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【MLB2025】ドジャース、オースティン・バーンズをDFAに!プロスペクトのD・ラッシングをコールアップ

ドジャース、よりオフェンスに注力へ

 衝撃的でしたね。

 現地2025年5月13日、ロサンゼルス・ドジャースは長年バックアップ捕手を務め、投手陣からも信頼の厚かったオースティン・バーンズ(Austin Barnes)をDFAとしました。

カーショウ、佐々木の相棒

 オースティン・バーンズと言えば、クレイトン・カーショウの相棒と言ってもいい存在。カーショウのプラマリー捕手であり、両者は強い絆で結ばれ、先発で名を連ねたレギュラーシーズンのゲームは81試合を数えます。

 なお、クレイトン・カーショウがバーンズよりも数多くバッテリーを組んだ捕手としてはA.J.エリスがいます。

 カーショウにとってバーンズはベテランらしい試合運びや守備力が自身の投球スタイルを補完したという点で相性が良かったのです。また、長年エースであったクレイトン・カーショウが指名する捕手であったからこそ、バーンズはドジャースに居続けられたと言ってもいいです。

 さらにバーンズは直近では佐々木朗希投手の相棒になりつつありました。佐々木投手は当初、ウィル・スミスとバッテリーを組んでいましたが、バーンズとのコンビの方が投げやすかったように傍目には見えました。実際、その方がコマンドも安定していました。

 この辺りはインコースをかなり要求したウィル・スミスに対し、投手の調子を優先させるオースティン・バーンズのゲームへのアプローチの違いが起因していると思われます。

 こういったコンビは例えばヤンキースに移籍した当初のゲリット・コールがゲイリー・サンチェスよりもカイル・ヒガシオカとのコンビを好んだというのがあります。

 ただ、ゲームに勝たないといけませんから、投手との相性を最優先ばかりできないのも通例ではあります。

ダルトン・ラッシングをコールアップ

 40manロスターを空けたドジャースは、トッププロスペクトであるダルトン・ラッシング(Dalton Rushing)をコールアップさせました。

 ダルトン・ラッシング2001年2月21日生まれの24歳。ドラフトは2022年のドジャースの2巡目指名。右投げ左打ちの捕手兼OFです。

 MLBパイプラインではPre-2025のトップ・プロスペクト・ランクで30位、現地2025年5月14日時点のそれでは15位にアップ。また、ポジション別では捕手としてNO.1ランク、ドジャース内でもNO.1ランクの選手です。

 ダルトン・ラッシングは今季、トリプルAオクラホマ・シティで31試合に出場し、.308/.424/.514、HR 5をマーク。守備は1Bで9試合、捕手で16試合、DHで 4試合、LFで 2試合。2024年8月にトリプルAへ昇格した後は、ほとんどの時間をLFとして出場しました。

 2024年の成績はダブルAタルサとトリプルAオクラホマシティを併せてOPS.896、HR 26をマーク。ドジャース傘下のマイナーリーグのMVPにも選出。

LADの捕手の体制は?

 ドジャースのメイン捕手は言わずもがなのウィル・スミスで、最初の34試合で.330/.429/.486とセンセーショナルな成績をマーク。捕手でこれだけ打っているのは本当にすごいことです。

 これまではオースティン・バーンズがバックアップ・ロールを務め、ウィル・スミスに緊急で怪我などがあった場合は彼がいたわけです。

 現地2025年5月14日時点で、ドジャースはアクティブ・ロスターに捕手としてウィル・スミスとダルトン・ラッシングの2人のみを登録。上述のようにダルトン・ラッシングは非常に打撃に魅力がありますから、緊急時のバックアップロールだけではいささか勿体ない素材。とは言え、捕手に故障が出た場合は代わりがいませんから、万が一の時に1人は残さなければなりません。

 果たしてドジャースはそこをどうするのか?現時点では見えておりません。現地2025年5月14日時点の40manロスターも捕手は彼ら2人のみ。ドジャースはもう伝統的な手法である捕手を必ずベンチに置いておくというやり方を採らないのかもしれません。

 ここは少し様子見です。本当に捕手2人が試合に出ているという状態でしばらく行くのかもしれません。ダルトン・ラッシングはOFで出場する可能性大です。

 バーンズはドジャース11年目の今シーズン、13試合で打率.214。

オースティン・バーンズの略歴

 前後しますが、オースティン・バーンズの略歴を書いておきます。1989年12月28日生まれの35歳。カリフォルニア生まれですが、アリゾナ・ステートの出身です。

 ドラフトは2011年のマーリンズの9巡目指名。

プロデビュー後は捕手と2B!

 ドラフト翌年の2012年はクラスAのグリーンズボロ・グラスホッパーズに所属し、123試合に出場。.318/.401/.481、HR 12、RBI 65という素晴らしいシーズンを送りました。特筆すべきはこのシーズンは主に2Bとしてプレーしたことです。 

 2013年はほぼフルタイムで捕手として出場。クラスA+で98試合二出場し、打率.260、HR 4、RBI 38を記録。ダブルAでは19試合で打率.339をマーク。2014年には2B,、3B、OFを守るという打撃優先のシーズンを送っています。

2015年にLADへ 

 2014年12月10日、マーリンズがディー・ゴードン、ダン・ヘイレン、ミゲル・ロハスを獲得したトレードでオースティン・バーンズはアンドリュー・ヒーニー、クリス・ハッチャー、エンリケ・ヘルナンデスとともにドジャースへ移籍。これがドジャースでのキャリアのきっかけとなります。

 2015年はトリプルAのオクラホマシティで開幕。29試合に出場し、打率.290、HR 3、RBI 13をマークしたことでメジャーへ昇格。同年5月24日のパドレス戦でメジャー・デビューを果たします。この試合は捕手として先発し、3打数1安打をマーク。2015シーズンは20試合の出場で.207/.361/.276。

 2016年も21試合の出場で打率.156/.270/.188。

 2017年はヤスマニ・グランダールのバックアップとして開幕ロースターに名を連ね、シーズンが進むにつれて徐々にレギュラーとしての出番が増えて行き、最終的には102試合に出場して、.289/.408/.486、HR 8、RBI 38という堅実な成績をマーク。

 翌年の2017年6月30日のパドレス戦では、2本塁打(満塁本塁打と3ラン)を放つ活躍を見せたこともありました。秋にはポストシーズンにも出場し、DバックスとのNLDSでは打率.500(4打数8安打)をマーク。ただ、ブルワーズとのNLCS、アストロズとのワールドシリーズでは合わせて38打数6安打でした。

 2018年、バーンズの打撃成績は後退。100試合に出場して打率.205、OBP .329、SLG .290、HR 4、RBI 14。しかし、ポストシーズンではヤズマニ・グランダールが守備で苦戦したことで、バーンズの出場機会がアップ。ただ、NLCSとワールドシリーズでは、合計29打数2安打に沈黙しました。

 2018年オフにヤズマニ・グランダルーがFAとしてドジャースを去ったことでオースティン・バーンズにチャンスが到来。しかし、打撃成績は依然振るわず、そこで台頭してきたのがウィル・スミスです。

 2019年、2020年とやはり打撃で低迷したバーンズはウィル・スミスにポジションを譲る形となり、以降はバックアップロールに甘んじることに。

 2025年は13試合で、.214/.233/.286。

 さらにここ2年は守りでも精彩を欠くシーンが多くなり、特にCS%は2024年は9.4%(リーグ平均は20.3%)、2025年は11.8%(リーグ平均は23.1%)とかなり走られておりました。

バーンズの今後

 オースティン・バーンズは今後、トレードあるいはウェーバーという形になるのですが、いずれにせよウェーバーを通過して(クリアー・ウェーバー)、リリースという形になると思われます。

 現在の契約はご覧の通りで、今季は$3.5M。

  • 2年/$7M (2023-24) + 2025 $3.5Mクラブオプション(ドジャースは行使)

 今の成績では残りサラリーを引き取るクラブはないと思われ、リリース後にFAとなった後にメジャー最低年俸でサインということになりそうです。

 オースティン・バーンズ、ちょっと残念ですね。いい機会が訪れますように。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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