コーリー・シーガーが10 Day IL
現地2023年7月22日になりますが、テキサス・レンジャーズはキーマンのコーリー・シーガーを10 Day IL に入れたと発表しました。
キーマンの離脱にざわついたレンジャーズでしたが幸い軽症で済みました。
右手親指を捻挫
コーリー・シーガーが怪我をしたのは、21日のドジャース戦。この日はドジャースとの3ゲームシリーズの初戦で、レンジャーズは6回を終えて5-4とリード。勝ち越したのはコーリー・シーガーのソロHRでした。
しかし、7回表にアレックス・スピーズが打たれて5-6と逆転を許し、さらに8回表にはグラント・アンダーソンが3点を奪われ、5-9とリードを拡げられます。
8回裏、1アウトからコーリー・シーガーがRFへラインドライブのヒットを放ち、ムーキーの送球との競争となります。なんとか2塁に進みたいシーガーはヘッドスライディングを試み、塁審はアウトのコール。この時にシーガーはベースで右手親指を挫きました。このプレーはチャレンジとなり、シーガーのヘッドスライディングが早くてセーフに。
せっかく怪我と引き換えにもぎ取ったスコアリング・ポジションで、しかもこの後に四球がつづいて満塁のチャンスとなりましたが、ジョシュ・ヤングがダブルプレーに倒れて得点はなりませんでした。
コーリー・シーガーは2ベースを放った時点で交代。ちょっと嫌な怪我の仕方で、指の骨折も考えられました。
試合後にX線検査した結果はネガティブ。骨に異常はありませんでした。またMRIで腱の状態もチェックしたところ、右手親指の捻挫だけで済みました。不幸中の幸いで良かったです。
翌22日に10 Day IL となったコーリー・シーガーは8月上旬に復帰予定です。
SSにはエジキエル・デュラン
ドジャースのGame2を3-16のスコアで落としたレンジャーズ。このゲームからSSにはエジキエル・デュランが入りました。
また2番の強打者を欠いたレンジャーズは、Game2からトラビス・ジャンコウスキーを2番に入れ、下位を打っていたエジキエル・デュランもGame3では6番に上げました。エジキエル・デュラン自身も当たっており、.297の打率をマークしています。
サム・ハフ(C)をコールアップ
レンジャーズはコーリー・シーガーをILに入れたことで、トリプルAラウンドロックから、捕手のサム・ハフをコールアップしました。
これは打撃力を考えた時に、ジョナ・ハイムとミッチ・ガーバーのどちらかをCかDHに起用し、ふたりともゲームに使うプランを実行したときにバックアップの捕手が必要になるためのコールアップです。
サム・ハフは開幕当初はメジャーにいましたが、打撃不振でトリプルAに。 なお、トリプルAでは非常に当たっていて、54試合で打率.298、OBP .389、SLG .546、 14 HR、55 RBIをマークしています。
コーリー・シーガー、打率.350!
レンジャーズが現在のポジションにいるのは、ネイト(ネイサン・イオバルディ)など投手の活躍もさることながら、やはり打撃のチームでそれを牽引したのはコーリー・シーガーです。アドリス・ガルシアもすごいですが、やはり柱的な存在はシーガー。
今季はここまで68試合に出場し、263-92、打率.350、OBP .413、SLG .631で、OPSは1.044。HR 15、RBI 58、二塁打29、RUN 47。
この数字を持ちながら、打率ランキングに顔を出していないのは、怪我で離脱していたためです。コーリー・シーガーは4月12日のロイヤルズ戦で左ハムストリングスを傷めて10 Day ILに。グレード2の症状でした。復帰したのは5月17日のブレーブス戦。実に1ヶ月以上の離脱でした。
レンジャーズは現地2023年7月23日のドジャースとのGame3を終えた時点で100試合を消化。シーガーは100 x 3.1で310 PAが規定打席として必要なのですが、現時点で298打席。今回の怪我でさらに打席数が減りますから、162試合x3.1で502打席をクリアーするかどうかです。ちょっと難しそうです。もしクリアーして今のペースでヒットを量産すれば一気に首位打者に。rWARは4.6です!
ネイト、シーガー抜きでHOUとの首位攻防戦
ドジャースとの3ゲームシリーズを1勝2敗で負け越したレンジャーズですが、その前のレイズとの3ゲームシリーズはスイープ。
現地2023年7月24日から、アストロズとの首位攻防のローンスター・シリーズに入ります。
現時点で2位アストロズとのゲーム差3.0。仮にスイープされれば同率首位となりますが、最低でも1勝なら首位はキープ。
先発はご覧の通り。
Date | TEX | @ HOU |
---|---|---|
7/24 | ジョン・グレイ | ブランドン・ビーラック |
7/25 | TBD | J.P. フランス |
7/26 | アンドリュー・ヒーニー | フランバー・バルデス |
ネイサン・イオバルディはベロシティー・ダウンで、24日の先発をスキップすることとなりました。疲れも心配ゆえにブルース・ボーチー監督は休ませる決断をしたようです。今のところ、ネイトに怪我の情報はありません。
ジョン・グレイがGame1となっています。
ちょっとネイトも心配ですが、シーガーもいないレンジャーズ。どう戦うのか見ものです。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント