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【ナ・リーグ2020】”アキーノ・DH”のレッズなどユニバーサルDHでメリットのある選手やクラブなど

MLB移籍/FA情報

ユニバーサルDHで活躍の場を得る選手も

 現地2020年5月13日、MLBと選手会側のミーティングはありませんでした。MLB側はヘルスケアのソーシャルディスタンス・プロトコルのドキュメント作成の時間が必要ですし、双方ともにレベニューシェアリングの問題の落とし所の策定に時間を割いていることと思います。

 これから5月末から6月初旬までの数週間は非常に大事な数週間になります。

個人的にはNLのDHには反対ではあるが

 ユニバーサルDHのユニバーサルは、「普遍的な」という意味ですから、平たく言うと、ナ・リーグでもDHをデフォルトで使用するということになります。

 ユニバーサルDHは現時点では決定事項ではありませんが、選手会側は2020年は賛成するものと見られています。なぜなら、2020年は82試合の短縮シーズンになるがゆえに、少しでも多くの選手の出場機会を増やすには得策だからです。その意味で2020年に関しては選手にとって優しい制度になるとは思います。

 ただ、MLBは2021年以降も引き続き導入する可能性もあり、そうなると投手のヒッティングが好きな筆者などは反対の立場をとらざるを得ません。やはり投手の打席はおもしろいですからね。 

NL各クラブのDH候補と状況

 2020年は導入となりそうなユニバーサルDHで、メリットを得る選手やクラブを見てみたいと思います。

東地区

ブレーブス

 外野はロナルド・アクーニャ・Jr.、ニック・マーケイキス、エンダー・インシアーテの布陣がもっとも強そうな形となるブレーブスですが、アダム・デュバル(A. Duvall)、オースティン・ライリー(A. Riley)そして、2020年カージナルスからFA加入となったマーセル・オズーナ(Marcell Ozuna)などがDHの候補になると見られています。

 個人的には若いライリーには3Bでカマーゴと勝負してもらいたいところですが、昨シーズン右膝のLCLを断裂した時期もあり(9月には復帰)、その状態次第でDHもありかと。怪我からの復帰の意味では、すでに回復しているとは言うものの肘を痛めたフレディー・フリーマン(F. Freeman)も候補。ただ、守備がいいのでフリーマンは原則1Bで起用したいところです。1Bの守備は実はとてもむずかしいです。また、タイラー・フラワーズと捕手を争うトラビス・ダーノーもあり得ます。

  • オースティン・ライリー
  • マーセル・オズーナ
  • ニック・マーケイキス(ベテランゆえ)
  • フレディー・フリーマン(肘次第)
  • トラビス・ダーノー(捕手休養日)
ナショナルズ

 2019ワールドシリーズ制覇のナショナルズは、やはりハウィー・ケンドリックがもっとも出場機会増のメリットを受けると思われます。あとはミスター・ナショナルズのライアン・ジマーマン。彼ら2人のどちらかがDHなら、期待のカーター・キーブームを3Bか2Bで起用することが可能。エリック・テームズは1B、DH双方でも見込めます。外野NO4のマイケル・A・テイラーの起用もあり得ます。かなりオプションが増えます。

  • ハウィー・ケンドリック
  • ライアン・ジマーマン
  • エリック・テームズ
  • マイケル・A・テイラー
メッツ

 メッツは左肩を痛めていたJ.D.デービス(すでにスプリングトレーニングでは復帰済み)を肩の状態次第でDHで起用することもあり得ます。ジェイク・マリスニックをアストロズからFAで獲得していますので、オプションが増えそうです。またピート・アロンソをDHで起用するなら内野もオプションが増えます。そして3月時点ですでにベースランニングのコーナリングをするまでに回復したと言われるヨエニス・セスペデスですが、彼がメジャーに復帰するならDHでの起用もありえますが、どうなるでしょうか。

  • ピート・アロンソ
  • J.D.デービス
  • ヨエニス・セスペデス(足の回復次第)
フィリーズ

 フィリーズは2019シーズン6月に左ヒザのACLを断裂したアンドリュー・マッカッチェンが候補。膝の状態を見ながら、使えます。これは大きなメリットですね。

  • アンドリュー・マッカッチェン
  • ジェイ・ブルース
  • カイル・ガーリック
  • J.T.リアルミュート(捕手休養日)
マーリンズ

 外野NO.4で1B候補でもあるギャレット・クーパーがDH候補になりそうです。あとは1B候補のヘスス・アギラル。

  • ギャレット・クーパー
  • ヘスス・アギラル
  • マット・ジョイス
  • コーリー・ディッカーソン

中地区

カージナルス

 トミー・エドマンを活かす布陣をとるという意味ではここ数年故障がちなマット・カーペンター、あるいはスプリングトレーニング中に右肘痛を患ったポール・ゴールドシュミットが候補に。

  • マット・カーペンター
  • ポール・ゴールドシュミット
  • ブラッド・ミラー
ブルワーズ

 ブルワーズはまめに補強しましたので、DHでかなりメリットを得そうです。やはり1番はライアン・ブラウンを毎日使えるようになるということでしょう。また、内野も多く補強していますので、ヒウラのDHもあるかもしれません。ただ、ヒウラには少しでもゴロを捕る機会を増やしてもらいたいですね。

  • ライアン・ブラウン
カブス

 クリス・ブライアントはできれば3Bで起用してもらいたい。カブスの場合は、デフォルトでカイル・シュワーバーがDHに入れば、単純に怖い打線になるかなと思います。

  • カイル・シュワーバー
  • ウィルソン・コントラレス(捕手休養日)※アマヤを使う機会も出てくる。
レッズ

 秋山選手加入で厚くなったレッズの外野ですが、何よりアリスティディス・アキーノを毎日使えるのが大きなメリットです。これは大きいと思います。ニック・センゼルも試合に出せますからね。秋山選手は当然CF。

  • アリスティディス・アキーノ
パイレーツ

 パイレーツはジョシュ・ベル、グレガー・ポランコをDHで起用できれば他の選手の可能性が高まりそうです。

  • ジョシュ・ベル
  • グレガー・ポランコ

西地区

ドジャース

 多くの優秀なヒッターを抱えるドジャースもDHでメリットを享受できるクラブの一つ、というかほぼ筆頭と言っていいかもわかりません。マット・ビーティーやギャビン・ラックスに守備の経験を積ませるのかどうかというオプションを試したくなるほどよい選手がたくさんおります。

 逆にクリス・テイラー、エンリケ・ヘルナンデスなどのユーティリティーはDHよりも守備につかせる方がメリットがあるので、彼ら2人の使い方はちょっと難しくなりそうです。いい選手だけにどちらかがDHという使い方にはなると思います。

 ドジャースは何よりムーキーがいますからね。DH筆頭となると、ポロックかもしれません。

  • A.J.ポロック
  • ジョク・ピダーソン
  • クリス・テイラー
  • エンリケ・ヘルナンデス
ダイヤモンドバックス 

 スターリン・マルテとコール・カルフーンが加入したDバックス。複数のポジションに対応できるジェイク・ラムの使い方がポイントになりそうです。コンディションを整えるため、誰を休ませようかという状態です。

  • ジェイク・ラム
ジャイアンツ

 ジャイアンツはOFにハンター・ペンス、ビリー・ハミルトンを獲得。今、OFはヤストレムスキーを中心に布陣を考えるのがベターかと。できれば、ヤジエル・プイーグ獲得に走ってもらいたいところではあります。

  • バスター・ポージー(捕手休養日)
  • ハンター・ペンス
ロッキーズ

 ほぼ補強がなかったロッキーズ。ロッキーズこそプイーグ獲得を!という意見もあります。

  • ダニエル・マーフィー
  • イアン・デズモンド
パドレス

 トミー・ファム、トレント・グリシャムを獲得しているパドレス。DH筆頭ならウィル・メイヤーズかもしれません。パドレスはプロスペクト用にポジションを空ける使い方になるではないか?と思います。

  • ウィル・メイヤーズ

 選手個人としてはライアン・ブラウンがもっともよい出場機会を得るのではないかと思います。あとクラブでは私はアキーノを毎日使えるようになるレッズに大きなメリットを感じます。そしてドジャース、ナショナルズは起用方法にこまるくらいメリットが多いと思います。ブレーブス、ブルワーズ、メッツ、フィリーズもメリットがありますね。

 なお繰り返し、書かせていただきますが、2021年はやはり投手を打席に立たせて欲しいと思います。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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