ベテランOFがパイレーツを出てテキサスへ
現地2026年3月5日、テキサス・レンジャーズがベテランOFでパイレーツからFAとなっていたアンドリュー・マッカッチェン(Andrew McCutchen)をマイナー契約で獲得。NRI(Non Roster Invitee)としてメジャー・キャンプへ招待します。現時点はフィジカルチェックの結果待ちです。
スプリット・コントラクト
レンジャーズとアンドリュー・マッカッチェンはマイナー・ディールではありますが、メジャーに上がった場合にいくらというスプリット・コントラクトとなっており、その場合のベース・サラリーが$1.25M。
また、マッカッチェンはロースター入りした上で、設定された数字をクリアーした場合に$1Mのパフォーマンス・ボーナスももらえます。
前の契約
なお、アンドリュー・マッカッチェンの前の契約は2024年12月にパイレーツとサインした1年/$5M(2025)。誕生日が1986年10月10日で現時点で39歳となるマッカッチェンは2022年以来、単年契約が続いています。
パイレーツでの引退とはならず
アンドリュー・マッカッチェンは2005年のパイレーツの1巡目指名で、2009年のメジャー・デビュー。この時22歳でした。
2012年3月にパイレーツと6年/$51.5M (2012-17) + 2018 $14.75M クラブオプションで延長契約。パイレーツは2017年11月に2018年のクラブオプションを行使。
しかし年が明けた2018年1月にジャイアンツへトレードとなり、また、同年は8月30日にはヤンキースへのトレードとなり、以降、フィリーズ、ブルワーズに在籍。フィリーズとは3年/$50M (2019-21) +2022 $15Mクラブオプション($3M バイアウト)でサインして2021年まで在籍。フィリーズは2022年のオプションを行使しませんでした。2022年はブルワーズと1 年/$8.5M (2022)でサイン。
そして2023年から古巣パイレーツに復帰。2013年にNL MVPに輝き、その前後においても2012年から2015年までMVP投票で5位以内を継続したクラブのレジェンドはシナリオとしてはキャリアの晩年をスタート地点で過ごし、パイレーツをプレーオフにプッシュ!という役割を演じ、パイレーツで花道を飾る・・・というのが理想ではあったのですが、そうとはなりませんでした。
古巣での3年間
その直近の3年間ですが、.242/.345/.391、OPS.736、HR 45、RBI 150という成績。OPSが.700を超え、OBPも.350近く超えているのは素晴らしいものの、やはりピークからの低下は否めず、2025年は.239/.333/.367、OPS .700で、HR 13、RBI 57と貧打解消に一役買うことが出来ませんでした。
今オフ、パイレーツは攻撃陣の強化に向け、積極的なアプローチを取り、トレードでブランドン・ラウを獲得し、FAのライアン・オハーン、マーセル・オズナと契約。さらに獲得には至らなかったものの、カイル・シュワーバー、ジョシュ・ネイラー、岡本選手、ユーヘイニオ・スアレスの獲得にも参加。
こうした動きは、マカッチェンとの離別を決断した現れでもありました。
レンジャーズでは左投手対策
今回、レンジャーズはマッカッチェンとサインするに当たり、左投手対策のプラトゥーン起用を考えているようです。
マッカッチェンは左投手に対しては.267/.353/.389とシーズン打率を上回る成績を残しており、DHとして左打席のジョック・ピーダーソンとのプラトゥーンには向いていると判断したと思われます。また、2012年はゴールドグラブ賞を獲得している守備力もレンジャーズの選択肢を拡げると見ていいと思います。
また、レンジャーズは2025年は左投手に対し、.225/.290/.363と大苦戦した点もマッカッチェンの力を必要とする点でもあります。
アンドリュー・マッカッチェンがまた輝くといいですね。
お読みいただき、ありがとうございました。

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