ブルワーズの2度目!?のパレード
現地2026年10月30日、28日にレイズとのワールドシリーズを4勝1敗で制してチャンプとなったミルウォーキー・ブルワーズが、ワールドシリーズ・チャンプとなったクラブが行う恒例の地元での凱旋パレードを行いました。

今ポストシーズンで野球のあらゆる面の魅力を見せてくれたブルワーズ。HRによるパワーだけでなく、ゲームを作り、勝ちへ導いていく展開のうまさは他のどのクラブをも凌駕。ワールドシリーズでは同じようなタイプと見られていたレイズさえも圧倒。4勝1敗で見事にチャンプに輝きましたね。
温かい地元ファンとともに喜びを分かち合う
ミルウォーキーのファンはブルワーズを愛してやみませんが、熱心でいてとにかく温かいファンです。
ちなみにミルウォーキーの位置はこちら。ウィスコンシン州周辺は全米有数の小麦や大麦の生産地あり、ミシガン湖やミルウォーキー川からきれいで豊富な淡水を得ることができます。そこに1840年代以降にプロイセン王国の政情不安などから逃れるため、多くのドイツ系移民がミルウォーキーに移住。このような複数のドンピシャリの条件が重なり、ビールの醸造所が多く作られたのでした。チーム名の由来です。
そのファンが長年待ち望んだタイトルをようやく奪取。地元ファンの喜びも最高潮に達しておりました。
ミルウォーキー市警察の推計によると、パレードとセレブレーション・イベントには約75万人以上のファンが集まったそうです。警察は声明の中で、「初期調査によると、これは州の歴史上、単一のイベントに集まった人数としては最大規模だった可能性がある」と述べたほど。
ブルワーズのオーナー、マーク・アタナシオは「この州には600万人が暮らしているが、今日、私たちは一つになった。今日は皆、一つの家族だ。この感覚をずっと大切にしていこう」と語りました。
実は1982年にもパレードを開催!
1969年にシアトル・パイロッツとして創設されたブルワーズは1970年にミルウォーキーに移り、ミルウォーキー・ブルワーズとしてここまでやってきました。
ご承知の通り、ブルワーズがワールドシリーズを制したのは今回が初めて。
そしてワールドシリーズに進出したのは今回が2度目で、1度目は1982年。
1982年のブルワーズは、個々の能力の総和以上の力を発揮するチームで、ロビン・ヨーントやポール・モリターがおりましたが、彼らは最終目標であるワールドシリーズ・チャンプにはあと一歩届かず。
カージナルスとのワールドシリーズの戦績はご覧の流れでした。
- 1982 ワールドシリーズ(Score Link)
- Gm1: MIL 10 @ 0 STL
- Gm2: MIl 4 @ 5 STL
- Gm3: STL 6 @ 2 MIL
- Gm4: STL 5 @ 7 MIL
- Gm5: STL 4@ 6 MIL
- Gm6: MIL 1 @ 13 MIL
- Gm7: MIL 3 @ 6 STL
ブルワーズは地元でのGm5で勝利し、3勝2敗と先にチャンプへ王手をかけていたものの、セントルイスでのGm6では大敗。決戦となったGm7では4回裏にカージナルスに1点を先制されたものの、5回表に同点に追いつき、さらに6回表には2点を奪って勝ち越し。一時は3-1とリードしていたのです。しかし、その後、逆転を許してチャンプの座はその手からするすると逃げてしまったのでした。
選手たちは失意のどん底にいたのですが、驚くべきことに、ミルウォーキーの市民は、それでもなお「チャンピオンのパレード」を開催!これはミルウォーキーの人たちにとってとても大事な思い出の一つにもなりました。
地元との絆がいかに強いか、それを如実に現す良い話だと思います。
そのパレードの一部の映像です。
そして、今回は正真正銘のチャンプでのパレード。
選手もファンと一体
OFのサル・フレリックは、「最高の気分です。これ以上のことはありません。この人たちを見てください。本当に特別な光景です……夢にも思いませんでした」と語り、パット・マーフィー監督は「ブルワーズファンの皆さんの支えがなければ、成し遂げることはできなかったはずだ。これはチーム全員の総意だと思う」とも語りました。
チームキャプテンを務めるクリスチャン・イェリッチは、「最高だよ。みんな、この瞬間を本当に長く待ちわびていたんだ。トロフィーをミルウォーキーに持ち帰り、今日ここに集まってくれたみんなと分かち合えたことが、何より嬉しいよ」と語りました。
ブルワーズは2027年も大半のメンバーが残ります。2027年も強そうですね。
お読みいただき、ありがとうございました。

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