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【MLB契約2020】ホワイトソックス、2019ゴールドグラブのヨルマー・サンチェスをアウトライト

CWSの進化はまだまだ続く

 驚きました!今オフ激アツのホワイトソックスですが、今度は新陳代謝を促進するようです。

 現地2019年11月25日、シカゴ・ホワイトソックスは2019年ローリングス・ゴールドグラブ賞獲得の2B、ヨルマー・サンチェス( Yolmer Sánchez )をマイナーへアウトライトするという情報が入ってきました。

アウトライトとは?

 マイナーへアウトライトとは”Placed on Outright Waivers”ということで、” Irrevocable Outright Waivers “というのが用語的には正しい使い方になると思います。

 これは40manロスターから外して他の選手のために枠を空けつつ、まだ当該選手を支配下としてマイナーリーグに置きたい時に使う手段であり、経なければいけない手続きのことで、マイナーオプションが切れた(out of option)選手をアクティブロスター(25人枠)から外してマイナーに落とす時に使われる手段でもあります。マイナーオプションが切れた選手をマイナーへ降格させるには、まずこのウェーバーを通過させる必要があります。

 ステータスなのですが、DFAの記事でも書きましたが、まだクビではありません。メジャー契約で無くなるという段階です。今回の場合はホワイトソックスがまだ正式にアナウンスしていない段階で、ローゼンタールさんがすっぱ抜いた情報です。

今後の手続き

 今後の手続きとしては他クラブはヨルマー・サンチェスをクレームオフ(獲得)することができます。

アウトライトの理由

 2019年GG賞を受賞した選手なのにどうして?という点について記載したいと思います。

その①調停によるサラリーアップを避けたい

 2020年1月でのヨルマー・サンチェスのMLSは4.134で2回目の調停イヤーです。2019年1月にサインした1回めの調停を避けた契約では1年/ $4.625 Mのサラリーに。今回の予想額は$6.2 Mと言われており、どうやらホワイトソックスはこれを避けたいと思っているようです。

 ヤズマニ・グランダールとの4年/ $73 M、ホセ・アブレイユとの3年/$50Mの延長を成立させ、まだまだ贅沢税の基準額を遠く見上げる状態にあるホワイトソックスですが、締めるところは締めたいと思っているようですね。

その②打撃成績

 守備のハンドリングは年々素晴らしさを増していたヨルマー・サンチェスですが、打撃のスタッツが落ちているのは確かです。

 2019年は149試合に出場、打率.252、OBP .318、SLG .321、HR 2、二塁打 20、RBI 43、BB 44、SO 117、SB 5。

 打率がキャリアハイであった2017年の成績は、打率.267、OBP .319、SLG .413、HR 12、二塁打 19、RBI59、BB 35、SO 111、SB 8。

100が目安のOPS+は2017年が97だったのに対して、2019年は73。wRC+も2017年が95だったのに対し、2019年が74に落ちています。

ホワイトソックスの中でサラリーと打撃指標の基準値が設定されていると思うのですが、おそらくそのラインから遠い成績だとみなされているのではないかと推測します。

 守備がすごくて、そこそこつなげるだけにちょっと勿体無いというか、厳しいなとは思います。

2B候補   

 ヨルマー・サンチェスはまだ傘下におりますが、ウェーバーにかけると即クレームオフされると思います。よって、新たな2B候補を探すとなると内部からかあるいは外部からになるのですが、内部からはご覧のメンバーが候補かと思います。

ニック・マドリガル

 ニック・マドリガル(Nick Madrigal)は2020年3月で23才になるプロスペクトで2018年アマチュアドラフトでホワイトソックスが1巡目指名した2B。MLB.comのPre-2019のトッププロスペクト・ランクでは47位だった選手。

 2019年はA+、ダブルA、トリプルAと3つのレベルでプレーしたのですが、3つのレベルを合わせた成績が、打率.311、OBP .377、SLG .414、HR 4、RBI 55、Run 76、BB 44、SB 35、SO 16と長打はないものの、機動力が半端なくすごい選手。ひょっとしたら、彼の昇格によって穴埋めするという可能性もあります。

レウリー・ガルシアの2B

 また今季外野での出場がほとんどであったレウリー・ガルシア(Leury García)はもともと2Bも守れる選手。今季の打撃成績は打率.279、OBP .310、SLG .378、HR 8、RBI 40とヨルマー・サンチェスよりは良いです。

 外野にFAから良い選手を獲得すれば、彼の2Bへのコンバートもあり得ます。また、2BにFAの選手を入れるという場合は、レウリー・ガルシアを2019年同様に外野で起用する。いずれにせよ、彼はユーティリティ的な起用になると思います。

 ニック・マドリガルの昇格は非常に期待できます。ただし、守備力が落ちることは覚悟の上での起用ですね。おそらくホワイトソックスとしてはFAで攻撃力のある2Bを獲得するのではないか?と思います。

ヨルマー・サンチェスの移籍先?

 まだ話が進んでいるわけではありませんが、ヨルマー・サンチェスがウェーバーに上がったとすれば、インディアンスは獲得に走ると思われます。ジェイソン・キプニスとのオプションを拒否し、2Bが空いていますし、キプニスのサラリーの半分でヨルマー・サンチェスを獲得できます。

 どうなるでしょうか?

2017年に名前を変更

 なお、ヨルマー・サンチェスに関する予備知識ですが、実は2017年2月に現在の登録名に変わりました。それまではカルロス・サンチェス”Carlos Sanchez”と呼ばれていました。

 どうして変えたかと言うと、”Carlos”、”Sanchez”ともに結構多くの選手がいて区別がつきにくいので、本名の”Yolmer Carlos Javier Sanchez Yanez”から、”Yolmer”を選んだとのこと。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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