スポンサーリンク

【MLBワイルドカード2020】ドジャース、ブレーブス、アスレチックスがディビジョン・シリーズへ進出決定

2020ワイルドカード・シリーズ

 現地2020年10月1日、3クラブがディビジョン・シリーズ進出を決めました。どのカードもこの段階で潰し合うのは忍びないと思えるほどの好カードとなりました。

 では順番に見て行きます。

AL:アスレチックスが決戦を制し、ALDSへ

 ア・リーグのワイルドカード・シリーズで唯一3戦目に突入したのが、ホワイトソックス@アスレチックス戦。

Game1

 Game1はルーカス・ジオリトが7回途中までパーフェクトを演じる好投を見せ、ホワイトソックス打線はデータ通り、左腕のヘスス・ルザルドを攻略。Game1はある意味、順当にホワイトソックスが4−1のスコアで勝利。

Game2

 Game2はアスレチックス打線がシーズン6勝のダラス・カイケルの立ち上がりを捉え、マーカス・セミエン、クリス・デービスのHRなどで2回までに4点を先制。これをレギュラーシーズン5勝のアスレチックスの先発、クリス・バシットが7回まで1失点と持ちこたえ、アスレチックスが5−3のスコアで勝利しました。

 Game1で左腕に強いホワイトソックス打線にあえて左腕のルザルドをぶつけたのは、意図があったように思います。若い選手が中心のホワイトソックスに実感として「ちょろい」と思わせてスキをつくる。そのような深慮を感じるのは筆者だけでしょうか?

 それにしても広いコロシアムで結構HRが出ますね。反発係数が高めのボールのような気がしますね。

Game3

 そして決戦となったGame3はホワイトソックスはオープナーを採用。アスレチックスは結果的にオープナーになってしまったという印象を持ちます。

ホワイトソックスが先制

 先制したのはホワイトソックスで2回にルイス・ロバートが487 フィート(148.4m)の大きなHRで1点。3回にはルイス・ロバートとノマー・マツァーラのタイムリーで2点を奪い、3回を終えてホワイトソックスが3−0とリード。

 これがまた楽勝ムードを作ったのかもしれません。

ショーン・マーフィーが価値ある2ランHR

 しかし、アスレチックスは4回裏に、2019年デビューのショーン・マーフィーが2ランHRを放って3−2と1点差に。さらにカルロス・ロドンとマット・フォスターがコントロールで苦しむところを2点追加。4-3と逆転に成功。その後も点を奪い合いましたが、6- 4でアスレチックスが逃げ切りました。J・B・ウェンデルケンがゲームを落ち着かせました。

 ジェイク・ディークマン、ホアキム・ソリアもヒヤヒヤでしたが、なんとかライアム・ヘンドリクスにリレーしました。

ギャレット・クロシェは1回に登板

 大注目のホワイトソックスの豪腕、ギャレット・クロシェは1回2アウトから早くも登板。もっと後でもよかったのではないかと思いましたが、思い切りましたね。クロシェは期待どおり、イニングをまたいで打者2人を三振に仕留めました。ちなみにこの日は100mphはなし。

 つづいてナ・リーグです。

ブレーブス、レッズに連勝し、NLDSへ

 現地2020年10月1日、ブレーブスもDS(Division Series)への進出を決めました。

 レッズのルイス・カスティーヨから1得点

 ブレーブス打線といえども、やはりルイス・カスティーヨにはてこづっていました。4回まで無得点。しかし、5回裏にロナルド・アクーニャ・ジュニアのタイムリー2塁打が飛び出して1得点。

 アクーニャはさすがですね。

イアン・アンダーソンが好投

  イアン・アンダーソンには称賛の拍手を送りたいです。6回を投げきり、2ヒッター、スコアレス、奪三振9。デビュー戦より良かったかもしませんね。

 ムスターカスがヒットレス

 一方、レッズ打線ですが、ちょっと湿っていました。マイク・ムスターカスが2戦ともヒットレス。秋山選手もヒットレスに終わりました。

 ブレーブスは8回、シーズン2冠のマーセル・オズーナ、そしてアダム・デュバルにも一発が出て、ダメ押しとなりました。また、イアン・アンダーソン降板後もウィル・スミス、クリス・マーティン、マーク・マランソンがパーフェクト・リレーを演じ、結果、5−0でレッズを下し、NLDS進出を決めました。

ドジャースがブルワーズをスイープ

 今季のブルワーズでは、さすがにドジャースに歯向かうには厳しいと思っていた通り、ドジャースがブルワーズをスイープ。

 Game2ではブルワーズ先発のブランドン・ウッドラフが意地の投球を見せ、9三振を奪うも、ドジャース先発のクレイトン・カーショウがそれを上回る8回、3ヒッター、13奪三振の好投を見せ、ブルワーズに付け入るスキを与えませんでした。

 クレイトン・カーショウとブランドン・ウッドラフというと、いみじくも、2年前のNLCS Game1でウッドラフが、カーショウからHRを放ったシーンが頭から離れませんが、今季のポストシーズンはナ・リーグもDH採用で同じ出来事は起こりませんでした。やはりナ・リーグは投手も打席に立って欲しいですね。

 ドジャースはムーキー・ベッツが追加点となるLF線への二塁打を放ち、存在感を見せています。

 お読みいただき、ありがとうございました。

 

 

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2025】エンゼルス、ジェイコブ・デグロム先発のレンジャーズに4-0でシャットアウト勝利
【MLB2025】ザック・ウィーラー、胸郭出口症候群(TOS)と診断される!手術必至で2025年のシーズン・エンドが濃厚
【MLB2025】ドジャース、フリーマンの2発と大谷の45号でパドレスに快勝!山本が11勝目をマーク
【MLB2025_8月】パドレスが盤石の試合運びで連勝して単独首位へ!ドジャースはたったの2安打
【MLB2025】ギャレット・クロシェが11Kで14勝目!レッドソックスは12得点!
【MLB2025】ブライアン・ベイヨーが7回スコアレス投球!レッドソックス、ヤンキースに1-0で勝利
【MLB2025】シェーン・ビーバー、TJから華麗に復帰!!6回9Kの快投を披露
【MLB2025】不全骨折(ヒビ)のまま強行出場を続けたカイル・タッカーが34日ぶりにHRを放ち、勝利に貢献!
【MLB2025】デバースがいなくなってもアンソニーが!レッドソックス、ブロンクスでの熱戦を制す
【MLB2025】ドジャースが悲惨な敗戦!ロッキーズに完敗。先発の大谷は打球が足に直撃して途中退場
【MLB2025】ドジャース、大谷の44号HR & A・コールの活躍でロッキーズに完勝!
【MLB2025_8月】ドジャースが底力を発揮してパドレスをスウィープ!直接対決の勝ち越しも決め、優位に立つ
【MLB2025】フィリーズのザック・ウィーラーが右肩付近の血栓のため、15 Days ILへ
【MLB2025】アストロズのジョシュ・ヘイダーは左肩関節包の捻挫と判明。しかし、PSでの復帰に意欲
【MLB2025_8月】PCAが復調の3安打!しかし、スピードが裏目に出るミスも出てカブスは敗戦
【MLB2025】ナショナルズ、ナサニエル・ロウをDFAに
【MLB2025】ブルワーズが12連勝を達成!8月は負け無し!(追記:14連勝でフィニッシュ)
【MLB2025_8月】大谷が5回のマウンドに上がるも、初勝利ならず!LAAは年間でLADをスウィープ!
【MLB2025】大谷が勝ち越しの43号!しかし、ドジャースはサヨナラで敗戦し、パドレスに並ばれる
【MLB2025】ドジャースのトニー・ゴンソリンが今季終了。インターナル・ブレース手術を実施
【MLB2025】ミルウォーキーが洪水被害に遭うも、ブルワーズは0-5から大逆転してメッツをスウィープ(今季2度目の9連勝)!
【MLB2025】大谷が40号HR!ドジャースはスネルも好投し、トロントに大勝!
【MLB2025】レッドソックスは9回に追いつくも、サヨナラ負け!隠し球も出たパドレスとのGm2
【MLB2025】カーショウとシャーザーのマッチアップはスキルが結集した好ゲームに!大谷、ムーキーが活躍してLADが勝利
【MLB2025】W・ビューラーが6回無失点と好投!吉田もHRを放ち、レッドソックスがパドレスとの初戦に勝利!
【MLB2025】マリナーズが首位と1.5ゲーム差に!しかし、1Bのジョシュ・ネイラーが左肩を傷める!
【MLB2025】レッドソックス、ローマン・アンソニーと8年/130Mドルで延長契約へ
【MLB2025】クイック投法で100mph!大谷が4回/8Kをマーク。打っては39号/メジャー1000安打達成
【MLB2025】ギャレット・クロシェ、9日の休養で凄みを増して13勝目!レッドソックスは7連勝!
【MLB2025】カイル・シュワーバーが大谷を抜く39、40号のマルチHR!
タイトルとURLをコピーしました