レイズ、一矢報いる
現地2026年10月27日、トロピカーナ・フィールドで行われたワールドシリーズGm4は、面白かったですね。映画さながらの劇的なエンディングを迎えました。それにしてもブルワーズの流れになったかと思ったのですが、レイズが見事に一矢報いましたね。
試合結果
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | R | H | E | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| MIL | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 8 | 2 |
| TB | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 | 9 | 1 |

序盤から動いた緊迫の攻防
レイズの先発マウンドに上がったのは、今シリーズ初登板となるグリフィン・ジャックス。対するブルワーズはダスティン・メイが先発。
試合は2回裏、レイズの韋駄天兼中軸のチャンドラー・シンプソンのタイムリー・ダブルでレイズが先制。しかしブルワーズも黙っておらず、4回表に22歳ルーキーSSのクーパー・プラートのタイムリー・ダブルを放ち、同点に追いつきます(MIL 1,TB 1)。
この日のレイズは違いました。追いつかれた直後の5回裏に先頭のジュニオール・カミネロがシングルで出塁。ブルワーズはここでダスティン・メイからジョジョ・ロメロにスイッチ。ダスティン・メイは3.0 IPで被安打3、失点2、ER 2、BB 0、SO 3。そのダスティン・メイのERの2点目はジュニオール・カミネロが生還したことを意味します。
リアム・ヒックスの1Bゴロの間に2塁に進塁したジュニオール・カミネロ。つづくジョニー・デルーカの当たりは弱い3Bゴロ。これに猛然と3塁への進塁を試みたジュニオール・カミネロにタッチを試みたブルワーズ3Bのデービッド・ハミルトンでしたが、わずかに届かず。そのまま1塁へ送球するも悪送球となり、カミネロがホームイン。乱れというほどでもないですが、守備のミスでブルワーズは失点します。ただ、このプレーでブルワーズはチャレンジを要求。3フィートの超えてカミネロがタッチを交わしたのではないか?とのことでしたが、判定は覆らず(MIL 1,TB 2)。
デービッド・ハミルトン、失点を取り返すHR
直後の5回表、ブルワーズの9番デビッド・ハミルトンが起死回生のソロ本塁打を放ち、ブルワーズが2-2の同点に追いつきます。自らの失点をバットで取り返すという素晴らしいリベンジでした。レッドソックス時代は出たり出なかったりでしたが、アレックス・コーラは結構、彼を買っていました。コーラはこういう素質を見抜いていたんですね。
鉄壁のブルペン陣と、A・アシュビーの歴史的投球
ここからは両クラブのブルペン陣による凄まじい我慢比べがスタート。
特にブルワーズの左腕アーロン・アシュビーはまさにゲームを支配。異次元の投球でした。アーロン・アシュビーは9回裏からの2.1イニングをパーフェクト、奪三振 3に抑え込み、ポストシーズンにおけるリリーフ投手の連続無失点記録を「17.2イニング」に伸ばすMLB歴史的快投を披露。レイズ打線を完全に沈黙させ、試合を延長戦へと引きずり込みました。
延長12回表、プラートが勝ち越しHR
そして迎えた延長12回表。ブルワーズはルーキーのクーパー・プラートがレイズの7番手イアン・シーモアから、左中間スタンドに突き刺さる勝ち越しのソロ本塁打を放ちます(MIL 3,TB 2)。
最高潮に達するブルワーズベンチ。あと3つのアウトで44年ぶりの、そしてクラブ史上初の世界一が決まる・・・誰もがブルワーズのワールドシリーズ制覇を確信した瞬間でした。
12回裏、エラーがこじ開けた奇跡の扉
しかし、ドラマはまだ終わっていませんでした。12回裏、ブルワーズはマウンドにルーキー左腕のシェーン・ドローハンを送ります。
レイズは先頭のジュニオール・カミネロが3Bへのゴロを放ちますが、途中出場のジョーイ・オルティズがまさかのエラー。SSも守ってきて名手に違いないオルティズを犯したわずかな綻びに、レイズが執念で飛びつきました。
ここからレイズ打線はシェーン・ドローハンに対して4者連続シングルを浴びせる猛攻をスタート。まず3-3の同点に追いつくと、なおも満塁のチャンスで打席に入ったのは、代打のベン・ウィリアムソン。
ブルワーズはこのピンチにOFのサル・フレリックを内野に配置し、内野5人体制で失点阻止を目論みます。しかし、ベン・ウィリアムソンは、ドローハンの投球をしっかりと捉え、打球は1Bのジェイク・バウアーズの頭上を越えるRF前へのサヨナラ。タイムリーヒットに!
トロピカーナ・フィールドには割れんばかりの歓声が響き、レイズが劇的な逆転サヨナラ勝ちで一矢を報いました。
Gm5は大エース同士の投げ合い
みんなミズを見たかったでしょうか?そんな集団心理が働いたかどうかともかく、Gm5はすごいマッチアップです。ブルワーズは予定通り、ジェイコブ・ミズロウスキーが先発。そしてレイズはGm2で先発し、苦杯をなめたドリュー・ラスムッセン。
このサイ・ヤング賞有力候補同士の投げ合いはまさに決戦です。レイズは後がないのには違いないですし、ブルワーズもミズで負けるとズルズル行きかねません。1982年の3勝2敗後の2連敗の悪夢は避けたいでしょうし。
お読みいただき、ありがとうございました。

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