スポンサーリンク

【MLB2026】エンゼルスの新監督はカート・スズキに決定!

42歳、捕手出身

 現地2025年10月21日、ロサンゼルス・エンゼルスの新監督が決定。OBで日系3世のカート・スズキ(Kurt Suzuki)氏です。こちらはもうオフィシャルとなっております。 

 なお、オフィシャルとはなっていますが、現時点では契約年数など詳細は不明です。

一旦はジャイアンツの監督候補にも

 カート・スズキ氏は一旦はジャイアンツの監督候補にも名前が上がり、さすがバスター・ポージー、捕手出身に目をつけるとは!と思っておりましたが、ここに来てジャイアンツの監督はテネシー大学の監督のトニー・ヴィテロ(Tony Vitello)が名前が急浮上。そのうち、エンゼルスがカート・スズキ氏とも接触し、今回のディールに至りました。

アルバート・プホルズとは折り合いがつかず

 エンゼルスは2024年からロン・ワシントンが指揮を執っていました。契約期間は2年(2024-2025)。

 そのロン・ワシントンは2024年は最下位で終わると、2025年6月に四肢バイパス手術を受け休職。代わりにレイ・モンゴメリーが暫定監督を務め、残りシーズンを全う。エンゼルスは2025年も最下位に終わりました。

 シーズンが終わり、エンゼルスは健康問題も抱えるロン・ワシントンの任期切れに伴い、次なる監督探しを始めていました。

 そんな中で最速で候補に上がったのがOBのアルバート・プホルズでした。

 現役時代はMVP3度、通算703HRを放った大打者で2022年に引退。その後は、コーチ経験がないままのオファーを受けたのでした。そのアルバート・プホルズとエンゼルスはかなり深いところまで話を詰め、決定間近かと思われましたが、現地2025年10月20日、記者のジョン・ヘイマンさんらが決裂を報道。どうも契約面だけでなく、コーチ人事でもでも折り合いがつかなかった模様です。

 エンゼルスはOBのトリイ・ハンターとの交渉も進めていましたが、2025年10月20日にその線も無くなりました。他にツインズを解任されたロッコ・バルデッリ、オリオールズを解任されたブランドン・ハイド、そしてエンゼルス3Bコーチで元アストロズ監督(2013-14)のボー・ポーターなどの名前が上がっていましたが、カート・スズキ氏に決定。

監督・コーチ経験無しでダイレクトに監督就任

 42歳のカート・スズキ氏は、元捕手で監督やコーチの経験がないままの就任で、実はこれは近年の傾向でもあります。監督・コーチの経験が全くない、あるいはほとんどない中での就任は、ガーディアンズのスティーブン・ボートもその一人。ボートは2022年で現役を引退し、その後マリナーズのコーチとして1年間務めた後、テリー・フランコーナの後任としてクリーブランド・ガーディアンズの監督に就任しました。

現オーナーのもとでのエンゼルスの監督

 エンゼルスのオーナーはアルテ・モレノ。2003年10月にエンゼルスを買収。その際に監督に指名したのがマイク・ソーシアです。もっともマイク・ソーシアは2000年からエンゼルスの監督を務めていましたが、買収後もソーシアを監督に指名したのでした。そのマイク・ソーシアは2018年まで長きに亘って監督を務め上げた後、2019年にブラッド・オースマスにバトンタッチ。2020年からはジョー・マッドンが監督に。ジョー・マッドンは大谷選手の二刀流を実現させたことでも有名ですね。

 そのジョー・マッドンも2022シーズンの途中で解任され、その後は今季西武ライオンズで活躍したタイラー・ネヴィンのお父さんのフィル・ネビンが暫定監督に就任。

 そのネヴィンは2023年まで監督を務めた後に解任。2023年は大谷選手のエンゼルスでのラスト・イヤーでもありました。

 そして2024年にレンジャーズを長年率いたロン・ワシントン監督が就任し、2年間務め上げた後、カート・スズキ氏に至るという流れです。

 マイク・ソーシアは安定していたものの、マイク・ソーシア退任の2019年以降は、7年間で4人、前提監督も入れれば6人です。異常です。

前途多難

 エンゼルスは監督経験の豊かな人材からフレッシュな路線に方針を変えてカート・スズキ氏に監督就任を依頼。カート・スズキ氏も合意したことになりますが、上述のように監督がすぐに変わるという異常な状態でのスタートとなります。

 エンゼルスは過去10シーズン連続で負け越し。直近16シーズンでプレーオフに出場したのはわずか1度だけ。

 これはFA補強が効いていない、例えばアルバート・プホルズは全盛期を過ぎてから長期契約し、結果、DFAにしました。さらにアンソニー・レンドンの怪我の問題はかなり深刻で全く機能しておりません。そしてアットランダムにトレードを実施したことによるファームシステムの枯渇・・・挙げればキリがありませんが、長期的視点もないまま直近の痛手対処に従事した結果と言っていいでしょう。

 こういう思いつきのようなディールはどうして生まれるのか?これはもう財布を握るオーナーの現場介入としか考えられません。

 2020年11月からペリー・ミネイジアンがGMを務めていますが、ピッチャーの回転数などセイバーおたくぶりを発揮し、ジョー・マッドンの現場をきちんとサポートしていたか?と言われればば疑問符がつきます。

 チームのカルチャーもかなり問題で、それがフィールドにも現れ、せっかくいい試合をすることがあってもシーズンの成績に結びつきません。せめて売却が進んでいればまた違うカルチャーになったかもしれませんが、売却話は消えました。

 何が言いたいかというとカート・スズキ氏はかなりタフな仕事が予想されるということ。一応、彼は引退後はエンゼルスのフロントオフィスで3年間働きましたし、それに現役最後の2シーズンを過ごしていることから、内部事情はよくわかった上での受諾です。

 果たして現役時代のような折れない心でこの大仕事をやってのけるのか?

 陰ながら応援したいと思います。

 なお、カート・スズキ氏はキャリア初期をアスレチックスで過ごし、キャリア終盤の2019年、ナショナルズのワールドシリーズ制覇に大きく経験した選手で、諦めない粘り強さが印象的な選手でした。

 エンゼルスの監督が決まりましたが、2026年にほかに7チームが新監督を探しています。ジャイアンツ、パドレス、オリオールズ、ブレーブス、ツインズ、ナショナルズ、ロッキーズです。

 パドレスも急に監督探しが始まったのは意外でしたね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2026-27】MLBがサラリーキャップ妥協案を提示!しかし、早期解決の起爆剤とならず(2026年11月)
【MLB2027】マリナーズの新監督に36歳のジェイソン・カンズラーが就任へ
【MLB2027FA】クオリファイング・オファー(QO)の提示日が到来!J・バウアーズ、鈴木誠也など計8名が提示される
【MLBアウォード】2026年のゴールドグラブ賞が決定!初受賞が9人、BOS、AZからそれぞれ3名が受賞
【MLB2027】レイズ、ドリュー・ラスムッセンとのクラブオプションを行使!来季もエースを確保
【MLB2027FA】レッドソックス、ソニー・グレイとのミューチュアル・オプションを破棄!FAに
【MLB2026】ワールドシリーズを制したブルワーズが今度はチャンプでパレードを行う!大熱狂のミルウォーキー!
【MLB2027FA】パドレスのマイケル・キングが2027年のプレーヤー・オプションを拒否し、FAに
【2026WS_G5】強すぎ!ブルワーズがワールドシリーズ初制覇!ミズの快投とコントレラスの攻守に渡る活躍でレイズを圧倒!
【2026WS_G4】崖っぷちのレイズ、延長12回に奇跡の4連打!ベン・ウィリアムソンのサヨナラ打でブルワーズのスイープを阻止し逆転サヨナラ勝ち!
【2026WS_G3】5回に2アウトから8得点!ブルワーズが脅威の打線でレイズに圧勝!チャンプに王手をかける
【MLBアウォード2026】多大なる慈善活動!フランシスコ・リンドーアがロベルト・クレメンテ賞を受賞!
【2026WS_G1】ブルワーズが先勝!イェリッチがタイムリー!最後はメギルが白煙の中、リードを守り切る!
【MLB2027】エンゼルス、カート・スズキのオプションを行使せず!新オーナーの下、新GM、新監督を招聘へ
【MLB2027】ロックアウト必至の今オフ、阪神・佐藤輝明は11月中の早期決定が望まれる
【2026ALCS_G6】レイズが6年ぶりのワールドシリーズ進出を決める!ガーディアンズは力尽きる
【2026ALCS_G5】レイズがD・ラスムッセンの好投でWSへ王手!ガーディアンズは1本が出ず!
【2026ALCS_G4】上位打線が機能したレイズが2勝2敗のタイに戻す!ガーディアンズは勝負どころで投手が踏ん張れず
【MLB】大谷、2027年も二刀流に意欲!
【2026ALCS_G3】P・ハルピンが逆転2ランHR!ギャビン・ウィリアムズも好投し、ガーディアンズが2勝目
【2026NLCS_G4】ブルワーズが44年ぶりのWSへ! ドジャースは大谷に3ランHRが出るも、逆転負け
【2026ALCS_G2】フレディー・ペラルタが好投し、レイズが勝利!CLEはホセ・ラミレスが痛恨のエラー
【2026ALCS_G1】ガーディアンズが鮮やかに勝利!ホセ・ラミレス、チェイス・デローター、ジョー・アデルが活躍!
【2026NLCS_G2】ブルワーズが連勝!山本は8アウトのみ、大谷も無安打!ジェイク・バウアーズが粘りの打席を見せる
【2026NLCS_G1】ミズロウスキーが5回途中1失点!ブルワーズがスタイルを貫き、1勝目!
【2026ALDS_G5】G・ウィリアムズが12K! J・ラミレスが決勝2ランHR!ガーディアンズがシャットアウト勝利でALCSへ進出
【MLB2026】ブレーブスのポストシーズンは先発投手の不足と打線の沈黙で終わる
【2026ALDS_G4】ガーディアンズがフィールドを駆け巡って9得点!ホセ・ラミレスがコアとなりGm5へ
【2026NLDS_G4】ドジャースがグラスノーの粘りの投球でブレーブスを下し、NLCSへ!ロスターの厚みを見せる
【2026NLDS_G3】パドレスが好守備連発で勝利!マイケル・キングがリリーフで登場
タイトルとURLをコピーしました