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【MLB移籍2025】アスレチックスがレイズからジェフリー・スプリングスをトレードで獲得!

A’s、またしても先発ローテーション候補を獲得

 アスレチックスは今オフ、動きますね!!

 現地2024年12月14日、アスレチックスはレイズからジェフリー・スプリングスをトレードで獲得することとなりました。ジェームス・パクストンと非常によく似たフォームのジェフリー・スプリングスは2024年にトミー・ジョン手術から復帰済みで、2025年は術後初のフルシーズンとなり、気候もよいサクラメントで大いなる活躍が期待されます。

 それよりレイズはまた大胆に戦力としてカウント出来る選手を出しましたね。これも驚きです。

トレード概要

 このトレードはかなり選手が動いております。

アスレチックスGet

  • ジェフリー・スプリングス(Jeffrey Springs/32)LHP
  • ジェイコブ・ロペス(Jacob Lopez/27) LHP

レイズGet

  • ジョー・ボイル(Joe Boyle/25)RHP: 身長201cm
  • 2025 ドラフト Competitive Balance Round A のピック権
  • ジェイコブ・ワターズ(Jacob Watters/ 24) RHP
  • ウィル・シンプソン(Will Simpson/23)1B or OF/ B: R T: R

背景

 アスレチックスは2人のレフティーを獲得し、レイズは2人の右腕と右打席のOF、そしてドラフトのピック権を獲得しております。レイズが獲得した選手はジョー・ボイルがアスレチックスでメジャー・ロスターでしたが、他の2人はマイナー・リーガー。またコストを削減しておりますね。

レイズのコスト削減

ジェフリー・スプリングスの契約 

 アスレチックスが獲得したジェフリー・スプリングスは2022年に先発で素晴らしい活躍をし(後述)、2023年1月に調停を避ける形でマルチイヤーの延長契約でサインしていました。それがこの契約。

  • 4年/$31M (2023-26) + 2027 クラブオプション
    • $4M(2023)、$5.25M(2024)、$10.5M(2025)、$10.5M(2026)
    • 2027 $15M クラブオプション ($0.75Mバイアウト)
    • 2025-26のサラリーのベース・アップの条件設定がありましたが、怪我で未達
    • 2027年のオプション・プライスは2025-26の間にサイ・ヤング賞投票10位以内で各順位でのベースサラリーアップが設定されいる

 4年/$31M保証(バイアウト込)で贅沢税算出の元となるAAVは$7.75M。アスレチックスもまだまだ余裕はありますが、このまま囲っているとレイズは2025年に$10.5Mのサラリーを支払う必要があったのです。またジェフリー・スプリングスは2023-24年の間に怪我で離脱した期間が多かったため、トレードに出して彼のサラリー分のコストを削減しようというのがトレードの動機と見ていいでしょう。

 なお、このトレードは通常通り、残り契約分をアスレチックスが負うということで良いように思います。

ジョー・ボイルのサラリー 

 では、レイズが獲得したジョー・ボイルのサラリーはいくらか?というと、彼のMLSは2025年1月でまだ0.115なのでリーグ・ミニマムの支払いで良いわけです。ゆえにレイズは10/1ほどのコスト削減を行ったということになります。

2025年はS・マクラナハンが復帰!

 またレイズはジェフリー・スプリングスを先発で起用せずとも、ライアン・ペピオ、タジ・ブラッドリー、シェーン・バズ、ザック・リテル、ドリュー・ラズムッセンらがいるのもトレードの動機。さらに、レイズにとっての朗報は2024年8月にトミー・ジョン手術を行ったエースのシェーン・マクラナハンが予定では開幕からOKとなる点も挙げられます。先発が豊富なのです。シェーン・マクラナハンは手術前は無双でした。

A’s、ローテーション補強

 ジェフリー・スプリングスを受け入れたアスレチックス側は、当然のことながら先発ローテーションの補強が挙げられます。アスレチックスはすでにルイス・セベリーノとのクラブ史上最高額でサイン済み。

 ルイス・セベリーノ、JP・シアーズ(LHP)、ジョーイ・エステス、ミッチ・スペンス、ルイス・メディーナらに加え、ジェフリー・スプリングス(LHP)とジェイコブ・ロペス(LHP)が入ることで左腕の先発も増え、そして開幕に向け競争も発生するということに。

選手紹介 

【A’s】ジェフリー・スプリングス

 ジェフリー・スプリングスは1992年9月20日生まれの32歳。アパラチアン州立大学から2015年のアマチュアドラフト30巡目でレンジャーズから指名されてプロ入り。当初はベロシティーが90mph前半がMAXだったため、あまり有望視されていませんでしたが、卓越したチェンジアップと平均以上のコントロールでそれを補ってきた投手です。

 2018年のシーズン途中にメジャーに到達し、レンジャーズで2度の先発を含む18試合に登板して1勝1敗、ERA 3.38とまずまずの1年目を過ごし、32イニングでSO 31というのも高評価でした。

 ただ、次の2シーズンは苦戦。2019年はリリーフとして25試合に登板して4勝1敗 ERA 6.40。シーズン終了後にサム・トラビスとのトレードでレッドソックスに移籍。レッドソックスでの2020年は16試合でERA 7.08。

 2021年2月17日にマニック・ソガードとマイナー・リーガーとのトレードで、クリス・マッツァとともにレイズに移籍。割とキャリアの土壇場というところでしたが、再生工場のレイズは彼が延びるヒントを見出していたようで、2021年は彼はキャリアハイとなる43試合に登板し5勝1敗、ERA 3.43、SO 63と堅実な成績を残しました。

 さらにレイズは2022年、彼を先発ローテーションに転向させ、これが大成功!33試合(25先発)で9勝5敗、ERA 2.46、135.1 IPでSO 144をマーク。 ただ、レイズは2021年、2022年とポストシーズンに進出しましたが、ジェフリー・スプリングスが投げることはなかったです。この2022年の大活躍があったので、上記の延長契約が成立したのでした。

 2023年は4月2日のデトロイト・タイガース戦に先発し、6回をヒットレス、BB1、SO 12とシーズン初戦で快投を見せ、延長契約大成功!と思わせました。しかし、3度目の登板となった4月13日のレッドソックス戦では、1回にロブ・レフスナイダーのソロ本塁打で今季初失点を喫し、4回にはジャスティン・ターナーとの対戦で左肘を痛めて降板。レイズはこの試合に勝利し、13勝0敗というメジャー最高のスタートを切ったものの、ジェフリー・スプリングスを長期間失う可能性が発生。勝利に暗い影を落としました。なんとか手術回避の方向を模索していたレイズとジェフリー・スプリングスでしたが、4月10日にはトミー・ジョン手術は必至の結論が出て、前途有望と思われたシーズンは終わりました。

 2024年、ジェフリー・スプリングスは術後約1年3ヶ月となる7月30日に復帰。以降、9月3日まで7試合に登板するも、その後肘に違和感を覚え、さらなる怪我を恐れたレイズは2024年はこれでシャットアウトという判断を下しました。

 2024年は7試合で2勝2敗、ERA 3.27、33.0 IPで S0は37。

【A’s】ジェイコブ・ロペス

 アスレチックスが獲得したもう一人の左腕、ジェイコブ・ロペスは1998年3月11日生まれの27歳(開幕時)。2018年のジャイアンツの26巡目指名。2019年7月のトレード・デッドラインでレイズに移籍。

 メジャーに上がるのは遅かったジェイコブ・ロペスですが、マイナーでの通算5シーズンの平均ERAが2.97とかなり堅実な数字をもってメジャーに上がりました。

 デビューは2023年で25歳の時。4試合(1先発)でERA は4.38。2024年も4試合(1先発)に留まり、ERAは5.23。2024年はBB%が15.2と荒れました。4シームのアベレージが90.6mphでまるで若い頃のジェフリー・スプリングスのようなスタイルです。このベロシティー不足を補おうとするあまり、コントロールが乱れた。2024年はそんなシーズンだったようです。

【TB】ジョー・ボイル

 1999年8月14日生まれのジョー・ボイルは身長201cmと長身の右腕。いいピッチャーです!ドラフトは2020年のレッズの5巡目指名。

 2023年のトレード・デッドラインで左腕のサム・モルとのトレードでアスレチックスへ移籍。デビューはその後の9月のコールアップでした。2023年は3試合に先発し、16.0 IPで2勝0敗、ERA 1.69。

 2024年は13試合(10先発)で47.2IPで3勝6敗、ERA 6.42。4シームの平均ベロシティーは97.7mphと豪速球を誇りますが、2024年はBB%が17.7とリーグ平均の8.4を大きく上回りました。この当たりの調整はレイズは上手でしょうから、コントロールがよくなれば厄介な投手ですね。

【TB】ジェイコブ・ワターズ

 マイナー・リーガーのジェイコブ・ワターズ(Jacob Watters)は2001年3月3日生まれの24歳(開幕時)。ドラフトは2022年のアスレチックスの4巡目指名です。

 2023年にクラスA+で1年投げ、22試合(21先発)でERA 7.15。制球難の傾向がありました。

 2024年はクラスA+からスタートし、17試合(10先発)で6勝3敗、ERA 5.04をマーク。すると2段階飛んでトリプルAで1試合だけ投げております。3.0 IPでBB 5を出し、現状のポジションを認識した登板となった模様。

 こちらもレイズはなんらか調整して使えるようにしそうですね。

【TB】ウィル・シンプソン

 このトレードで唯一打者での選出となったウィル・シンプソンは2023年のアスレチックスの15巡目指名でプロ入りした23歳の右打者。ポジションは1BかOFです。

 2024年は主にクラスA+で過ごし、終盤にダブルAに昇格。両レベルを併せた成績は、127試合で131安打(A+で107安打)を放ち、282/ .378/ .482、HR 18 (A+で16本)、RBI 90。1塁の守備率も.989とひどくはありません。

 2025年にメジャーの選手のけが人が出れば上がってくるかもしれませんね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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