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【MLB2025】ブレーブスがレンジャーズからデーン・ダニングをトレードで獲得

2023年のTEXのWSチャンプに貢献

 現地2025年7月17日、レンジャーズとブレーブスの間でトレードが成立。レンジャーズは2023年のワールドシリーズ制覇に大きく貢献した右腕のデーン・ダニングをブレーブスにトレードに出すことになりました。

トレード概要

 このトレードは金銭付きの1:1のトレードです。

ブレーブスGet

  • デーン・ダニング(Dane Dunning/30)RHP
  • 金銭

レンジャーズGet

  • ホセ・ルイス(Jose Ruiz/30) RHP

レンジャーズからブレーブスにどれくらいの金銭がわたるのかは公表されておりません。デーン・ダニングの2025年のサラリーは1年/$2.66Mで残債は約$1M。となると、MAX$1Mですが、満額を負担したとも思えず、ここは不明です。

背景

 ご承知のように今季のブレーブスはかなり苦戦しております。前半戦を終えて42勝53敗で借金11。ワイルドカードの3スポットはいずれも現時点で50勝を超えている中での争いで、ここに参戦できる状況ではありません。

 普通に考えてブレーブスはプレーオプはかなり望み薄な状況でどうして補強なのか?ここが気になります。

ブレーブスの投手のIL

 ブレーブスの投手の台所事情ですが、けが人に次ぐけが人で圧倒的に投手不足という事情があります。

 けが人は2024年のサイ・ヤング賞投手のクリス・セールが胸郭骨折で復帰見込みは8月終わり。レイナルド・ロペスは右肩の炎症で復帰見込みが立たず。AJ・スミス=ショーヴァーはUCL断裂でトミー・ジョン手術となり、復帰は早くて2026年後半、余裕をもった復帰なら2027年。スペンサー・シュウェレンバックは6月28日のフィリーズ戦で12三振を奪ったものの、右肘の小さな骨の骨折が見つかり、復帰見込みは9月。ジョー・ヒメネスは左膝の手術で8月に復帰できるかどうか。

 現状、ローテーションに入っているのはスペンサー・ストライダー、グラント・ホームズ、ブライス・エルダー、そしてオールスター前に先発したデービス・ダニエルの4名。ブライス・エルダーに至ってはERAは6.00に近い数値でそれでもローテーションに入れざるを得ない状況。

 20歳のプロスペクト、ディディエ・フエンテス(Didier Fuentes)も一旦はメジャーに上げて4試合に先発させましたが、明らかに力不足でERAは13.85。現在はトリプルAに戻しております。

 こういった背景で、コンテンダーではないブレーブスが補強に至ったというところです。

TEXはサラリー削減

 一方、レンジャーズは今季の経営上の大きな課題は贅沢税の閾値を超えないという点。現時点で40manの見込みサラリーは$232Mほど。閾値は$241Mですので、まだ余裕はありますが、なんとしてもここを超えないようにしたいわけです。2023年、2024年と2年連続で閾値を超えてしまったので。

 デーン・ダニングの1年/$2.66M(2025)は強烈なインパクトを持っている訳ではありませんが、$1M未満でも下げることがレンジャーズにとって肝要です。閾値超えを阻止したいという狙いです。

今季、動きが激しかったデーン・ダニング

 2023年にワールドシリーズチャンプに貢献と書きましたが、デーン・ダニングは35試合中、26試合に先発し、172.2イニングを投げ、12勝7敗、ERA 3.70をマーク。先発もリリーフも両方ともこなしてというベンチから頼りにされての活躍でした。

 そんなデーン・ダニングは2024年は26試合中、15試合に先発し、95.0イニングを投げ、5勝7敗、ERA5.31と苦戦しました。

 もっと苦戦しているのは2025年で、調停を避けて1年/$2.66M(2025)でサインしたまではよかったものの、スプリング・トレーニングで11イニングを投げて10失点と炎上。レンジャーズはシーズンに入り、彼のサラリー$2.66Mを引き取ってくれることを期待してウェーバーにかけました。これはマイナーに落とす前のウェーバーです。しかし、ウェーバーで獲得の手は上がらず、マイナーへアウトライト。

 一旦は4月28日に40manに戻したものの、4月30日にはDFAに。ここでもウェーバーで手が上がらずにマイナーへ再度オプション。7月に゙入り、またメジャーに上がってきましたが、11日にまたオプション。今季はここまで5試合、10.2 IPでERA 3.38。この5試合はいずれもリリーフ登板です。

 レンジャーズは右手首の骨折でILに入っていたジョン・グレイがオールスター明けに復帰見込み。それもあってデーン・ダニングの放出もやむなしというところなった模様です。

ATLではロングリリーフも

 ATLでは最初はロングリリーフで働くことになりそうです。投手がいないとオープナーも使わざるを得ませんから。そうなるとロングリリーフも必要です。それ以外にも先発が早期に崩れた場合にゲームを立て直すロングリリーフが必要になるケースもなります。ダニングにはまだオプションが残っている。

(TEX)ホセ・ルイス

 レンジャーズが獲得したホセ・ルイスは今季はフィリーズで開幕を迎えました。サラリーは1 年/$1.225M (2025)。ホセ・ルイスはキャリア前半はホワイトソックスに在籍し、2021年、2022年と59試合、63試合とタフな登板をこなしてきました。

 2024年からフィリーズに移籍し、52試合でERA 3.71をマーク。

 2025年は、16.1イニングを投げて17失点と、大苦戦。6月1日はDFAとなりました。

 その後、ウェーバーで獲得したのがブレーブスです。しかし、ブレーブスでは2試合で3失点とピリっとせず、6月20にDFA、その後、トリプルAで投げておりました。

ロスターの動き

 なおブレーブスは40manロスターの枠を空けるため、ベテラン右腕のジェシー・チャベスをDFAとしました。DFA→復帰を繰り返すジェシー・チャベスは最終的にまたブレーブスに拾われることになるかもしません。

 レンジャーズのロスター数はざっと38名。18日に元ブルワーズの1B、ローディ・テレスとサインするので、そうなると39名となります。

 お読みいただき、ありがとうございます。

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