ストーブ・リーグが開幕
現地2026年10月29日、ワールドシリーズから一夜明け、いよいよ2027シーズンに向けてのストーブ・リーグが始まりました。
特別な2026-27年オフ

2026-27のストーブ・リーグは特別で、ご承知の通り、2026年12月1日をもって現CBA(労使協定)が失効。今回はトピックが非常にヘビーでオーナー側と選手会側とで利害が大きく異なるサラリー・キャップ導入を巡る攻防となります。その他、高校生ドラフトは指名しないなどMLB側の提案に対し、選手会側が異を唱えるであろう項目も多数。ゆえに長期化が予想され、ロックアウト必至です。
ゆえにワールドシリーズから5日後のFA解禁日がスタートして、11月中に急いでまとめるディールも多発することが予想されます。
そんな中、パドレスのエースとしてポストシーズンでも数々の好投を見せたマイケル・キングがクラブ側との独占交渉の期間に2027年のプレーヤー・オプションを行使しない、つまりFAとなることが明らかとなりました。
マイケル・キングの契約
マイケル・キングの2026年の契約はご覧の内容でした。これは2025年12月にサインした内容です。
- 3年/$75M (2026-28)
- サイニング・ボーナス:$12M ($4M: 支払い済み, $4M:2027/1/25、$4M 2028/1/15支払い予定)
- 2026:$5M
- 2027:$28M プレーヤー・オプション ($5M バイアウト)
- 2028: $30M プレーヤー・オプション

プレーヤー・オプションがつくということは選手が翌年の更新を決断出来るので、非常に有利な契約だったわけですね。しかも2028年もそうでした。
マイケル・キングは2025年オフもFAとなっていました。彼は2023年から2025年にかけて好成績を残していたものの、健康面への懸念を抱えたままFA市場に参入。2025年シーズンの終盤に、肩と膝の怪我に悩まされていたのです。
健康状態の不確実性から、彼はパドレスとの比較的、短期の契約で再契約し、それが上述の契約ですが、そこには再びFAになるための柔軟性が盛り込まれていたということですね。
もし、マイケル・キングが2026年に怪我で苦しんでいた状況なら、行使してパドレスに残った訳ですが、2026年は素晴らしい成績でしたので、32歳となる2027年ですが、本人が市場で高く売れるというふうに踏んだのだと思いますが、FAを選択したということです。
2026年のマイケル・キング
マイケル・キングは2026年は健康を維持。32試合に先発登板し、185.0イニングを投げ、ERAは3.21。これは2025年の3.44からわずかに改善。SOレートとBBレートはやや悪化したものの、ゴロを誘う割合は増えた投球でした。
さらに凄かったのはポストシーズンですね。3試合に登板し、ERAは0.64を記録しました。

ブルワーズとのNLDS Gm2ではあのブルワーズ打線を5回2アウトまでノーヒットに抑える投球を披露。結果的にこのゲームは9回裏2アウトでジャクソン・チューリオがメイソン・ミラーから強烈なCF前シングルを放ち、パドレスは大逆転を許したのですが、マイケル・キングはブルワーズ打線の前に大きく立ちはだかりました。


市場では?
今オフ、マイケル・キングは怪我の懸念を払拭しており、終盤からポストシーズンにかけての立て続けの好投により2025年オフよりも高い契約を得られる見込みです。
先発投手のFA市場ではドジャースのタリク・スクーバルがトップを先頭を走り、その他、左腕でオリオールズのトレバー・ロジャース、レイズのフレディー・ペラルタそして西武からポスティングの平良海馬投手らがおりますが、マイケル・キングは当然、トップ・グループに位置する筈です。マルチイヤー、$100M超えもあるかもしれません。
ただ、マイケル・キングはサンディエゴへの愛着を表明しており、復帰にも前向きな姿勢を見せていて、パドレスも間違いなく彼の復帰を望んでいます。
パドレスの先発陣
パドレスはウォーカー・ビューラー、ロビー・レイ、ケイシー・マイズ、グリフィン・カニング、ルーカス・ジオリトらを今オフ、FAとして失うことになります。
また、怪我に悩まされたシーズンを終えたニック・ピベッタについてもクラブ・オプションを行使するかどうかの判断が必要です。
2027年のサンディエゴの先発ローテーションは、ランディ・バスケス、J.P.シアーズ、ジョニー・ブリト、そしてジョー・マスグローブ、ニック・ピベッタという面々が今のところベースになりそうです。ジョー・マスグローブについては、トミー・ジョン手術からの回復が2026年まで長引いたため、2027年は不透明な部分はありますが、おそらく2027年は先発としてカウントされるでしょう。
ダルビッシュ投手も
後はダルビッシュ投手ですね。ダルビッシュ投手の契約は6年/$108M (2023-28)であと2年残っています。2025年10月に内側側副靭帯へのインターナル・ブレース手術および屈筋腱の修繕を行い、今はリハビリを進めているところです。8月下旬にはペトコ・パークで2度目となる本格的なブルペン投球(マウンドからの投球)を再開し、順調な回復を見せています。2027年4月で1年半となるので復帰も間違いないかと。
ダルビッシュ投手は2026年シーズンは全休。そしてペイロールの負担を減らすため自身の給与を辞退する形で開幕からリストリクティッド・リスト(Restricted List)に入っているという、らしさを見せています。
期待したいですね。
マイケル・キングが早期に復帰を決めるのか?それとも別のクラブとサインするのか?注目ですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
