来るべき開幕に向け淡々とよいペース
現地2020年4月27日の情報です。エンゼルスの大谷翔平選手のリハビリの状態が更新され、順調に仕上がってきていることが明らかとなりました。
ホームランドでの調整
アリゾナの施設がシャットダウンされている現在、大谷選手がどこで調整しているのかというと、どうやらエンゼル・スタジアムで調整している模様。Homelandということでロスで間違いないようです。
ビリー・エプラーGMがラジオで明かす
現時点での大谷選手の投手としての調整の状態を明かしてくれたのはビリー・エプラーGM。MLBのラジオのインタビューでそう明かしてくれました。
30−50球、80−85%の投球へ
エプラーGMが明かしたところによりますと、
“nothing super intense,” and that he’s throwing 35-50 pitches per session at “probably 80-85 percent” effort.
ブルペンセッションの球数としては1セッション当たり35球から50球、力の入れ具合としては80−85%で腕を振っているとのこと。それを週2度の頻度で行っているとのこと。
この段階まで進んでいるので、すでに打者と対戦出来る段階まで進んでいます。
ペースとしては本来の5月復帰ペース
もともと2020シーズンが通常通りにスタートしていれば、大谷選手の投手としてのトミー・ジョン手術明けのデビュー戦は5月半ばが予定されていました。
2018年のレギュラーシーズン終了直後の10月1日にトミー・ジョン手術を行った大谷選手。まもなく術後17ヶ月となります。具体的なリハビリの経過とメニューは下記のリンクに記載しています。
投手がトミー・ジョン手術を行った場合、ゆっくりしたペースだと18ヶ月が復帰の目安です。早い人は1年強で戻ることもあります。野手は1年未満で復帰するケースも多いです。
大谷選手の場合、2019年9月12日の左膝の膝蓋骨(しがいこつ)の手術を行ったため、これが投げる方にも影響が出て通常のペースよりもやや遅いものになっています。今、行っているメニューは術後8-10ヶ月ほどに行うメニューです。
開幕と同時に投手としても復帰
現地2020年4月28日時点では2020年のMLBの開幕時期はまだ明確になっておりません。
今は生存が第一という段階ではありますが、これを乗り越えたとして経済も死んでしまっては、どうしようもありません。顕著な例がバットが消費されないことで木製バット工場を一時閉鎖しているルイビル・スラッガーですね。
野球の小さな枠だけではなくて、各産業へのダメージも計り知れません。
経済のことを考えたとしても今はまだ生存がすべてという段階で、命あっての生活であり、経済でもあるわけですからMLBとしてはメディカルのガイドラインに従わざるを得ない。
生存と経済の双方を考えつつ、舵取りしないといけない為政者の苦悩は計り知れないものです。ただ、筆者はMLBは2020シーズンを必ず行うと思っています。
アリゾナ、アリゾナ&フロリダなどのプランが出る中、もう一つのアリゾナ&フロリダ&テキサスというプランも出てきました。これについてはまた別途記事にします。
大谷選手ですが、2020シーズンが開幕したとして現実的に見て7月付近が最速ということになります。当初は先にバッターとしての2020シーズンでしたが、この新型コロナウィルスの感染拡大の余波で投手としてもスタートすることになりそうです。
大谷選手、医療従事者にマスクを寄付
大谷選手ですが、この新型コロナウィルスの感染拡大の状況において、医療従事者へのマスクの寄付を行っています。
医療従事者への敬意と感謝に溢れた行動はさすがとしか言いようがありません。
お読みいただき、ありがとうございました。
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