でレッズと契約延長したという状況。ハーパー、マチャード、ゴールディー、自軍のニック・マーケイキス、捕手のリアルミュート、投手のパトリック・コービン、バンガーナーなどはまだ動いていないという中で、ブレーブスが早めに動きました。

ジョシュ・ドナルドソンのキャリア

ジョシュ・ドナルドソンと言えば、MLBでは珍しく、足を大きく上げてタイミングを取る打者。全身を使った打撃フォームと筋肉質の体型からして身長が低いと思っていたのですが、大きな間違いでした。185cm(6’1″)もあります。

2019年で33才のシーズンを迎えるドナルドソンは元々はカブスの1巡目(2007-全体48位)指名の選手。2007年6月にそのままカブスと契約に至っております。

ところが、翌年の2008年の7月にカブスがアスレチックスからチャド・ゴダーンリッチ・ハーデンの2人のスターター右腕を獲得した際に、トレードで移籍することとなりました。この時に一緒にアスレチックスに動いた選手が元阪神のマット・マートン、右腕のショーン・ギャラガーです。

思えばこの時のカブスのトレードは高く付きました。出て行った選手がいい活躍をしたんです。ギャラガーは2010年を最後にMLBでは投げていませんが、ドナルドソンとマートンは周知の通り。マートンも「なんでカブスはマートンを出すんだ」と言われるくらいの選手でした。そしてその見返りとして獲得したゴダーンは2008年、24試合、4勝2敗、ERA 6.26にとどまり、2009年はパドレスに移籍しました。さすがに名の通っていたリッチ・ハーデンは活躍して、2008年に5勝1敗、ERA1.77と活躍。2009年にも残り、26試合、9勝9敗、ERA 4.09を上げました。

しかし、やはりバランスの悪いトレードでしたね。

そしてドナルドソンですが、2014年のシーズンを終えて、3年の調停の権利を獲得したところで、年俸が上がるということで、アスレチックスはトレードを決行。割り切り過ぎです。ブルージェイズに移籍に移籍となりました。これによって、年俸は2014年の50万ドルから一気に430万ドルに上がりました。

この時はブルージェイズから内野手のフランクリン・バーレト、RHPで2018年も期待されたケンダール・グレイブマン、内野手のブレット・ロウリー(2018はCWS)+1名が動いております。

そして2018年8月31日のトレードでインディアンスに移籍しました。ブルージェイズにはマイナーの右腕が移籍しております。で今回のブレーブスへの移籍です。

ドナルドソンの年俸ですが、2018年もブルージェイズから2,300万ドルをもらっておりましたので、金額的には変わらずです。

ASG3度出場、SS賞2度受賞、2015 AL MVP。通算打率 .275、182HR。HRのキャリアハイは2015年の41本。2018年は2チームで52試合、8HR、Avg .246。本来の体調に戻ることを期待したいです。

やはりNLDSの貧打が悔しかったか?

ブレーブスは内野が揃っております。怪我でポストシーズンに出られませんでしたが、SSにはダンスビー・スワンソンがおり、2Bはアルビーズといういい選手、1Bにはフリーマンがおり、3Bはヨハン・カマルゴがいるという割と盤石な布陣です。

カマルゴとの兼ね合い

ドナルドソンは3Bなので、カマルゴのポジションを奪う形になるのですが、ドナルドソンは2017年と2018年はふくらはぎを傷めていたため、フルでの出場はなりませんでした。ドナルドソンの状態によって、カマルゴをユーティリティーとして3B+外野で起用するプランかと思います。

55.5万ドルの選手と2,300万ドルの選手。ドナルドソンには大いに働いてもらわなければというプレッシャーがかかりますね。それでもドナルドソンを獲得したのはやはりNLDSで完敗したのが悔しかったのではないかと思います。

【MLB 2018】ポストシーズンの戦績
ホーム画面に書いてあったポストシーズンの戦績をこちらにまとめ直しました。2018のPSの備忘録のような形でお使いいただければ幸いです。タイブ...

特にカマルゴは大ブレーキで、15−0という内容でしたから、あと1枚攻撃でいい打者がいればというふうに考えたかもしれません。

ブライアン・マッキャンの復帰

ブレーブスは捕手のブライアン・マッキャンも獲得しました。マッキャンは2019シーズンに35才となるベテラン。今季はアストロズで63試合、189-40、AVG.212、HR7、RBI23。

華々しい実績

マッキャンと言えば、2014シーズンにヤンキースに移籍しましたが、その前のブレーブス時代の活躍は強烈に記憶に残っております。ヤンキース時代も2015年にSS賞を受賞していますが、それまでがやはりすごかったですね。ブレーブス時代にASG7度、SS賞5度(NYYと合わせて6度)。

2017年にアストロズに移ってからは捕手の職業病である膝の故障が響いて思うように活躍できず、はがゆい思いをしたと思います。アストロズはマッキャンの代わりとしてマルドナードを獲得して穴を埋めようとしたほど価値の高い選手です。

タイラー・フラワーズとの併用

ブレーブスは捕手にタイラー・フラワーズ(Tyler Flowers)がおりますので、今回の獲得はバックアップ的要素が強いのかなとは思います。これでもしも、リアルミュートを獲得することがあれば、3rdキャッチャーとしての位置づけになります。

マッキャンには膝を治してもうひと花咲かせて欲しいと思います。

お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2025】カル・ロリーがミッキー・マントルに並ぶ54号HR!マリナーズはAL西地区単独首位へ
【MLB2025】大谷が49号!ドジャースはカーショウの初回の4失点を跳ね返して勝利
【MLB2025】タイガースのタリク・スクーバルとハビアー・バイエスの怪我の状態
【MLB2025】ウォーカー・ビューラーがフィリーズ移籍後初登板!失点傾向をケアして勝利投手に
【MLB2025】アロルディス・チャップマンの無安打記録に終止符を打ったのはシェー・ランゲリアス!
【MLB2025】レッドソックスのコナリー・アーリーが5回、11奪三振の衝撃デビュー!
【MLB2025】ドジャース、今度はコンバインド・ノーヒッターを逃すも、大きな勝利を上げる
【MLB2025】スレイド・セコーニが7回までノーヒッター!ロッキオの守備も光り、ガーディアンズがWCレースでKCを抜く!
【MLB2025】大谷が今季12本目のリードオフを含む47、48号のマルチHR!ドジャースは連敗ストップ
【MLB2025】山本が9回2アウトまでノーヒットノーラン!しかし、ドジャースは大惨事に!
【MLB2025】大谷が緊急で先発!100mph超えを連発するも、ドジャースはまたけが人が出てサヨナラ負け
【MLB2025】NLサイ・ヤングへ! ポール・スキーンズがドジャースを圧倒!ERAは1.98に!
【MLB2025】レッドソックス、試練の終盤戦へ!ローマン・アンソニーが腹斜筋を傷めてIL入り
【MLB2025】ジャイアンツ vs ロッキーズ戦でデバースの一発を巡り、ベンチクリアー!
【MLB2025】大谷、プロスペクトのババ・チャンドラーから強烈な一発(46号)!しかし、ドジャースは敗戦!
【MLB2025】パドレスのスーパー・ブルペン、ジェイソン・アダムが左足大腿四頭筋を傷めて離脱へ
【MLB移籍2025】フィリーズ、ウォーカー・ビューラーをマイナー契約で獲得!
【MLB2025】センセーショナルな活躍を見せるA’sのニック・カーツが右腹斜筋を傷める
【MLB2025】レッドソックス、アロルディス・チャップマンとの延長契約(2026)に合意
【MLB2025】レッドソックスのペイトン・トールが鮮烈デビュー!P・スキーンズとの投げ合いで好投!
【MLB2025】レッドソックス、ウォーカー・ビューラーをリリースへ
【MLB2025】カイル・シュワーバーが1試合4HR!HR数は49となり、NL単独トップに
【MLB2025】ブルワーズのクローザー、トレバー・メギルが屈筋腱を傷めてILへ
【MLB2025】大谷が移籍後初勝利!ドジャースは計19奪三振の大記録を打ち立てる!
【MLB2025】ネイサン・イオバルディがローテーター・カフを傷めてシーズン・エンドの見通し!
【MLB2025】エンゼルス、ジェイコブ・デグロム先発のレンジャーズに4-0でシャットアウト勝利
【MLB2025】ザック・ウィーラー、胸郭出口症候群(TOS)と診断される!手術必至で2025年のシーズン・エンドが濃厚
【MLB2025】ドジャース、フリーマンの2発と大谷の45号でパドレスに快勝!山本が11勝目をマーク
【MLB2025_8月】パドレスが盤石の試合運びで連勝して単独首位へ!ドジャースはたったの2安打
【MLB2025】ギャレット・クロシェが11Kで14勝目!レッドソックスは12得点!
タイトルとURLをコピーしました