2026 ワールドシリーズGm3はとんでもない展開に
現地2026年10月26日のワールドシリーズGm3は舞台をタンパベイのトロピカーナ・フィールドに移して行われ、ここまで2敗を喫しているレイズに地元ファンも大きな声援を送っていましたが、予想外の展開となりました。
スターティング・ラインナップ
先発投手はロバート・ギャッサーとフレディー・ペラルタ。フレディー・ペラルタは古巣相手の登板。レイズはライアン・ビレイドを起用するなど左投手を意識したメンバーとなりました。
| # | ミルウォーキー・ブルワーズ | タンパベイ・レイズ |
|---|---|---|
| 1 | ジャクソン・チューリオ(LF) | ヤンディー・ディアス(DH) |
| 2 | ジェイク・バウアーズ(1B) | ライアン・ブレイド(1B) |
| 3 | クリスチャン・イエリッチ(DH) | チャンドラー・シンプソン(LF) |
| 4 | ウィリアム・コントレラス(C) | ジュニオール・カミネロ(3B) |
| 5 | ブライス・トゥラン(2B) | ベン・ウィリアムソン(2B) |
| 6 | ギャレット・ミッチェル(CF) | ジョニー・デルーカ(CF) |
| 7 | クーパー・プラート(SS) | ビクトル・メサ・Jr.(RF) |
| 8 | サル・フレリック(RF) | ニック・フォルテス(C) |
| 9 | デービッド・ハミルトン(3B) | テイラー・ウォールズ(SS) |
| P | ロバート・ギャッサー(LHP) | フレディー・ペラルタ(RHP) |
先制はブルワーズ
ブルワーズは初回からジャクソン・チューリオがシングルで出塁するなど、塁上を賑わせますが、1本が出ず、1回は無得点。
チャンドラー・シンプソンが盗塁死!
一方、レイズはヤンディー・ディアスがようやくシリーズ初ヒットを放ち、「今日は違うぞ」という空気を漂わせたのですが、1アウトから3番のチャンドラー・シンプソンがダブルプレー崩れの打球を打ち、ヤンディー・ディアスとランナーが入れ替わり。
2アウト1塁となったレイズはチャンドラー・シンプソンにスチールを狙わせますが、これをウィリアム・コントレラスが阻止。レイズも無得点でした。まさか、チャンドラー・シンプソンがアウトになるとは!と驚いたのですが、タイミングはバッチリとセーフ。スライディングがオーバー・ランとなり、ベースから離れてしまったことでアウトになったのでした。
チャンドラー・シンプソンがフェンス激突の好捕
そのチャンドラー・シンプソンですが、2回表にいいプレーを見せました。ブルワーズは1アウト1塁でサル・フレリックがフレディー・ペラルタのアウト・ハイの4シームにうまく対応し、あわやHRかという飛球をLFに放ちます。これをLFのチャンドラー・シンプソンがウォールに激突しながらもボールを離さず、好捕。失点を阻止します。これはすごいプレーでした。
ゲームが動いたのは3回表。ブルワーズは1アウトからジャクソン・チューリオがLF前シングルで出塁。この後、ジェイク・バウアーズが四球で歩き、1アウト1、2塁でクリスチャン・イェリッチが打席に。イェリッチは初球を弾き返すも、三塁後方へ上がるフライを打ち上げます。これが落下点がよくてシングル・ヒットとなり、2塁からチューリオがホームインし、まずはブルワーズが先制(MIL 1,TB 0)。
さらにウィリアム・コントレラスにもタイムリーが出て、ブルワーズがこのイニング2点を挙げます(MIL 2,TB 0)。
ロバート・ギャッサーはスイスイと0を重ねる!
ブルワーズ先発のロバート・ギャッサーは初回にヤンディー・ディアスにシングルを打たれて以降、2回、3回、4回と三者凡退に抑えて、0を重ねて行きます。球速は94-95mphというところですが、おそらく出どころがわからないと思われ、レイズの打者は球速の割に差し込まれるケースが多発しました。また、シンカー、スウィーパー、チェンジアップのどれもよく制球されていて、レイズにつけ入る隙を与えない投球でした。
ブルワーズ、2アウト1塁から8得点!
さて、ゲームは問題の5回表です。ブルワーズは先頭のデービッド・ハミルトンが、捉えはしたものの3Bライナーに倒れて1アウト。そして3巡目に入ったジャクソン・チューリオがCF前シングルで出塁し、チャンスを作ります。つづくジェイク・バウアーズはLFフライに倒れ、2アウト1塁となりました。
カミネロの送球がわずかに遅く
3番のクリスチャン・イェリッチの打席でチューリオは2塁への盗塁に成功。これ以上、点を与えたくないフレディー・ペラルタは慎重になり、クリスチャン・イェリッチを歩かせ、2アウト1、2塁。
つづくウィリアム・コントレラスは珍しく力んでしまい、3Bゴロを打ってしまいますが、これを3Bのジュニオール・カミネロが捌いて2塁へ送球。チェンジかと思われました。
ところが、ブルワーズがVTR判定を要求。・・・結果はセーフに。イェリッチの足がわずかに速く2塁へ到達。ジュニオール・カミネロは少し余裕をもった分、セーフになってしまいました。このプレーがレイズにとってとてつもないコストをもたらすことに。
2アウト満塁となったところで、レイズは左腕のキャム・ブーザーにスイッチ。あと1アウトなので、ケビン・キャッシュ監督はここまで無失点投球がつづくブーザーに託します。
ブルワーズ、怒涛の6連打!
ブライス・トゥランを迎え、ブーザーは早めに追い込みましたが、5球目の4シームが真ん中高めに浮いてしまい、これをトゥランがCFへ強烈な当たりを放ちます。SSのテイラー・ウォールズの守備範囲でもありましたが、打球が速すぎて対処出来ませんでした。この当たりでチューリオとイェリッチが生還してブルワーズは2点を追加(MIL 4,TB 0)。
さらにこの後、ギャレット・ミッチェルがLF前に運んで1点を追加すると(MIL 5,TB 0)、クパー・プラートが3塁線を破る2ベースを放ってもう1点(MIL 6,TB 0)。
そしてサル・フレリックが1打席目と同じようなLFへの飛球を放ち、今度は2ベースとなってもう1点(MIL 8,TB 0)。キャム・ブーザーはここで降板。1アウトも取れませんでした。
なお、ALCS MVPのフレディー・ペラルタは4.2 IPで被安打7、失点5、ER5、BB 3, SO4という成績に。ブーザーが還したランナーはペラルタが出したランナーでしたので、ERはペラルタに。
レイズはコール・サルサーにスイッチ。ブルワーズの猛攻はさらに続き、この後、デービッド・ハミルトンがシングル、ジャクソン・チューリオが2ベースを放ちそれぞれ1点を追加。スコアはなんと10-0に。
ブルワーズは怒涛の6連打で8得点を挙げ、一気に試合を決めました。
驚くのがこのイニングの8得点は全てタイムリー。HR無しの8得点です。凄い。
ブルワーズ先発のロバート・ギャッサーは6.0イニングを投げ、被安打はたったの1で、スコアレス投球。BB 1、SO 3とほぼ完璧な投球を見せました。素晴らしかったですね。
ウッドラフも登板
この後、ブルワーズは2番手で元ロッキーズのアントニオ・センザテラが登板し、7回からの2.0イニングをパーフェクトに抑えます。
そして迎えた9回裏、ブルワーズは怪我で戦列を離れていてワールドシリーズでようやくロスターに入ったブランドン・ウッドラフが登板。7月以来の登板となりましたが、ボールも来ていましたし、いいピッチングだったと思います。ヤンディー・ディアスにはタイムリーを打たれ、1点を奪われましたが、その後はしっかりと抑え、ゲームセット。
ブルワーズが10-1のスコアで対照し、ワールドシリーズ・チャンプに王手をかけました。

Gm4
Gm4はレイズがグリフィン・ジャックス。ブルワーズはブルペン・デーの予定。ジェイコブ・ミズロウスキーはもともとGm5の予定でしたので、繰り上がることはないと思います。
レイズは追い込まれてしまいました。果たして一矢報いるのか?
お読みいただき、ありがとうございました。

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