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【MLB2022FA】カージナルスがプホルスを獲得!1年契約で合意

42才、2011シーズン以来の古巣への復帰

 現地2022年3月27日、セントルイスの地元誌、St. Luis Post-Dispatchをはじめ、複数のソースによりますと、セントルイス・カージナルスはドジャースからFAとなっていたアルバート・プホルスを獲得するに至りました。

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 一昨日当たりからこの噂が出ていて、様子見をしていたのですが、まもなくオフィシャルになる見込みです。

 42才、将来のHOF(野球殿堂入り)選手のディールが決まりましたね。

契約内容

 カージナルスとプホルスの契約内容でわかっているところは以下です。

  • 1年/総額$2.5M(2022)

 詳細がわかりましたら、追記したいと思います。恐らくパフォーマンス・ボーナスが入っているとは思うのですが、設定等は現時点では不明です。

新監督の下、左投手相手の代打及びパートタイム1B

 2021シーズン、カージナルスはワイルドカードでポストシーズンに進出したものの、ドジャースに3-1のスコアで敗れました。ほどなくしてカージナルスは結果を出していたマイク・シールド監督を実質的に解雇。2022シーズンから35才で監督就任となったオリバー・マーモルが現場の指揮を預かります。

 プホルスより年下になりますね。 

 オリバー・マーモル監督は、現時点での構想としては固定したレギュラーでなく、良い選手を柔軟に使っていきたいという意向を持っており、プホルス獲得もそれが反映している面もあります。

サウスポーとライティーの対戦で大きな差

 1980年1月16日生まれのプホルスは、現地2022年3月27日時点で42歳。走る姿などを見てもさすがに衰えは隠しきれなくなってきました。

 2021年、プホルスはサウスポーを相手に146PA(打席)で打率.294、OBP .336、SLG .603、13HR、34 RBIをマーク。左投手に対してはいい数字を残しています。

 ところが、右投手となると打率.180、OBP .233、SLG .266、4HR、16 RBIと極端に数字が下がりました。

 プホルスでなければ、獲得を見送るであろう厳しい数字であることは確か。

 この冬、ドミニカ・ウィンターリーグにも参加したプホルスは、16試合に出場。61-15で、打率.246、OBP .292、SLG .344、1HR、6RBI。

NL DHも契約の追い風に 

 ご存じのように、2022シーズンからナ・リーグにもDHが採用されることが決定。これもプホルス獲得の追い風になったと見ていいでしょう。

「毎日試合に出たい」をどこまで妥協するか?

 2021年、エンゼルスがプホルスをDFAにしたのは衝撃的でした。プホルスは毎日でも試合に出たいのに、チーム事情でその出場機会もままならず。さらにレイズ戦で得意投手であったライアン・ヤーブローの先発ゲームで出場機会を与えられなかったことで、フラストレーションが一気に爆発し、監督室に怒鳴りに行ったという話もあります。

 カージナルスの1Bには、言わずとしれたポール・ゴールドシュミットがおります。

 DHは決まっていませんが、監督の言う通り、柔軟性をもたせるなら内野のバックアップのエドモンド・ソーサも候補ですし、ブルージェイズからFAとなり今オフに契約したコーリー・ディッカーソンもそうです。あるいは、OFの一人あるラース・ヌートバー、場合によっては捕手休養日のヤディアー・モリーナも入るかもしれません。あるいはトップ・プロスペクトのノーラン・ゴーマンも・・・。

 つまりは、プホルスあhエンゼルス時代よりもさらに出場機会が減ることは覚悟しないといけないということになります。

 ちなみに、ドジャース移籍後は85試合に出場したものの、シーズン後半はほぼ代打での起用でした。

700HRへのチャンス

 アルバート・プホルスの通算HRは679本。700HRまであと21本。

【MLB通算HR数】

  1. バリー・ボンズ:762
  2. ハンク・アーロン:755
  3. ベイブ・ルース: 714
  4. アレックス・ロドリゲス: 696
  5. アルバート・プホルス: 679

 2021年のHR数は17。それよりも出場機会が減ることを想定するなら、700という数字も、A・ロッドを抜いて4位に入ることもかなり厳しい数字といえるでしょう。ひょっとしたら、HRを打ちまくるという可能性も0ではありませんが、本人もどこかで区切りをつける時がくるが訪れます。

モリーナ、ウェインライトはラストシーズン

 盟友、ヤディアー・モリーナとアダム・ウェインライトは、2022シーズンを最後に引退することを表明しています。

 今回のカージナルスの契約は、プホルスに最大限の敬意を表した内容であり、おそらく花道の話も盛り込まれていると思われます。

 3人が揃って花道を歩くことは絵になるのですが、モリーナもウェイノーも今季は戦力。プホルスも戦力として暴れてもらいたいところです。

 カージナルスの開幕ゲームは現地2022年4月7日。ホームのブッシュ・スタジアムでパイレーツを迎えてのスタートです。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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