2023年のトレードデッドライン
改めて整理しておきたいのがトレードデッドライン。
これまでは伝統的に毎年7月31日がトレードデッドラインとして設定されておりました。
新CBAにより期限変動
しかし、2022年シーズン前にもめにもめた新CBA(労使協定)ですが、その後は選手会、リーグ双方で事務的な詳細を詰めていて、その新CBA団体協約の新機能のひとつが、トレードデッドラインの変動。
新CBAではリーグ事務局がより柔軟にスケジュールを決められるようになっています。コミッショナーは7月28日から8月3日の間であれば、いつでも期限日を設定できるようになっています。
平日設定を重視
MLBが最優先にしたかったのは、デッドラインを平日に設定すること。
週末はお客さんもたくさん入ることから、試合数も多く設定されています。現在進行中のゲームとトレードが重なることはしばしばありました。もっとも、これは平日が期限であってもそうですが、試合前半でダグアウトでトレードが伝えられ、チームメイトとハグして、サヨナラを伝えるというシーンは前からありました。
ただ、週末は注目度もアップしますから、試合内容もアツくことからそこで出場するべき選手がトレードで休むということを避けるといった意味合いもあると思います。
2023年7月31日は月曜日で平日ではありますが、ここはコミッショナー権限で8月1日となりました。
ちなみに2022年デッドラインは8月2日でした。前回の期限時間は午後6時(東部標準時)でしたので、今季もそうなっているはずです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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