【一次ラウンド】イタリア、4勝でトップ通過
現地2026年3月11日、ヒューストンのダイキン・パークにてイタリア@メキシコのPool Bの最終戦が行われ、イタリア打線が爆発。10安打9得点でメキシコに完勝し、Pool Bで無傷の4連勝。見事に1位通過で準々決勝進出を果たしました。
命拾いしたアメリカ
前日、ネットも荒れたイタリア@アメリカ戦はイタリア先発のマイケル・ローレンツェン(COL)がアメリカ打線を4.2イニングで被安打2、スコアレス、BB 1、SO 2に抑える好投を披露。彼のゲームメイクが大きかったですね。最後の打者に投じた球数が67球となり、惜しくも5イニングに達しませんでしたが、4.2イニングまで投じたのは見事というしかありません。
6回を終えて8-1
このゲームは序盤からイタリアがリード。アメリカに勝つには序盤でリードするしかなかったと思います。アメリカ先発はメッツのノーラン・マクリーン。3イニングで2被弾、失点3でした。アメリカは2番手のライアン・ヤーブロー(NYY)も一発を浴びるなど6回を終えて8失点でスコアはイタリアが8-1とリード。
アメリカは大逆転ならず
ただ、アメリカはこういう試合に逆転するのがお家芸みたいなところもあり、ここからまず守りの方でゲイブ・スパイアー(SEA)、デービッド・べドナー(NYY)、メイソン・ミラー(SDP)が最後の3イニングを無失点投球を継続。
打線も7回裏2アウトからPCA(ピート・クロウ=アームストロング)に3ランHRで3得点、8回裏にはローマン・アンソニー(BOS)のタイムリーなどで徐々に追い上げ、9回裏の攻撃を迎えた時点でスコアは5-8。
9回裏はPCAにこの日2本目のソロHRが飛び出し、6-8と2点差まで追い上げ、2アウト1塁でアーロン・ジャッジを迎えるという一発出れば同点という痺れる場面を演出しましたが、最後はグレッグ・ワイザート(BOS)がジャッジをチェンジアップで空振り三振に仕留め、ゲームセット。8-6でイタリアが勝利しました。
試合後、イタリア@メキシコ戦が眼中になかったことがバレてしまった監督のマーク・デローサや4打席ヒットレスに終わったジャッジに非難が集中しましたが、投手力の差だったかと思います。
アメリカはその前のメキシコ戦にポール・スキーンズをぶつけたのは大正解だったと思います。ただ、イタリア戦は先発がゲームメイク出来ませんでしたね。それでも打ち勝つという図式がアメリカたる所以でしたが、地元の圧もあったのか、大逆転!・・・とはなりませんでした。
この点を考えると侍ジャパンは投手力がかなり高いことが見てとれると思います。
先に4戦を戦ったアメリカは3勝1敗で1次ラウンドをフィニッシュ。3連勝のイタリアと2勝1敗のメキシコの対戦の結果を待つ他力本願状態となり、「イタリアがメキシコに勝利する」あるいは「メキシコが5点以上取って勝利する」ことが次へ進む必須条件となりました。
アーロン・ノラが見事なゲームメイク
そんなアメリカの命運も左右することになったイタリア@メキシコ戦は下馬評ならメキシコというところだったでしょう。しかし、今回のWBCはイタリアはメジャー投手をロスターに入れ、非常に安定しています。
この日先発したのはフィリーズのローテーション右腕のアーロン・ノラ。この日は4シーム、シンカーとも非常に強く、ノラ独特の大きなナックルカーブを更に際立たせ、強烈なメキシコ打線を翻弄。ノラは69球で5イニングを投げきり、被安打4、スコアレス、BB1、SO5とレギュラーシーズンで好調な時のノラの投球を披露。このゲームメイクが効きました。
パスカンティーノが3発
そしてイタリア打線は前日のアメリカ戦同様に好調。2回表にはイニング先頭のロイヤルズのヴィニー・パスカンティーノがソロHRを放ち、先制。メキシコ先発はカブスのハビアー・アサード(Javier Assad)でしたが、イタリア打線は2HRで4得点をマークし、前日のアメリカ戦同様に序盤に大量リードし、6回を終えて6-0とリード。
その後、パスカンティーノは2度、ホームランを放ち、この日は計3HRを記録。これはWBCでの1試合での個人HR数最多です。
イタリアはアーロン・ノラ降板後は5人の投手でリレーし、7回裏に1失点を喫したのみで、ノラの投球をそのまま最後まで活かしました。ゲームを締めたガブリエーレ・クアトリーニはイタリアの国内リーグの29歳の右腕。まさにオールイタリアで勝利しました。
イタリア、OPSはNO.2
連日、打線が好調なイタリアですが、1次ラウンドを終えて、チームの打率及びOPSの成績はご覧の通り。イタリアはOPSドミニカ共和国に次いでNO.2です。これは一発攻勢が現れた数字でもあります。
| # | BA | OPS |
|---|---|---|
| 1 | ドミニカ共和国 .313 | ドミニカ共和国 1.130 |
| 2 | 日本 .301 | イタリア 1.038 |
| 3 | イタリア .294 | 日本 .987 |
| 4 | USA .293 | USA .944 |
| 5 | ベネズエラ .278 | メキシコ .884 |
残り試合は捕手1人体制?
イタリアはアメリカ戦でHRを含む殊勲打を放ったカイル・ティールがハムストリングスを負傷し、離脱。カイル・ティールは元レッドソックスのトップ・プロスペクトで、現在はホワイトソックスに在籍。レッドソックスがギャレット・クロシェを獲得したトレードでホワイトソックスに移籍しました。
イタリアはもともと捕手は2人体制で、この日のメキシコ戦のマスクはエンゼルス・マイナーのJ.J.ドラジオ(J.J. D’Orazio)。
カイル・ティールが離脱した直後はレッドソックスのミッキー・ギャスパーに声をかけるという話もありましたが、彼は2Bで捕手でもなく、しかもまだオフィシャルではありません。いずれにせよ、現時点ではマスクをかぶれるのはJ.J.ドラジオのみ。
このままだと捕手1人体制となりますが、果たしてロスターに捕手を追加するのか?最大で残り3試合をどうするのか?注目ですね。
お読みいただき、ありがとうございました。




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