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【ルール盲点】捕球後、野手がダグアウトに入り込んだ場合は・・・走者は1つ進塁できる

A’s、ルール盲点での1点が効き勝利

現地2019年8月29日、カウフマン・スタジアムで行われたアスレチックス@ロイヤルズ戦で野球知識を試される出来事が発生しました。

このプレーです。

審判がナイス!

上の動画のプレーの状況を記しておきたいと思います。

9回表のアスレチックスの攻撃。連続シングルで出塁したセス・ブラウンとジュリクソン・プロファーが送りバントでそれぞれ進塁し、1アウトランナー2・3塁という状況。

バッターはコーバン・ジョセフ。

その初球、スコット・バーロウの94mphのファストボールに振り遅れ、3塁ベンチ前にファウルテリトリーにポプフライを打ち上げます。

それを3Bのチェスラー・カスバートがフェアゾーンでキャッチ。しかし、勢いでダグアウトに体が入り込んでしまったという状況。

捕球後、ボールデッドに入ってしまった!

まず3Bのチェスラー・カスバートはフェアゾーンに足がついたまま、キャッチしたのでまずアウトが成立。このイニング2アウト目。

(ただし、これがもし体がボールデッドゾーンに予め入っているような状態でキャッチしてしまうとファウルです。当たり前ですが)。

そして、今回は捕球後に体がダグアウトに体が入ってしまいました!

この場合、ルールブックの以下を根拠にランナーは1つ進塁が認められています

MLB Rule 5.06 (b) (3) (C) 

  • 5.06 (B) Advancing Bases
    • (3) (7.04) Each runner, other than the batter, may without liability to be put out, advance one base when:
      • (C) A fielder, after catching a fly ball, steps or falls into any out-of-play area

http://mlb.mlb.com/mlb/downloads/y2016/official_baseball_rules.pdf(25ページ)

「5.06 (B) 進塁について ※(1)(2)は省略 (3)(7.04) 打者を除く各走者は、以下の場合、アウトにされるおそれがなく1個の塁が与えられる。※(A)、(B)は省略。(C)野手がフライを捕球した後、ボールデッドのエリアに入り込んだり、倒れ込んだ場合

カスバートはこのルールを知らなかったと見えます。

しかし、三塁塁審はよく気づきましたね。Chris Segalさんです。

ちょっと!ジーターのダイブはどうなんや?

そうなると、「ちょっと待ってくれ」と言いたくなるかもしれません。

「ではジーターがスタンドへ豪快にダイブした時はどうだったんだ?得点は入ったのか?」と。

ジーターのダイブとはこれです。

今見ても、「こんだけ体張ったから人気出るわ」と思います。

このプレーもカスバートと同じでフェアゾーンでしっかりキャッチし、その後ボールデッドエリアのスタンドに体が入りました。

しかし違う点が1つあります。それはアウトカウント。

このプレーが出たのは2004年7月1日のヤンキー・スタジアムでのレッドソックス戦で12回表、2アウトという状況。トロット・ニクソンのファウルポップフライをジーターが掴んでアウトが成立。この時点で3アウト目となったため、得点は入りませんでした。

Just a moment...

アスレチックス、この1点が効いて勝利!

ゲームの方ですが、アスレチックスがこの進塁で1点を奪い9−7とリードし、9回裏のロイヤルズの攻撃に。

ロイヤルズは1アウト後、アレックス・ゴードンがダブルで出塁。カスバートが三振に倒れて2アウトになった後、ライアン・オハーンがシングルを放ちゴードンがホームイン。これで9−8。しかしつづくバッバ・スターリンが三振に倒れゲームセット。

アスレチックスが進塁で得た1点が効き、9−8でロイヤルズに勝ったのでした。

BOX SCORE

カスバート、今日は寝られないでしょうね。

なお、アスレチックスベンチはこのルールに気づいていた模様です。少なくともゲーム後のインタビューではそう言ってました。

お読みいただき、ありがとうございました。

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