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【MLB噂FOR2019】メッツは本気でノア・シンダーガードのトレードを考えているのか?

ノア・シンダーガードの移籍の噂

現地2018年11月22日は、23日のThanks Givingに向けて、いろいろ楽しいツイートが上がっておりました。中には食事を配るなどのボランティア活動をしている選手や、JBJなどのように23日のランチ券を購入してもらい、その金額を慈善団体に寄付するという活動をしている選手もおります。

さて、サイ・ヤング賞を獲得したジェイコブ・デグロムと並んで、メッツのエース的存在であるノア・シンダーガードにトレードの噂が出ております。

2018シーズン、ナ・リーグ東地区で4位だったメッツは巻き返しをはかるため、そのような手段にも打って出る!というお話なのですが、いったい、どういうことか、見ていきたいと思います。

その前にシンダーガードのニックネームを。よく見出しで出てくるので、念の為に。これを機会に記載しておきます。

シンダーガード=”Thor”

シンダーガードのニックネームは”Thor”で、読み方は「ソー」です。由来はアメコミです。見た目が長髪で、このThorというキャラクターとシンダーガードの投球スタイルが、ヒーロー的な要素がリンクして見えることからついたニックネームと言っていいと思います。アメコミ由来は間違いありません。

やや横道にそれました。

噂されているストーリー

シンダーガードの移籍の噂のソースはこれです。

ヘイマン記者によると、「6チームがシンダーガードに関心があり、メッツもチームの穴を埋めることができるのならと、ウィンター・ミーティングに向けて本気で考えているというお話です。」

衝撃的な内容ですが、よく読むと慎重な表現にとどめているのがわかります。

メッツの状況と需要

メッツの状況と需要としては、以下の3点があります。

  • スターターが余っている
  • 可能ならインパクトのある選手を
  • メッツはプロスペクトが欲しい

ちょっと考えてみたいと思います。

ローテが余っている??

移籍の噂の根拠はまず、メッツに強烈なスターター陣がいるためという理由です。下の表は2018年のスターター陣です。ご覧ください。確かに、シンダーガードの他に、デグロム、ウィーラー、マッツ、バルガス、コーリー・オズワルトがおります。しかも右左充実しています。

【メッツ2018ローテ】

2018 Mets Starter
Rk Pos Name Age W L ERA GS IP
1 SP Jacob deGrom 30 10 9 1.70 32 217.0
2 SP Zack Wheeler 28 12 7 3.31 29 182.1
3 SP Noah Syndergaard 25 13 4 3.03 25 154.1
4 SP Steven Matz* 27 5 11 3.97 30 154.0
5 SP Jason Vargas* 35 7 9 5.77 20 92.0
6 SP Corey Oswalt 24 3 3 5.85 12 64.2

Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table ※は左腕

確かに素晴らしいスターター陣がいるのですが、今季25試合登板にとどまったとは言え、154.1イニング、13勝の右腕を出しますか??ローテーションの核と言ってもいい投手を手放すというのは普通に考えればあり得ません。

 

なお、シンダーガードの契約は2021年まであります。

ポジション・プレーヤーは?

トレードは投手−投手という組み合わせだけではありませんので、野手も見てみたいと思います。2018年11月23日現在のメンバーはこちらです。

【メッツ Position Players 】

(2018年11月23日現在)
C:ケビン・プラウェッキー(27才)、
   トマス・ニド(24才)
1B: ジェイ・ブルース(31才)、ドミニク・スミス(23才 左・左)
  ※2人とも外野も兼任
3B:  トッド・フレイジャー
SS: アーメッド・ロサリオ(日米野球)
OF:
       マイケル・コンフォート(26才、LHB)
       ブランドン・ニモ(25才、LHB)
        Y・セスペデス(33才)
        フアン・ラガーレス(29才、RHB)
確かにブライス・ハーパーや、クリス・ブライアント、アーロン・ジャッジ、あるいはJ.D.マルチネスのようなスーパースターはおりません。ホセ・レイエスでさえ、すでにかつてのレイエスではないというふうに見ないといけないでしょう。

 

よい面としては、いい若手が育っていると言えます。これは他チームにとってはかなり羨ましい状況ではあります。

ただ、スーパースター級のオファーがあれば欲しいとGMなら考えそうですね。

プロスペクトは確かに寂しい

以下は2018年11月23日現在の2018 Top Prospect ランキング100 のうち、メッツの若手のランキングです。今秋のAFLで活躍したピーター・アロンソがおりますが、それでも58位。
上位30位の中に一人もいないというのは確かにプロスペクトが欲しい状況かもしれません。

メッツのプロスペクト

55位 ANDRES GIMENEZ SS
58位 PETER ALONSO (AFL)1B
62位 JARRED KELENIC OF
89位 JUSTIN DUNN RHP
Top 100 Baseball Prospects
The Official Site of Major League Baseball
↑(クリックした日付でのランクになります)※2019になるとURLが変わると思います。

最終カードとして

メッツは今秋、ブローディー・バン・ワゲネンさんという新しいGMを迎え入れました。平たく言うと、元代理人です。CAA(Creative Artists Agency)という代理人をまとめる会社にいた人です。NBCだったか、結構この人事についてダメ出しをしていたのはおそらく現場の経験がないからだと思います。

新GM

そんな新GMは「いいプロスペクトでないといらない(Lower Levelはいらないと言ったという報道も)」とおっしゃっているようですから、結構、ドライな人だと思っています。ただ、「シンダーガードが出ていった時の穴を考えると出すことは考えていない」と普通のこともおっしゃっています。ただし、柔軟に考えると。ここポイントですね。

 

その辺はヘイマンさんも慎重に書いていますが、シンダーガードは出さないけど、切られたカード次第では考えなくもない。そういうお話かと思います。メッツに誰を出してくれるのか、あるいはメッツがシンダーガードを出してまで欲しい選手がいるのか、そういうお話になると思います。

結論

結論としては、至って常識的な話です。しかし、FA・移籍は本当に何があるかわかりません。どうしてもローテーションの柱が欲しいチームが、4番を差し出すこともあるのがこのストーブリーグ。実際は金銭が絡んでいるので、我々には見えにくい事情があり、読めません。

有力クラブは?

今、名前が上がっているのは、アストロズ(モートン、カイケルのFA状況とL・マッカラーズJrの穴)、カブス(ダルビッシュ選手にも影響)、ブルワーズ(あと1人いれば、WSに行けたという思い)、ドジャース(WSで勝つため)、パドレス(オフの名物と化していますがメイヤーズというカードを持っている)。あと1チームはちょっとわかりませんでした。

 

今現在、パクストンをヤンキースが獲得したというパズルの1ピースが埋まったところです。このインパクトは、バンガーナーやカイケル、モートン、マチャド、ハーパーにも影響しています。もう少し様子を見たいと思います。

【編集後記】

いわゆる勤労感謝の日でもありますが、日本的には「新嘗祭(にいなめさい)」でもあります。日本好きの外国人はこういうのを知りたがるので、知っておくのもいいかもしれません。なんか上から目線ですみません。そういう意図は毛頭ございませんので。

実は昔、日本マニアの同僚がいて、答えられないことが多くて、日本人として恥ずかしい思いを何度もしたので。この経験から、本当の国際人とは自国のことを知ることではないか?と私は思うようになりました。

外国人に受けがよいのは、私のような会社員のジェネラリストよりも、宮大工さんとか舞妓さん(これはちょっと意味がちがうか)など、伝統をよく知る何らかの職人さんのようなお立場の人のお話が多いと思います。そのような方々にも負けないように日本のことを知るのもいいかな?などと考えております。

結構読みやすいです↓

【永久保存版】新嘗祭とは何の日か、新米はこの日まで食べてはいけない?|神社専門メディア 奥宮-OKUMIYA-
新嘗祭とは何の日なのか、神主さんに聞いてみました。11月23日の勤労感謝の日は、 もともと「新嘗祭(にいなめさい)」という祭儀がおこなわれる...

お読みいただき、ありがとうございました。

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