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【MLB2025】レッドソックス・吉田、開幕はトリプルA!手術後のリハビリでOFを守る準備に専念

吉田は開幕ILでウースターで調整

 現地2025年3月22日、レッドソックスのアレックス・コーラ監督は開幕のDH及びOFのプランを公表。DHから外れる見込みの吉田正尚選手がトリプルAウースターで開幕を迎える見込みとなりました。

 なお、これはあくまでOFを守る準備であり、DFAではないので吉田選手を応援する方はご安心ください。

手術後のリハビリ

 吉田選手は2024シーズン、右肩の痛みに苦しみ、痛み止めの注射を打ちながら試合に出場。その影響か、打撃も2023年と比較すると落ちました。

YearBAOBPSLGOPSHRRBI
2023.289.338.445.7831572
2024.280 .349 .415.7651056
吉田選手の過去2シーズンの成績

 10月半ばに地元マサチューセッツ州で右肩関節唇の手術を受け、現時点で5ヶ月目。復帰は人に症状によって様々で吉田選手の場合、現時点で100フィート(30m)のスローイング・プログラムに入っている状態。現地27日の開幕まで片手で数えられるようになった現在、まだゲームに出場できる状態ではないため、開幕はトリプルAでのリハビリ出場ということになりました。

メキシコには行かずにウースターに合流

 なお、レッドソックスは現地24日と25日にメキシコでのエキシビション・ゲームを行う予定ですが、、吉田選手はそこには出場せずにフロリダ州フォートマイヤーズに残って打席に立ち続け、その後トリプルAウースターに合流。4月1日から6日までフロリダ州ジャクソンビルで行われるシリーズにリハビリ出場することになっています。

 問題はいつメジャーに上がるのか?というところですが、レッドソックスのOFのメンバーが開幕から好調をキープし続ける状態であれば、肩の仕上がり状態をじっくりと待つかもしれず、そうなると1ヶ月くらい離脱するかもしれません。

デバースはDH出場

 アレックス・ブレグマン加入でラファエル・デバースの3Bでの出場のこだわりの問題が出てきたレッドソックスでしたが、いまではそれはおさまり、デバースもDHでの出場を了承した模様。

 これにはアレックス・ブレグマンがいつでもポジションを渡す姿勢を保ちつつ、3Bのフィールディングについてデバースになんの惜し気もなくスキルを伝授した姿勢も氷解の要因かと思います。さすがのブレグマンですね。

 このような状態なので、DHはやはりラファエル・デバース。よって吉田選手はOFを守る必要が出てきたました。

吉田もOFの守備を望む

 このようなチーム事情はあるにせよ、吉田選手自身もOFで契約した以上、再び守備に就くことを望んでいたとも言われており、昨秋の手術も吉田選手の覚悟の現れと見て良さそうです。

 レッドソックスのOFはジャレン・デュラン、セダン・ラファエラ、ウィリャー・アブレイユ、ロブ・レフスナイダー、そしてローマン・アンソニーがおります。ローマン・アンソニーは期待のトップ・プロスペクトですが、今グレープフルーツ・リーグでの打率が.212ですので、一旦はウースターに送られるかもしれません。最初、飛ばしすぎて疲れが出ているのかもしれません。

 ウィリャー・アブレイユはスプリング・トレーニング開始時は体調が悪く、合流が遅れて今は絶賛追い込み中という段階。ゆえにジャレン・デュラン、セダン・ラファエラの2人は決まっていますが、3人目をどうするのか?という状況でもあります。

コーラは吉田がお気に入り

 2024年、「どうしてコーラ監督は吉田を守備に就かせないのか?」と疑問に思った時期があったのですが、上述の通り、肩の問題があったようです。この辺りはやはり現場でないとわからない問題があるので、ファンはむやみに采配に口出ししてはいけない典型ですね(筆者も反省しております)。

 アレックス・コーラ自身は吉田選手のプレーを気に入っているのは事実で、2023年のルーキーシーズン前半のバット・スイングを求めているとのことです。

 「彼は健康だし、仕上がりもここ1年半とは違う。(違和感が)しばらく続いていた。彼はそれを乗り越えた」と現在の吉田選手の状況を分析。

 吉田選手は今グレープフルーツでは35-10で.286/.286/.400をマーク。HR 1、RBI 7と結果を出しております。肩の痛みが再発しないようにしっかりと治して、合流してもらいたいですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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