スポンサーリンク

【NLCS 2018 Gm7】ブルワーズ、爽やかな終戦!ドジャースがWSへ。MVPはC・B!

現地2018年10月20日のドジャース@ブルワーズのNLCS Game7はドジャースがゲーム中盤の流れを支配し、5-2で勝利。見事にWS進出を決めました!

ドジャースのリーグ優勝は2年連続23度目。1988年にオーレル・ハーシュハイザーがMVPに輝いて以来のWSチャンプを目指します。

スコア

【P】

  • LAD: ビューラー(4.2)→ユリアス(0.1)→マッドソン(1.2)→ジャンセン(1.1)→カーショウ(1.0)
  • MIL: チャシーン(2.0)→ヘイダー(3.0)→セデーノ(0.0)→ジェフレス(1.1)→クネーブル(0.2)→ウッドラフ(2.0)

【得点ログ】

  • 1裏(MIL): 2番イェリッチがソロHR(LAD 0-1 MIL)
  • 2表(LAD): セイフティーバントで出塁したマチャードを1塁に置き、ベリンジャーがインコースをフルスイング。2ランHRとなりLADが逆転(LAD 2-1 MIL)。つづくプイーグにも2塁打を打たれ、大量失点の危機を招くも後続を打ち取り2失点。チャシーンはこの回で降板。
  • 3表(LAD): J・ヘイダー登板
  • 3裏(MIL): 先頭のケインがシングルで出塁も、イェリッチがDPに。ブラウン三振。
  • 4裏(MIL): 先頭のショーがダブルで出塁も後続が倒れて無得点
  • 5裏(MIL): 2アウト後にケインが二塁打。イェリッチを迎え、LADは左腕のユリアスにスイッチ。イェリッチは左中間に長打性の当たりを放つもC・テイラーが好捕。無得点に。
  • 6表(LAD): MILは先頭のマンシーに左腕のセデーノを当てるもシングルを許し、投手交代。ジェフレスがマウンドに。代わりばな、ターナーにシングルを許しノーアウト1、2塁。内野ゴロと盗塁で2アウト2、3塁でプイーグ。アウトコースのナックルカーブを拾われ3ランHRに。ドジャースが一気に点差を拡大(LAD 5-1 MIL)
  • 7裏(MIL): 2アウトからアルシアがシングルで出塁するも、ここでジャンセンが登板。グランディーを打ち取り無得点。
  • 9表(LAD): 8回から登板のウッドラフが2アウト満塁、0−3の大ピンチを迎えるも三振で切り抜け無得点
  • 9裏(MIL): カーショウが登板。三者凡退に抑えゲームセット。

MVP

MVPはコーディ・ベリンジャーが獲得。25−5、Av.200、RBI4、2Bが1、HRが1という成績でした。

痛かったチャシーンの2回降板

昨日のHOME画面で「チャシーンが予想外にこけるようなことがなければブルワーズが優勢か」と書かせていただきました。

ブルワーズの理想的なゲームプランはチャシーンが4回か5回までもって中盤の大事なところでヘイダーを投入、その間打線が1点でもリードして、後はクネーブルを軸としたブルペンで持ちこたえるというものだったと思います。

しかし、この日チャシーンは2回で降板。

ヘイダーの投入時期

そしてC・カウンセル監督はヘイダーを3回から投入。私は正直早かったなと思います(評論家ですみません)。

カウンセル監督のここまでの采配で功を奏したのはとにかく早めに火消しをする投手起用。流れが相手に傾きそうな気配を察知すればすぐに対応するというものでした。

この日もチャシーンが2回を被安打3とは言え、2ランHRも打たれて、もう捕まりそうな気配が出ていましたから早めのスイッチを選択しました。そしてヘイダー投入により、確かにドジャースに傾きかけた流れを止めることは出来たと思います。中盤へのいい下地をつくれたとは思います。

ただ、ドジャース打線からすると、もっとも怖い投手がリードしている状況で出てきた訳で、長くて3イニングを我慢すればいいということで、怖さがなくなってしまいました。ここがちょっと勿体無いなかったなと思った次第です。

C・テイラーがGame7のMVP

4回、5回のヘイダーの好投でブルワーズは確かに流れを掴みかけました。特に5回裏。2アウトからケインが2塁打で出塁してイェリッチを迎えるという場面。

ドジャースも危険を察知して左対策でユーリアスを投入しましたが、ここはイェリッチが内容では勝ちました。左中間への大きな当たりを放ち、これでブルワーズが同点あるいは逆転という場面だったのですが、それを阻んだのが足の速いC・テイラー。

これがブルワーズの反撃ムードを断ったと思います。

私はこのゲームの一番のポイントは後に出るプイーグの3ランHRではなく、テイラーのこのキャッチだったと思います。

ブルワーズは1アウト後に代打で出たドミンゴ・サンタナが三振に倒れて2アウト目を喫したのも痛かったとは思います。

もうひとりの殊勲者、R・マッドソン

ブルワーズは6回表にプイーグに3ランHRを打たれて5−1と突き放された直後、当然追い上げて終盤勝負に持ち込みたかったところですが、ここを3番手のベテラン右腕、ライアン・マッドソンに阻まれました。ドジャースは6回と7回2アウトまでのマッドソンの好投で中盤支配を完成させ、締めに入ることができました。

ブルワーズ打線はGame5 でマッドソンから1点を奪えたものの、今NLCSはマッドソンを苦手としておりました。マッドソンの今PSの調子の良さはERA1.80に現れております。

PSスタッツ

R, Madson 2018 Postseason Pitching Game Log
Year Series Date Opp IP H ER BB SO ERA Pit
2018 Year Series Opp IP H ER BB SO ERA Pit
2018 NLDS g3 Oct 7 @ ATL 0.2 1 0 0 1 0.00 7
2018 NLDS g4 Oct 8 @ ATL 0.2 0 0 0 0 0.00 10
2018 NLCS g1 Oct 12 @ MIL 1.0 1 0 0 1 0.00 14
2018 NLCS g2 Oct 13 @ MIL 0.2 0 0 1 1 0.00 5
2018 NLCS g4 Oct 16 MIL 1.1 1 0 0 1 0.00 14
2018 NLCS g5 Oct 17 MIL 0.1 2 1 0 0 1.93 9
2018 NLCS g7 Oct 20 @ MIL 1.2 1 0 0 2 1.80 22
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/21/2018.

ブルワーズ、サンキュー

中地区はカブスが制すと思っていたのに、ブルワーズはタイブレーカーに持ち込んでカブスを倒し地区優勝。NLDSではロッキーズをスイープ。創設以来の初のWS制覇があるかと思えましたが、力つきたという感じでした。
Game7の9回表でウッドラフが2アウト満塁で3-0と絶体絶命のピンチに追い込まれていたにもかかわらず、三振に仕留めたシーンはアツくなってしまいました。

ブルワーズ、面白かったです。ここまでやって負けたらむしろ清々しいです。どうしてブルワーズに肩入れしたくなったかは明日の記事でお伝えしようと思います。

初顔合わせのWS

WSはレッドソックスVSドジャースという放送・アパレル関係者がもっとも喜ぶ顔合わせになった訳ですが、以前にも書かせていただいた通り、この顔合わせは長いMLBの歴史の中でも初めてとなります。ブルックリン・ドジャース時代にもありません。レッドソックスが長年呪われておりましたので。

西海岸VS東海岸という意味でも非常に注目度の高いWSになりました。

Game1は現地2018年10月23日(火)、日本時間で24日(水)AM9時頃プレーボールです。

お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2025】エンゼルス、ジェイコブ・デグロム先発のレンジャーズに4-0でシャットアウト勝利
【MLB2025】ザック・ウィーラー、胸郭出口症候群(TOS)と診断される!手術必至で2025年のシーズン・エンドが濃厚
【MLB2025】ドジャース、フリーマンの2発と大谷の45号でパドレスに快勝!山本が11勝目をマーク
【MLB2025_8月】パドレスが盤石の試合運びで連勝して単独首位へ!ドジャースはたったの2安打
【MLB2025】ギャレット・クロシェが11Kで14勝目!レッドソックスは12得点!
【MLB2025】ブライアン・ベイヨーが7回スコアレス投球!レッドソックス、ヤンキースに1-0で勝利
【MLB2025】シェーン・ビーバー、TJから華麗に復帰!!6回9Kの快投を披露
【MLB2025】不全骨折(ヒビ)のまま強行出場を続けたカイル・タッカーが34日ぶりにHRを放ち、勝利に貢献!
【MLB2025】デバースがいなくなってもアンソニーが!レッドソックス、ブロンクスでの熱戦を制す
【MLB2025】ドジャースが悲惨な敗戦!ロッキーズに完敗。先発の大谷は打球が足に直撃して途中退場
【MLB2025】ドジャース、大谷の44号HR & A・コールの活躍でロッキーズに完勝!
【MLB2025_8月】ドジャースが底力を発揮してパドレスをスウィープ!直接対決の勝ち越しも決め、優位に立つ
【MLB2025】フィリーズのザック・ウィーラーが右肩付近の血栓のため、15 Days ILへ
【MLB2025】アストロズのジョシュ・ヘイダーは左肩関節包の捻挫と判明。しかし、PSでの復帰に意欲
【MLB2025_8月】PCAが復調の3安打!しかし、スピードが裏目に出るミスも出てカブスは敗戦
【MLB2025】ナショナルズ、ナサニエル・ロウをDFAに
【MLB2025】ブルワーズが12連勝を達成!8月は負け無し!(追記:14連勝でフィニッシュ)
【MLB2025_8月】大谷が5回のマウンドに上がるも、初勝利ならず!LAAは年間でLADをスウィープ!
【MLB2025】大谷が勝ち越しの43号!しかし、ドジャースはサヨナラで敗戦し、パドレスに並ばれる
【MLB2025】ドジャースのトニー・ゴンソリンが今季終了。インターナル・ブレース手術を実施
【MLB2025】ミルウォーキーが洪水被害に遭うも、ブルワーズは0-5から大逆転してメッツをスウィープ(今季2度目の9連勝)!
【MLB2025】大谷が40号HR!ドジャースはスネルも好投し、トロントに大勝!
【MLB2025】レッドソックスは9回に追いつくも、サヨナラ負け!隠し球も出たパドレスとのGm2
【MLB2025】カーショウとシャーザーのマッチアップはスキルが結集した好ゲームに!大谷、ムーキーが活躍してLADが勝利
【MLB2025】W・ビューラーが6回無失点と好投!吉田もHRを放ち、レッドソックスがパドレスとの初戦に勝利!
【MLB2025】マリナーズが首位と1.5ゲーム差に!しかし、1Bのジョシュ・ネイラーが左肩を傷める!
【MLB2025】レッドソックス、ローマン・アンソニーと8年/130Mドルで延長契約へ
【MLB2025】クイック投法で100mph!大谷が4回/8Kをマーク。打っては39号/メジャー1000安打達成
【MLB2025】ギャレット・クロシェ、9日の休養で凄みを増して13勝目!レッドソックスは7連勝!
【MLB2025】カイル・シュワーバーが大谷を抜く39、40号のマルチHR!
タイトルとURLをコピーしました