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【MLB2022】カージナルスの新監督は、35才のオリバー・マーモル

ベンチコーチから昇格

 現地2021年10月25日、セントルイス・カージナルスはマイク・シルド監督の解任で空席となっていた監督のポジションをベンチ・コーチのオリバー・マーモル(Oliver Marmol)に任せることに決定しました。

 こちらはすでにオフィシャルとなっており、現地25日夜に会見を行うことに。

”35才”!MLBで最も若い監督

 オリバー・マーモルは1986年7月2日生まれ。現時点で35才(と116日)。MLBの現役監督の中で最も若い監督となります。

 MLBの最年少監督と言えば、ツインズの現監督のロッコ・バルデッリでした。2018年10月25日に就任し、ファースト・イヤーの2019年は開幕時で37才(1981年9月25日生まれ)、現在は40才。クラブの中心選手だったネルソン・クルーズ(2019年当時は38才)より、年下だったということになります。

2019年のMOYはバルデッリとシルド 

 ちなみに2019シーズンのMOY(Manager of the Year)に、そのバルデッリとナ・リーグではカージナルスのマイク・シルドが選ばれておりました。

 ルーキー監督が101勝をマークしましたからね。

マイク・シルドの電撃解任

 2021シーズンはワイルド・カードに進出し、ドジャースに敗れてしまったカージナルス。1-1のタイスコアで9回裏まで進み、最後はNLCSでも活躍したクリス・テイラーのサヨナラHRで敗退。惜しい戦いでした。

 カージナルスは9月に猛スパート。現地2021年9月11日のレッズ戦から始まって、現地9月28日のブルワーズ戦まで17連勝を達成。

 結果、90勝72敗でNL中地区2位でフィニッシュとなり、上記の通り、ワイルド・カードに進出したのでした。

前監督マイク・シルドの成績

 2018年のシーズン途中にインテリム(暫定)のスキッパー(監督のこと)として指揮を執ったマイク・シルド。当時はベンチコーチでした。

 監督としての成績はご覧の通り。

  • 2018: 41-28 / 勝率 .594 / 3位フィニッシュ(マシーニと合わせて 88勝74敗)
  • 2019: 91-71 / 勝率 .562 / 地区優勝/ NLCSで敗退
  • 2020: 30-28 / 勝率 .517 / ワイルドカードシリーズで敗退
    • 2020年は60試合ですが、カージナルスは日程が詰まりに詰まって58試合で終了
  • 2021: 90-72/ 勝率 . 556 / NLWCで敗退

 監督通算で252勝199敗、勝率.559。

 監督しての勝率は高いまま、マイク・シルド自身にとっても、寝耳に水の解任劇となったのでした。

オリバー・マーモルのキャリア

 新監督のオリバー・マーモルですが、選手としては2007年のアマチュア・ドラフトでカージナルスから6巡目指名を受け、20才でプロ入り。右投げ右打ちの内野手。

 現役時代はメジャーに上がった記録はありません。最高がクラスAアドバンストでマイナーのクラスAレベルで4年間過ごし、262試合で打率.203、OBP .301、SLG.282。HRは4年で5本。178cmと小柄だったことから、安打で貢献する選手だったようです。2010年が選手としてのラストイヤー。23才の時です。

指導者としての大出世

 まだまだ若い中、現役を終えたマーモルは、ここから12年で大出世を遂げます。人生はわからないものですね。指導者として、バツグンのスキルがあったようです。

【動画】Oliver Marmol Profile(YOUTUBE)

  • 2011 : カージナルスのルーキー・レベルのヒッティング・コーチに就任。
  • 2012: おなじくカージナルスのルーキー・レベルのジョン・シティ・カージナルスの監督に就任。ジョン・シティ・カージナルスはマイナーリーグの整理で現時点ではありません(地道に何かをやっているのかもしれませんが、少なくともカージナルス傘下ではなくなりました)。
  • 2015:当時クラスAアドバンストであった、パームビーチ・カージナルスの監督に就任。パーム・ビーチ・カージナルスは2021年は、クラスAマイナス。
  • 2017:メジャー・レベルの1塁ベース・コーチに就任。
  • 2019: ベンチコーチに昇格
  • 2022: スキッパーへ

 ビッグリーグ・レベルのベンチで指揮を執るには、まずはマイナーで監督を務めることが肝要なようですね。こういう評判、選手からの推薦などがあって引き上がってきた人は相当スキルが高いと言えそうです。

 モリーナやウェインライトよりも年下の監督の誕生ですね。

 注目したいと思います。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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