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【MLB2026FA】フィリーズ、J.T. リアルミュートと3年/45Mドル保証で再契約!

タッカー、ビシェットの流れで決定

 現地2026年1月16日、フィラデルフィア・フィリーズは今オフにFAとなっていた正捕手のJ.T. リアルミュート(J.T. Realmuto)と再契約することになりました。

 フィリーズは40manロスターがフルなため、リアルミュートのためにスペースを空ける必要があり、ロスター調整が必要になります。それが整ってから正式発表となる流れです。

 今回のディールはカイル・タッカーのドジャース決定からドミノ倒しのように決まったディールで、タッカーを奪われたメッツが即座にボー・ビシェットに方向を転換。ボー・ビシェットを狙っていたフィリーズはメッツにビシェットを奪われたため、その資金をJ.T.リアルミュートに当てたという流れです。ただ、再契約の線はずっとキープしていたようです。

契約内容

 フィリーズとJ.T.リアルミュートの合意内容はご覧の通り。

  • 3年/$45M保証(2026-28)
    • パフォーマンス・ボーナス: $5M/年

 まだ詳細は明らかになっていませんが、大筋では上記の内容です。

 J.T.リアルミュートは1991年3月18日生まれで2026シーズンは35歳で開幕を迎えることになります。今回のディールは37歳のシーズンまで。

再契約への流れ

 フィリーズは正捕手のリアルミュートを喪失した場合、ディフェンス面で大きな損失を出すものの、筆者はむしろ26歳の捕手、ラファエル・マーシャンをメインにするべくそのまま市場へ流出させるのか?と思っておりました。

 まず1つは、マーシャンは2025年は今ひとつだったものの、2024年はリアルミュートが右膝を傷めて6月9日から約1ヶ月あまり戦線を離脱した際、見事にリカバーしたからです。17試合で.294/.345/.549。

 またフィリーズは贅沢税上のペイロールが今季も余裕で$300Mを超えることが予想される中、少しでも減額を選択するのでは?と思ったからです。

 しかし、フィリーズは再契約のラインを捨てていませんでした。2025年12月初旬にはリアルミュートにオファーを提示。ただ、詳細はわからないものの、両者には大きなギャップがあったと言われています。

 その後、12月中旬にはフィリーズが捕手陣の補強策を検討しているとの報がありました。でもここでは大きな動きはなし。

 そうこうして年明けになるとSSのボー・ビシェットが未契約だったため、ビシェット獲得に舵を切ることを決定。そうなるとリアルミュートと3Bのアレク・ボームの放出が予想されました。オフェンスを重視した場合、そのような選択肢もありというところです。

 そしてフィリーズはビシェットに7年/$200M、AAV $28.57Mで迎え入れる準備を始めたと言われています。リアルミュートの前の契約は5年/ $115.5(2021-25)でAAVは$23.1M。アレク・ボームは調停ステータスで2026年は$10.2M。

 リアルミュートのサラリーは年齢、そしてマーシャンに2025年は42試合出場機会を与えたことから考えると、さすがに$23.1M/年はないものの、メディアの予想では$15M程度と言われておりました。そうなると2人を足すとちょうどビシェットのAAVほどになり、ビシェット獲得の場合はリアルミュート、ボームが流出と予想されていたのです。

 ところが、フィリーズはビシェットにいいオファーを提示したと思われたのですが、ビシェットは年齢もまだ28歳と若く、次の機会を模索することに決めたというで地区ライバルのメッツに奪われ、急遽現実路線に。リアルミュートの再契約、アレク・ボームのキープを選択したのでした。

衰えは隠せず

 リアルミュートと再契約したものの、出場機会は減って行くと思われます。

 リアルミュートは2014年のマーリンズでのデビューから2025年まで12年間で1373試合に出場。そのうち捕手としては1278試合に出場しました。イニング数で行くと10,946.0イニング。普段は投手のイニング数しか見ていませんが、野手のイニング数を改めて見ると、すごい数字になりますね。

 2016年などは捕手として打率.303を記録したリアルミュートは2018、19、22年とシルバースラッガー賞を3度受賞しているほどの強打の捕手。しかし、さすがに衰えも見えてきました。

 2024年は捕手の病気とも言っていい膝を傷めたという事実も大きいですが、それでも99試合に出場し、.266/.322/.429、安打数 101、HR 14を記録。出れば結果を出したのです。

 ところが2025年は134試合でHRは前年並みの12本。スラッシュラインは.257/.315/.384と低下。普通に考えて捕手としての成績は素晴らしいのですが、強烈なリアルミュートではなくなってきているということに。

 2026年はラファエル・マーシャンの出場機会がさらに増えることになりそうです。

 フィリーズは贅沢税は2026年の閾値$244Mから$60M超えて$304Mは超えてきますから、ドラフトの指名順の最高位が10個下がります。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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