マリナーズ、早々に監督を決定
現地2026年11月3日、マリナーズのマネジリアル・サーチが突如、終焉を迎えました。36歳のジェイソン・カンズラー(Jason Kanzler)に決定しました。
こちらはもうオフィシャルとなっております。
色々な噂が出ていたマリナーズの次期監督探しですが、2024年からアストロズで指揮を執ったジョー・エスパーダが有力ではないか?と言われておりました。
ジョー・エスパーダは2026年にアストロズでギリギリのライン(81勝81敗)でALウエストを制覇。しかし、ポストシーズンではホワイトソックスに連敗してALWCで敗退。そのアストロズは10月15日にジョー・エスパーダとの2027年の契約更新を行わないことを発表。新しい体制を築くことを選択していて、この時点ですでに監督が空席となっていたマリナーズとの面談を許可していました。
ダン・ウィルソンは事実上の解任
マリナーズは、シーズン最終戦となった9月27日の試合前にダン・ウィルソン監督に2027年の更新がないことを伝え、事実上、解任しました。
ダン・ウィルソンは2024年8月22日に監督に就任。マリナーズは好調だった前半戦から一転して急降下していたチーム状況を受け、スコット・サービス監督を解任したのでした。ダン・ウィルソンはクラブ・フロントのマイナーリーグ部門で「特別任務コーディネーター(special assignment coordinator)」を務めていました。
監督交代後のマリナーズは好調を維持し、彼の指揮下で21勝13敗を記録。ポストシーズン進出まであと一歩に迫ったものの、アメリカン・リーグのワイルドカード枠(最後の2枠)を争っていたロイヤルズおよびタイガースにわずか1ゲーム差及ばず、ポストシーズン進出を逃しました。
素晴らしかったのが2025年。チームは彼の指揮下で90勝を挙げる躍進を見せ、ワールドシリーズ進出まであと1勝というところまで迫りましたが、ALCSでブルージェイズに敗れ、シーズンを終了。
2026年、マリナーズは再び地区優勝を果たす最有力候補と目されていましたが、極めて期待外れなシーズンに。ALウエストのレベルが非常に低かったにもかかわらず、76勝止まり。チームはポストシーズン進出を逃し、事実上の解任となり今回の新監督就任にという流れです。
監督探しの過程
マリナーズは当初、空席となった監督の候補として30〜40人の名前をリストアップしていたと言います。
その中にはDバックスのベンチコーチのジェフ・バニスター、パドレスのスペシャル・アシスタント(特別補佐)であるA.J.エリス、ホワイトソックスのベンチコーチのウォーカー・マッキンベンらもおり面接。
そして前週の時点で最終候補はジェイソン・カンズラーとジョー・エスパダ氏の2人に絞りられたと言います。
そしてPOBOのジェリー・ディポートは「今回の選考プロセスにおける我々の目標は、我々全員を成長へと駆り立てる能力を持つ監督を見つけることでした。ジェイソンは、ここシアトルで『チャンピオンシップ(優勝)を狙える基準』を築き上げるために必要なマインドセット、専門知識、コミュニケーション能力、そして情熱を備えています」と声明で述べた通り、ジェイソン・カンズラーがディポートのお眼鏡にかなったようです。
MLB 2番目の若さのジェイソン・カンズラー
ジェイソン・カンズラーは1990年8月20日生まれの36歳。これはナショナルズのブレイク・ブテラ(34歳)に次ぐMLB2番目に若い監督となります。
就任時の若さで言えば、カージナルスのオリバー・マーモル監督は2022シーズンに35歳で就任。2019シーズンに37歳で就任しました。それにしてもナショナルズのブレイク・ブテラの若さときたら。


選手時代の彼は2013年のドラフトでツインズから20巡目で指名されてプロ入り。右投げ右打ちのOFでした。ドラフト・イヤーはルーキー・リーグでプレーし、2014年にフルシーズンでマイナーで過ごし、2014年はクラスAとクラスA+の2レベルで111試合に出場し、.282/.344/.444、HR 12をマーク。
2015年はクラスA+で1年を過ごし、100試合で.224/.295/.366でした。24歳のこのシーズンが現役での記録は最後。
引退後は2019年から2021年までアストロズ傘下のマイナーリーグでヒッティング・コーチを務め、2022年と2023年にはメジャーリーグのコーチ陣に名を連ねました。2024年からはカブスで選手育成部門のディレクターも務めていました。
彼がマリナーズに新たな息吹を吹き込めのか、注目ですね。
お読みいただき、ありがとうございました。

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